他人と比較し落ち込む自分責めループから抜け出す3ステップ

自分嫌いを克服する秘訣

他人と自分を比較しているイメージ画像

 

他人と比較して落ち込み自分にダメ出し又は責める。

このパターンを繰り返して、自分を好きになれず、ネガティブに感じてしまう時間が増えて、しんどい思いをされている方も意外と多いのではないでしょうか・・・。

そんな方の中には、自分に絶望し人生に希望すら見えなくなってしまっている方もおられるかもしれませんね。

そんなネガティブループから抜け出せたらいいいですよね。

 

他人と比べ自分責めから抜け出す3ステップ

他人と自分を比較して落ち込み自分責めから抜け出す3ステップ

 

これからそのネガティブループから抜け出す3つのステップをご紹介していきますが、特に他人と比較して自分責めが癖になっている方には有効だと思っています。

またカウンセリングの現場でよくお聞きする言葉があります。

「頭ではわかっているけど、どうしても他人と比べて自分を責めてしまう」

こういった方の理由や対処方法も私のこのサイトに記載されていますので最後にリンクしておきますね。

 

人と比較するのバカバカしい??

私はカウンセラーとして開業して間もない頃、よくインターネットで検索して全国で活躍されている心理カウンセラーの方たちと比較して落ち込んでいました。

しかし、あるときからその考え方のパターンを変えようと思いつきました。

なぜかというと、自分より能力の高い人や技術的に優れている人と比較することが何ともバカバカしく思えてきたからです。

それよりも一歩でも近づこうと努力をし続けようと心に決めました。

その心構えがこれです!

「今日の自分より明日の自分、明日の自分より1か月後の自分、1か月後の自分より、1年後の自分」

こういった言葉をお聞きになられた方もおられると思います。

誰が言ったのかわかりませんが(笑)

あるメルマガで以下のことが書いてありました。

NLPの共同創始者
リチャード・バンドラー博士は

「他の誰かと比べるよりも
以前のあなたと比べなさい」

とよく言っています。

これは私が以前、NLP(神経言語プログラミング)でお世話になった方が投稿したものです。

このやり方はとても簡単な方法で、私がこれを実践し出したのは20年くらい前の話になります。

ちなみに私が行ったのは、3つのステップです。

人と比べることが習慣化してしまっていたので、その習慣を断ち切ることを日々行っていっただけです。

ではどのように行っていったのかお伝えします。

 

もし他人と比較してしまう心理や正体を知りたい方は以下のページをご覧になれます。

 

ステップ1

ここではまず人と比べる癖に気づきそしてその思考を分断します。

私の実例ですので参考にしていただけると良いです。

他のカウンセラーの方がどんな手法を使い、どんな実績を上げているのか?

いつものようにインターネット検索をし優れたカウンセラーやセラピストの方を見つけます。

すると私の思考がこのような方向へ向かっていきます。

「いいな~この人はそれに比べてオレなんか足元にも及ばない・・・」

その後は落ち込んで自分責め・・・。

他のカウンセラーの情報を見ないのも一つの方法ではありますが、私はあえてこの癖を直したかったのでチャレンジしてみました。

さて何をしたかというと???

「いいな~この人はそれに比べてオレなんか足元にも及ばない・・・」➡この思考が出てきたときすぐに気づく癖をつけた

「あ~いかんいかんまたいつもの癖が出てしまった」

この言葉を表現するだけでステップ1はOK!

こうやって人と比べてしまうことが習慣になっていますのでそのネガティブな習慣をまずは遮断するイメージだとご理解されると良いかもしれません。

 

ステップ2

私の場合ステップ2では自己受容的なことをします。

ここは自己肯定感を高めるためにも特に大切なステップになります。

「そうだよなまだ自分はあの領域まで達してなくて悔しいよな・・・だから嫉妬する気持ちも出てくるよ」

みたいな言葉を表現して自分で自分に寄り添ってあげる感じです。

ここでの最大のポイントは、人と比較しているときのあるがままの感情(嫉妬心、悔しいなど)を表現することが大切です。

 

もしここが上手くできない場合、自己受容ができていない可能性が高いので自己受容についての記事をお勧めします。

 

ステップ3

ここでは他人と比較するのではなく過去の自分と比べるということですね。

私みたいにシニア世代が近くなってくると身体的な能力は、20代の自分と比べると落ち込みまくります(笑)

ステップ3の重要ポイントです。

自分自身が努力してきたことにより、少しでも上達できたことに意識を向ける

そのコツとしては

始めた頃の自分
数か月前の自分
数年前の自分

と比較するといういうことです。

よくカウンセリングやコーチングの現場で使われているスケーリングをするともっとわかりやすくなります。

スケーリングとは数値をつけるだけです。

理想としている自分が10点だとして、始めた頃の自分が0点だと設定します。

そして現在は数ヶ月努力をして3点まで上がったとします。

そのときあなたが理想像の10点から3点を見たとしたら、どんな気持ちになりますか?

非常に負けず嫌いでメンタルが強い方は「まだまだ頑張るぞ」と気合が入るかもしれません。

しかし、8割くらいの方は「まだまだぜんぜんできていない」と気分が沈んでしまいネガティブになってしまうのではないでしょうか・・・。

ここがポイント↓
10点を基準にするのではなく0点を基準にして見方を変えていく

私はこのことを減点主義ではなく増点主義と表現しています。

例えばあなたがダイエットをしているとしましょう。

 

ダイエット女性の例え

 

現在の体重が65㎏で目標体重が45㎏で現在体重が0点で理想体重が10点に設定します。

1点が2㎏だとします。(2㎏×10㎏=20㎏)

仮に2カ月頑張って6㎏減ったとすると3点になります。

そのときに理想体重から見るとまだ3点(6㎏)しか減ってない・・・(泣)

となってしまいます。

それを3点(6㎏)も上がったと見方を変えた方がよりポジティブに感じられるのではないでしょうか。

もちろん体重は上下するものですから、この例えがベストだとは思いませんがあくまでもわかりやすくするための参考例です。

ですからビジネススキル、学力、楽器の演奏、運動能力、コミュニケーション能力、美術、芸術などにも応用できると思いますので活用していただければ幸いです。

 

例外編

10点を基準にするのではなく0点を基準にして見方を変えていく

このやり方には例外もありますのでここでお伝えしますね。

すごくすごく分かりやすい例があります!

それは私の髪の毛の歴史の話です。

こればかりはこの方法が通用しません(笑)

27歳から洗髪するたびにごっそりと髪の毛が抜け去っていく日々を送っていました。

何とかハゲを阻止するために発毛クリニックや発毛剤などにかなりのお金と時間も使いましたが、一向に髪の毛が生えてくる気配はまったくありませんでした。

ですから、日に日に髪の毛の量が減っていくわけです。

まだ20代ということもあり外見を重視していた私にとっては、超超超ショックでした。

正直にお伝えすると一番ショックだったのは、「女の子にモテなくなる」「周りから若ハゲとバカにされる」という自らの強い思い込みでした。

今の年齢だったらまだしもまだ20代でカッコつけたい年齢だったので、相当ショックで半うつ状態になってましたよ。

それも何をやっても髪の毛が生えるどころか、日に日に減っていきどんどん地肌がはっきりと見えるようになっていきました。

私にとっては髪の毛に執着し過ぎるあまり、未来に希望がなくなり、絶望を感じる毎日でした。

ちょっと話が脱線しましたが、何を言いたいかというとときには努力してもどうにもならないことを私は経験したのでそれをお伝えしたかったんです。

努力してもどうにもならないことの解決方法はただ1つ!

自己受容

これしかありません。

自己受容は我々人間が幸せになっていく上で必須条件だと私はカウンセリングを通して感じていることなので、自己受容関連の記事を数ページ書いていますので参考にされると良いですよ。

 

カウンセリングが必要なケース

カウンセリングが必要なケース

 

ここでお伝えする解決策は、先ほどの3ステップを行っても

「頭ではわかっているのに・・・でもそれができないんです」

又は

これもカウンセリング現場でよくお聞きすることなのですが・・・。

「ポジティブに考えようと頑張れば頑張るほどしんどくなった」

本当にこの言葉はよく耳にします。

その場合かなりの確率でカウンセリング領域のセラピーが必要だったり、又は何かの心理的抵抗やメンタルブロックがあると考えられます。

そのときは、信頼できるカウンセラーの方にご相談された方が確実だと思います。

心理的抵抗については以下の記事に詳しく書かれていますので参考になれるといいですよ。

特に今まで何をやっても効果を感じられなかった方は必見ですよ!

【関連記事】
メンタルブロックと心理的抵抗は解除できるのか?

 

 

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記事の担当者
この記事は代表の杉田義晴が自らのカウンセリング・セラピー経験と実績を元にして書いています。
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