「こんな自分が嫌いだ」と日々悩まれている方が脱出するヒント
私は職業柄、仕事では自分のことが大好きな方とはほとんどご縁がありません。
当然「自分が大嫌い」という方たちとたくさんのご縁をいただき、一緒にカウンセリング・セラピーを通して真剣に向き合っていき、数多くの方が自分嫌いから卒業されていきました。
一緒に乗り越えていった分、卒業していくときはちょっとだけ寂しい気持ちになりますけどね(笑)
何より私自身が40年近く自分のことが嫌いでした。
それもこの世から抹消したいくらい大嫌いな時期が多かったです。
ですから、生まれて約40年間は、一度たりとも自分のことが好きだと実感したことはありません。
私の経験から言って、自分のことが嫌いだと以下の方程式ができあがる可能性がかなり高くなると考えられます。
自分が嫌い=自己評価が低い=自分の能力を発揮しにくくなる
どうですか?
自分が嫌いな方、心当たりありませんか?
もし上記のような方程式が出来上がってしまったとしたら、人生損をしている気分になるかもしれません。
実際に私はそれで恋愛、仕事、スポーツなどで自分を出せずに不完全燃焼に終わってしまい心がモヤモヤとすることがかなりありました。
そのたびに自分を責める・・・。
このような悪循環のループから、抜け出そうと思ってもなかなか抜け出すことができない・・・。
このループかなりしんどいんですよね。
もしこれだけを読まれて共感してくれた方がいたとしたら、この記事はあなたの救世主になるかもしれませんよ・・・。
私は開業する前に心理学、臨床心理学、催眠療法(ヒプノセラピー)、NLP(神経言語プログラミング)など色々と勉強をしているうちに自分嫌いを改善していくための技法やセラピーを発見していきました。
その技法を様々な角度から自分で自分に試していきました。
その結果、現在では自分嫌いはすっかりなくなり、自分らしく生きられるほどの人生に変わってきています。
ですから、自分嫌いで悩まれてご相談に来られている方が改善していくためのサポートもさせてもらっています。
この記事では自分嫌いから抜け出す大ヒントをお伝えしていきますのでお楽しみに・・・。
また「自己肯定感を高めたい」と願っている方は、以下の記事も合わせてご覧になられるとさらに深いレベルでご理解できるかもませんね。
どんな自分が嫌いなの?
自分嫌いを改善していくためには、まずどんな部分の自分が嫌いなのかを明確にする必要があると私は考えています。
ですから、自分のことが嫌いと言っても、人それぞれ嫌いな部分が異なってくることもあります。
それが明確になっていないうちは、対策方法が無いと言っても過言ではないです。
例えばある女性Aさんが旅行会社に訪れて以下のような会話があったとします。
Aさん「旅行に行きたいんですけど良いプランありますか?」
受付「どちらに行かれるんですか?」
Aさん「まだ決めていなんです」
受付「海外ですか、国内ですか?」
Aさん「それがどこに行きたいのか自分でもわからなくて・・・」
受付「今、キャンペーンで北海道でお得な質の良いプランがありますよ」
Aさん「北海道ですか、ん~」
と、まーこんなやり取りが続いていたとしたら、Aさんは旅行に行けるんですかね・・・。
Aさんはどこに行きたいのか決まっていませんよね。
ここが決まらなければ旅行の一歩も踏み出せません。
わかりやすくするためにちょっと大げさな例でしたけどね。
自分のことが嫌いな場合も当然のことですが・・・
どこが嫌いなのかが明確になっていないと対策のしようがない
ということをご理解していただけると今後お役に立てると思います。
自分嫌いリスト
これからどんな自分が嫌いなのかを明確にしていくために5つのシンプルなカテゴリに分けてみました。
ある程度この部分がわかってくれば、どこをどのように対策していったらいいのかが、わかってきます。
①性格的傾向
②容姿や体質
③価値観や考え方
④自分の存在自体
⑤能力的なこと(学力、スポーツ、仕事、芸術など)
では一つ一つ解説していきますね。
①性格的傾向
性格的傾向で一番わかりやすいのが、よく言われている楽観的性格なのか?悲観的性格なのか?
楽観的、悲観的と言われても中には、それほど詳しくない方もおられるかもしれませんので、例を挙げて解説していきますね。
コトバンクでそれぞれを調べるとこうなります。
楽観的・・・物事をうまくゆくものと考えて心配しないさま。
悲観的・・・先行きに望みはないと考えるさま。望みのもてないさま。
さて、これだけではなかなか分りづらい可能性がありますので、以下のお話をイメージしてみましょう。
ある会社で2名の男性が新入社員として入社し、その2名は同じ営業という部署に配置されました。
1か月が経過した頃に上司から2人が呼び出されて、ちょっと叱られてしまいました。
●上司がB男に対してこんなことを言っています。
「お前は鈍感すぎる。もっとお客さんの立場になって考え、気を遣えるような男にならなければ通用しないぞ」
●上司がC男に対してこんなことを言っています。
「お前は緊張しすぎでそれがお客さんに伝わっている。もっとリラックスしなきゃこの世界では食っていけないぞ」
ここで質問です!
上司に叱られて極度に落ち込んで自分を責めているのは、B男ですか?C男ですか?
上司に叱られてそのことが2週間も頭から離れないのは、B男ですか?C男ですか?
上司に叱られて「まー何とかなるだろ~」と思っているのは、B男ですか?C男ですか?
上司に叱られてそれほど心にダメージを受けてないのは、B男ですか?C男ですか?
これは私が答えを出すまでもないでしょう。
そして、確率論で言うとB男とC男ではどちらが自分を嫌いになりやすいのか・・・。
もちろん状況や場面によって、楽天的に考えるのか、悲観的に考えるのかは人それぞれ異なってくるかと思いますけどね・・・。
ちなみに私は悲観的性格に当てはまります。
以前はそんな自分が大嫌いでした(笑)
他にも性格の傾向として挙げておきますので参考にされるとよいでしょう。
外向的か?内向的か?
攻撃的か?受動的か?
鈍感か?敏感か?
感情的か?理性的か?
短気か?気長か?
アウトドア派か?インドア派か?
気が強いか?気に弱いか?
自分がどういった性格的傾向が強く出ているのかをまずは自己分析するといいでしょう。
※何かの場面や状況でというよりも基本的な自分の軸みたなものです。
②容姿や体質
ここは説明するまでもないと思います。
骨格、体型、頭の形、髪の毛、顔全体、目、鼻、耳、口、手、腕、胸、背中、腰回り、お尻などの形、大きさ、長さなどですね。
自分の体のどこのパーツが嫌いなのか?
我々人間は欲深い動物ですから、おそらく容姿に関してパーフェクトと言い切れる方はそんなに存在していないのかと推測しています。
体質としては、汗をよくかく、体臭、毛深い、脂性、太りやすい、病弱、アレルギーなど様々にあります。
ここで一番私が言いたいことです。
カウンセリング・セラピーをしていると特に女性に多いのですが、誰が見てもルックスは良いのに自分で自分の容姿が嫌いだと言う方とご縁があったりします。
この場合はかなりの確率で幼少期の親子関係に原因があることが多いです。
あとは学生時代に周りから容姿のことで酷い言葉を浴びせられて心が傷つけられた可能性もあります。
この原因については「自分のことを嫌いになってしまった原因」のところで様々な角度から、詳しくお伝えしていきます。
③価値観や考え方
価値観や考え方は、性格が影響していることも多々あると思います。
しかし、性格が影響していない場合もあるのも事実です。
もしかしたら、我々人間が元々持っている性欲などは、人それぞれの満たし方などが違ってくるかもしれません。
また自分が興味を持っていることや趣味などもそうです。
いわゆる○○○マニアなんかもそうですね。
これだと抽象的でわかりにくいかもしれませんので、例を挙げますね。
この例は自分のことが嫌いでご相談に来られた40代男性です。
どんな価値観を持っていたかというと
「自分は聖人君子でなければいけない」
反対に「聖人君子でない自分は大嫌い」とも表現できます。
これだけガチガチの価値観を持って日常生活を送っていたら、どうでしょうか?
人の評価ばかりを気にし過ぎて、自分を押し出せず、自己否定ループにはまってしまい、ストレスばかりが溜まり、イキイキとした人生からほど遠くなってしまいます。
この価値観や考え方(ビリーフ)については、この男性を例に挙げてわかりやすく解説している記事もありますので、そちらをご覧いただけることもできます。
④自分の存在自体
カウンセリングをして色々とお話を進めているうちに
「自分の存在自体が嫌いなんです」
という方が意外と多いです。
そういった方に詳しくお聞きすると「全部嫌いです」と答えが返ってくることもあります。
このような場合、他人がその人の長所を見てよこしまな想いもなく素直に褒めたとしても否定的な表現で返されることが非常に多いです。
これを繰り返していると人間関係もぎくしゃくしていく確率も高まっていくかもしれませんね。
人間関係が上手くいかないとそれでまた自分の存在を嫌いになってしまう想いがどんどん強くなっていく傾向もあります。
また自分の存在自体が嫌いだと以下のような価値観がすり込まれている可能性もあります。
「自分の存在を好きになってくれる人なんてこの世に存在しない」
「自分なんて生きている価値がない」
このような思い込みが心に強く根付いていたら、それはそれは生きることがしんどいですよね。
ちなみに私は「自分なんて生きる価値がない」と長年思い込んでいた人間でした。
もちろん自分の存在自体も大嫌いでしたよ。
それが影響してか、恋愛で上手くいかないことが多くめちゃくちゃ悲しい想いをしました(泣)
※自分の存在自体が嫌いな場合、改善していくためにはカウンセリングやセラピーが必要になると私は考えています。
⑤能力的なこと(学力、スポーツ、仕事、芸術など)
この部分はかなりの方が、経験してきたと予想されます。
ここの部分を一度は不快に感じたり、情けないと想ったり、自分のことが嫌いになったりすることもあったんではないでしょうか・・・。
何かに夢中になりそれを真剣に取り組めば取り組むほど、壁にぶつかったときに能力のない自分に失望する・・・。
一時だったらいいのですが、それをずっと引きずっていると辛いですからね。
以前、私のところにご相談に来られた20代の女性は、舞台役者さんでした。
役者の演技能力がない自分自身を嫌って、自信を失っていました。
それに他人からの評価を気にするあまり過度に緊張して、自分の演技に集中できないメンタル状態にも陥っていました。
自分の限界を知り、能力のない自分を嫌うことはよく聞く話だと思いませんか?
しかし、そこからまたはい上がって努力し続けた人が一流になっていくのかもしれませんね。
もちろん持って生まれた能力のある非凡の人が、我々凡人以上に努力したら勝てませんけどね。
彼女の場合は、カウンセリング・セラピーを受けたことにより、対人緊張が激減して、自分の能力を発揮しやすいメンタル状態になり、自信を取り戻すことができました。
話が変わりますが他に考えられる要素として
元々備わっている能力が不器用
他人よりも何かを習得するのに時間がかかってしまうことが多い人のことです。
ちなみにこれは私です(笑)
ちょっと余談ですが、私がNLP、ヒプノセラピー関係のセミナーに参加したときもそうでした。
講師の言っていることを周りは結構理解してワークなども行っているのに私はぜんぜんわからなくてワークをどう進めて行ったらいいのかもわからない・・・。
そんな状態でセミナーに参加しているので、私は必ずボイスレコーダーに録音して家に帰り何十回と聞きます。
それでやっと理解できる感じです。
習得する心理テクニックも何十回と練習を行わないと身につかない。
ですから、当時はそんな不器用な自分を責めることも多かったです。
不器用ってめんどくせ~ってね。
今まで5つの自分嫌いリストの説明をしてきました。
自分嫌いリストの中で1つの方もおられるし、3つの方もおられるし、全部の方もおられるかもしれませんね。
あなたは何個あったでしょか・・・?
以上で自分嫌いリストを終了します。
もちろんこのリスト以外の自分を嫌っている要素もあると思いますけどね。
過去の自分が許せないとか・・・。
もし自分で嫌いなリストを見つけたら、それもリストに付け加えてみるといいですね。
嫌いになったのは何かの原因がある
自分のことを嫌いになってしまったのは、必ず何かの原因があります。
だって、生まれて間もない赤ちゃんが「ボクは自分の存在が嫌いなんだ」って想像できます?
脳みその中にまだ何も記憶がないわけですから、そんなことを思えるはずがありません。
スピリチュアルの好きな方は「いや、前世の記憶ある」と言いたくなるかもしれません。
私も前世療法を依頼があったときだけ行っていますので否定はしていませんが、ここでお話していることは今世ということでご理解くださいね。
なぜ自分を嫌いになる?
簡単に言うと自分を嫌いになってしまったのは、現在のあなたの記憶の中に自分のことを嫌いにならざるを得なかった何かの出来事や他人の言葉や態度が影響していると考えられます。
そういった環境の中でいつ・どこで・誰が影響してかはわかりませんが、自分自身が以下のような思い込みを強く持ってしまったことが大きな原因と考えられます。
「こんな自分は恥だ」
「こんな自分じゃ嫌われる」
「こんな自分じゃ認められない」
「こんな自分じゃバカにされる」
「こんな自分じゃ何やってもダメだ」
ここでは親からの影響と他人からの影響、2つにわけて先ほど挙げた「自分嫌い5つのリスト」と照らし合わせながら、解説していきますね。
親からの影響
5つのリストの中でも④の自分の存在自体を嫌っていると「自分は生きている価値がない」とまで思い込んでいることがありますので、①~⑤まですべて該当してしまう可能性が非常に高くなってしまいます。
特に自分の存在自体を嫌いになっているのは、親の愛情不足が原因であると私はたくさんの方のカウンセリングをさせてもらい痛感しています。
また親の愛情不足の原因は様々なパターンがあるのも事実です。
言い換えると・・・
自分のことを嫌いにさせられている
こうなっていると自分にまったく自信が持てず、自己否定が強くなり、自己嫌悪がますます発展していってしまいます。
最悪の悪循環ですよね・・・。
それが顕著に表れているのがアダルトチルドレンと言われる人たちです。(私も該当します)
簡単にいうと親からの愛情が不足して育てられてしまった人たちです。
アダルトチルドレンと親の愛情不足がどのような悩みに発展してしまうのか?
この2つについて詳しく解説している記事がありますので、そちらを参考にされるといいでしょう。
他人からの影響
我々人間は基本的に幼稚園、小学校、中学校、高校、大学へと進み社会人になっていきます。
もちろん通常の学校へは行かずにフリースクールや通信で高卒資格を取って、大学に進学する方もおられるし、高校へは行かずに独自の人生を歩む方もおられます。
どの道を進もうが、自己責任ですので正しい間違いはないと私は考えています。
またこういった年齢のときは、やたらと同級生と様々なことを比べたがるものです。
学力、運動能力、芸術的な能力(特殊能力)、友達の数、モテるモテない、恋愛経験、家庭環境などなど・・・。
部活でいくら努力しても努力しても運動能力のある奴には敵わずに自らの運動能力のなさを惨めに感じて、そんな能力のない自分を嫌いになってしまうかもしれません。
それが運動だけではなく、音楽、美術、文芸、演劇などの能力もそうです。
どこの世界もそうですが、上には上がいますからね。
自分の能力のなさを知ってしまうのは、非常に残酷なことかもしれません。
それが人生をかけて真剣にやっていればいるほど、ショックは隠せないでしょう。
⑤の能力的なこと(学力、スポーツ、仕事、音楽、芸術、美術など)の部分のお話でした。
▼ここからは①と③の性格、価値観の部分です。
この部分を他人から批判され続けられると自分が嫌いになってしまう可能性が必然的に強くなってしまいます。
特に思春期などは、みんなとちょっと違った容姿、性格、考えなどがあったりすると批判や悪口、いじめのターゲットになりやすかったりすることもあります。
以前、私のところにご相談に来てくれた高校3年生の女の子はクラスの男子から、酷いいじめを受けていました。
もちろんそんな自分のことも大嫌いで、これからの大学生活に強烈な不安を抱えて悩んでいた状態です。
ただ内向的でおとなしく、口下手ということだけで男子から毎日のように酷い言葉を浴びせられていたのです。
何を言われたか、彼女は私に伝えてくれましたが
「それ!言ってはいけないだろう」
というくらい本当に酷い言葉です。
仮に私が学生時代に女子からあんなことを言われたら、恋愛どころか人間不信になって引きこもってしまったかもしれません。
そして高校を辞めていたと思います。
だから彼女は、自らの性格や価値観の部分を男子から、否定され続けられたことで自分のことを嫌いにさせられてしまったわけです。
しかし、最近は学生時代だけではなく社会人になってからもセクハラ、パワハラ、モラハラなどといったこともいたるところで起こっているのも事実です。
▼ここからは②容姿や体質の部分です。
ここも思春期は平気で「ブス、キモイ、デブ」とかを言われる可能性が高い時期ではないでしょうか・・・。
中高生のカウンセリングもよくさせていただくのですが、ご相談内容の中に容姿を批判されて自信を失い、自分を嫌いになってしまうことも多々ありました。
私も思春期の頃は「チビ、サル」とか言われたこともありました。
最悪なのが今まで友達だと思っていた子が、手のひらを返したようにいじめ側になってしまう・・・。
または自分が好意を寄せている異性から「キモイ」とか真面目に言われたりするとショックで立ち直れないくらいダメージを受けます。
ここまで行くと自分を嫌いになるどころか、人間不信になってしまいますよね。
これも以前、私のところにカウンセリングを受けに来られた19歳女性のお話です。
この子は自分のことを以下のように思い込んでいました。
「自分はブスだ、可愛くない、顔が嫌い」
私から見ると十分に可愛い子です。
というよりも誰が見ても普通に可愛いと思うんじゃないですかね。
もちろん人の好みは違いますけどね。
しかしこのような場合
周りから「可愛い、キレイ、ルックスが良い」と言われ続けられても彼女の心には一切届きません。
実際にカウンセリングを進めてみると恐るべきことがわかりました。
それは母親が彼女が小学生の時から、容姿を批判するような酷い言葉と態度を取っていたことが原因だと明確になりました。
本来は子を守るべき立場の母親が、こんなに傷つける態度と言葉を表現していたのでは、それはそれは自分の容姿を嫌いになって当然だと実感しました。
これは一例ですが、容姿端麗にも関わらず自らの容姿を嫌っている方も少なくないと私は思っています。
そういった方たちの特徴として、親からありのままの姿を愛されなかったことを疑わざるを得ません。
ここは他人からの影響というより、親からの影響ということですけどね。
反対バージョンもあります。
失礼を承知でお話しますね。
これは男性にも女性にも言えることですが、ルックスは極めて普通くらいなのですが、自分で自分のことをカッコイイ、可愛いと思っている方もいらっしゃいますよね。
周りから見るとナルシストではないかと思うくらいに・・・。
大抵の場合、そういった方たちは自分のことが大好きなことが多いです。
周りにも居ると思いますが、自分大好き人間はなんか前向きで、人生楽しそうじゃないですか?
以上で自分のことを嫌いになってしまった原因について解説してきました。
嫌いではないレベルを目指す
今までのお話を読まれてきて、自分を嫌いになってしまったのは、他人からの影響が最も強いと感じられたのではないでしょうか・・・。
ではこれから嫌いになってしまった自分のことをどうやって、好きになっていったらいいのか?
これは今まで自分嫌いの方がカウンセリングを受けられて改善されていった傾向と私自身の経験ですが、いきなり「自分を好きになる」ことはハードルは高すぎると感じています。
もちろん個人個人の嫌いレベルがどれくらいの数値なのか?
によっても変わってきますけどね。
例えば腹筋運動を20回できるように目標を設定したとします。
そして今現在、1回もできない方と10回できる方が同じ食事と筋トレの質と時間を費やしたとしたら、誰が見ても10回できる人の方が20回に早く到達するのは目に見えています。
だから、まずは自分自身の嫌いレベルを知っていただくことがスタート地点ですね。
好き嫌いレベルを明確にする
これは以前ご相談に来られた方からヒントを得て、私が勝手に付け加えて設定したものです。
さてあなたはどこのレベルですか?
Sランク-自分のことが大好き
Aランク-自分のことが好き
Bランク-自分のことは嫌いではない
Cランク-自分のことが嫌い
Dランク-自分のことが大嫌い
Eランク-自分を消したい
Bランクの「自分のことは嫌いではない」以上のレベルであればまったく問題ありません。
自分のことが嫌い、大嫌いのレベルの方は自分のことを好きになるというよりもまずは・・・
自分のことは嫌いではないレベルを目指す
ですから、一歩一歩階段を確実に昇っていくイメージが大切かもしれません。
それと自分を消したいと感じられている方は、自分一人の力でそこから抜け出すことはかなり困難だと思いますので、腕の優れているカウンセラーやセラピストのところへご相談に行かれることをお勧めします。
そして、その苦しみから一日も早く抜け出したいものです。
私は自分を消したいレベルの人間だったので、つくづくそう思います。
最後に自分嫌いから抜け出すための大ヒントをお伝えしていきます。
自分嫌いを改善する大ヒント
今までこの記事で様々な角度からお伝えしてきました。
そして、何といっても自分嫌いを改善するための大ヒントとしては・・・
自分理解を深める
言い方を変えると・・・
自分で自分を見極める
このことに尽きます。
自分は
何が苦手で?
何が得意なのか?
容姿は?
能力は?
性格的気質は?
人間関係は?
経済力は?
などなどそうやって今現在の自分自身の状況に目を向けることが大切になってきます。
ここが自分嫌いを改善する大ヒントの第一歩になります。
コツとしては客観的に自分を観察する
これを明確にしていくことは、良い部分も悪い部分も自分自身をより深く知るということなので、プライドが高い方にはちょっとしんどいかもしれません。
得意分野のポジティブなところはいいのですが・・・。
我々人間はどうしてもネガティブな部分から目を背けがちになる傾向があります。
しかし、その部分から背けていては、一生自分嫌いから抜け出すことはできないと私は感じています。
そこに目を向けないということは、ダメな自分の部分を隠し続けて自分を偽るために仮面をかぶり、良い自分を演じて生きているみたいなものです。
こういったことをずっと続けていて、やがてうつ病になりご相談に来られる方もおられるくらいです。
もしここの部分で拒絶したり、知りたくない、見たくないという拒否反応があった場合は心理的抵抗があると考えられますので以下の記事を参考にされるといいでしょう。
改善する大ヒント
自分嫌いを改善するヒントは、自分大好き人間を観察していると様々なことが分かってくるのではないかと私は思っています。
自分のことを嫌いな人と自分のことが好きな人間では、正反対のことが多いです。
簡単な例を挙げるとこんな感じです。
自己肯定的→自己否定的
自己評価が高い→自己評価が低い
自分中心→他人中心
自分中心というのは、自己中とは違い自分の感情や想い、価値観を大切にしているという意味です。
他人中心というのは、他人を優先し過ぎてしまうことで自分の感情や想いをおろそかにしているという意味です。
違った角度から見ると自己肯定感や自己評価が高く、自分中心になれたとしたら、自分を好きになれるということでもあります。
自分のことが好きになってき出すと自然と自己評価も高くなってくる傾向があるのは実証済みです。(これは私のカウンセリング経験上のことです)
自分を好きな方と嫌いな方を比較してみるとある違いがあります。
その違いこそがここから抜け出す大ヒントになります。
それは・・・?
ありのままの自分をどれだけ受け入れているのか?
の違いが非常に大きいです。
自分を好きな方というのは、ある程度自己受容(ありのままの自分を受け入れる)が進んでいる傾向があります。
しかし、自分が嫌いな方はそれがなかなか出来ていないのが現状です。
だからこそまずはどんな自分が嫌いで、嫌いレベルはどれくらいなのかを明確にしていくことが重要だと私は考えています。
そこで私は自分嫌いを改善するために以下の基本的なことを提案します。
どこを
どのように
どうやって
この記事では「どこを」の部分は以下の5つのポイントで解説させていただきました。
①性格的傾向
②容姿や体質
③価値観や考え方
④自分の存在自体
⑤能力的なこと(学力、スポーツ、仕事、音楽、芸術、美術など)
「どこを」の部分が明確になったら、今度は「どのように」「どうやって」の部分が重要になってきます。
その2つは以下の記事に詳しく書いてありますので、自分嫌い卒業への第一歩として非常に参考になりますよ。
自分嫌いを脱出した30代女性
この女性の悩みはとにかく自分のことが嫌いでした。
以下が体験談に書いてくれた一部です。
「私はずっとずっと自分のことが嫌いでした。そしてずっとずっと『いい子』で過ごしてきました。他人の目から見た自分だけが全てで・・・
たくさんの自己啓発本を読み、スピリチュアルな物にも頼りましたが、結局共通していることは「前向きでいなさい、人の悪口は言ってはいけない、類は類を呼ぶ」といったようなことで、むしろ私のような人間はその本の中では『近寄らないほうが良い人』として・・・
毎日、理由のわからないイライラ、職場のキラキラした同僚、後輩への理不尽な妬み、できる自分でないと価値がないと・・・
どれもこれもモヤモヤが大きくなるばかりで、少しも楽になれる方法がありませんでした」
自分嫌いを手放せたことで最終的にこんなことが起こりました。
男女ともにモテるようになった
この体験談の全文はご覧になれますのでご紹介しておきます。
ちなみに手書きで書いてくれました。