EFTタッピングセラピーで効果ないときの3つの心理状態とは
20年以上EFTタッピングセラピーを数え切れないくらい行ってきたカウンセラーが、効果が出ないとき・・・
何が原因で効果がないのか?
どうしたら効果がでるのか?
そうやって研究し続けた結果、効果が出ないときの心理状態を独自にいくつか発見しました。
その心理状態をお伝えしていきます。
少々マニュアックになるかもです(笑)
EFT効果がないときの3つの心理状態とは
私はよくEFTのことについてカウンセリング中にこんなことをクライアントさんから聞きます。
「本を読んでEFTをやってみたんですけど、まったく効果がありませんでした」
では何が原因で効果が出ないのか?
セミナーや書籍で言われているのが基本的にこの2つです。
「問題が大きすぎる」
「言葉の的外れ又は合っていない」
この2つは最もだと感じています。
大きすぎる問題に立ち向かっていっても跳ね返されてしまうだけですし、問題に対する言葉が合っていなかったらいくら気合い入れて100回やっても効果はないでしょう。
これが一般的によく言われている効果が出ない理由です。
ここからは、一般的に言われている理由とは違った理由を独自の目線で解説していきますね。
心理状態①
他に意識が向いている
タッピング中に他のことに意識が向いているときは間違いなく効果はありません。
言い方を変えると集中できていない心理状態とも言えます。
✅事例ご紹介
ある女性クライアントさんのお悩みに対してフレーズを作成し、さあ~これからタッピングしてどんどんその悩みを解決していくぞ!と意気込んでトントンしていたところ、何か彼女の様子がおかしかったので私は「どうされましたか?」と質問したら彼女がこう答えてくれました。
「タッピングしている間、旦那のことが頭に浮かんできてしまうんですが・・・大丈夫でしょうか」
これでは何回やっても効果がないとすぐにわかったので、その後はまず頭に浮かんできてしまう旦那さんに対してのフレーズを作成しその想いを取ってから、本題に入っていきました。
一見遠回りしているように見えるかもしれませんが・・・
このケースでは本題の悩みより
旦那さんに対しての不満がかなり溜まり過ぎていたのでそのストレスが心を大きく支配していた
ですから、本題の悩みにスムーズに入っていくことができない心理状態だった。
こんな例も少なくないということです。
心理状態②
他人事になっている
これはNLP(神経言語プログラミング)的に言うとデソシエイト(物事を客観的に見ている)状態です。
自分事ではなく他人事になっているので感情が解放されるわけないですよね。
これは感情が麻痺しているか解離している可能性もあると考えなければいけません。
この状態になっている方にお聞きすると一例ですが
「上から自分を見ている感じ」
「感情を感じようとするとモヤがかかっているようになる」
もしそうであれば、感情麻痺状態や解離状態を解除する必要があります。
安心してください。
解除すれば解決に向かっていきます。
心理状態③
感情を感じることへの拒否反応がある
心理状態②の感情麻痺と解離と似ているかもしれませんが、少々質が異なってきます。
簡単ではありますが、ご説明させていただきますね。
あるOLの女性が上司にセクハラ行為を受け続けられて、うつ状態になってしまったとします。
その女性がセクハラされた憎しみや怒り悲しみに対してEFTを行っても全くと言っていいほど効果が上がりません。
EFTで一番大切なフレーズはバッチリ合っているにも関わらず、なぜかわからないけど効果が出ない???
さて困りました・・・。
しかし、色々検証してみたところどうやらありのままの怒りを表現することに何かの抵抗があるということが明確になりました。
こういった場合、何百回タッピングセラピーを行っても効果は出ないでしょう。
しかし
怒りを表現することへの拒否反応を取り除いてしまえば嘘のように効果が出ます
子どもの頃、父親に酷いことをされた悲しみを感じることへの拒否反応があった30代女性の事例は以下でご覧になれます。
また心理状態②③を解除するPRC心理テクニックもリンクしておきますね。
EFTは基本的に感情を解放していくセラピー
EFTで効果を上げるためには、すべての感情や気持ちをありのまま認めて感じ切ることがすごく重要になってきます。
感情に関して詳しく解説している記事がありますのでそちらもご覧になることもできます。
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