アダルトチルドレン(AC)に効果的なカウンセリングの秘訣

2022年9月7日STM(Summary therapy method)カウンセリング

この記事ではアダルトチルドレンと言われる人たちが克服していくためには、どんなカウンセリング・セラピーが有効なのか?

そういったことを中心に私の今までのカウンセリング・セラピー経験を元にお伝えしていきます。

アダルトチルドレンの特徴でもある「生きづらさ」はカウンセリングやセラピーで本当に克服していくことができるのかと、疑っている方も少なくないと察します。

対人恐怖症、性格改善、摂食障害、トラウマやフラッシュバックなどで悩んでいる人たちの80%以上が、アダルトチルドレンと言える可能性が高いのも否定できません。

しかし、私はそういった方たちの心と正面から向き合っていき、ときには劇的に変化を遂げていった人たちを目の当たりにしてきました。

それはこのサイトの体験談をご覧になっていただければ、一目瞭然です。

(関連記事-カウンセリング症状別の体験談

また他社でカウンセリングや心理療法を受けられて、効果を実感できなかった方にもその理由を解説していきます。

 

アダルトチルドレンだったあの頃

実際に私はアダルトチルドレンの方のカウンセリングやセラピーも大得意としています。なぜかというと、私も正真正銘のアダルトチルドレンだからです

ですから、私杉田も残念ながら機能不全家族で育ってしまった人間です。

どう見ても、どう考えても、どう解釈してもそうです。

ですから、以前は本当に生きづらかったです。

特に私の場合「自分には生きる価値がない」というネガティブな思考パターンが心に強く根付いてしまっていたことが、苦しかったと感じています。

当時、こんな症状がありました。

  • 自分に対して自己否定的
  • 何事にもネガティブ思考
  • 対人関係が苦手
  • 恋愛が上手くいかない
  • 自分の意見を言えない
  • 人目を気にし過ぎる
  • 自立ができていない
  • 自分に自信が持てない
  • 自分を粗末に扱っている
  • 自分のことが嫌い
  • 自己評価が低い
  • 自分は生きる価値がないという想い
  • 自分なんていなくなればいいという想い
  • 友達と深い関係が築きにくい
  • 親を憎んでいる

どうですか?こんな症状があったら、人生楽しめないと思いませんか?

この特徴はまさにアダルトチルドレン中のアダルトチルドレンです(笑)

もしあなたにも心当たりがあるときは以下の記事も参考になります。

(関連記事-わかりやすいアダルトチルドレンと機能不全家族

 

アダルトチルドレンはこうやって克服する

アダルトチルドレンを克服していく過程において、どういったポイントが重要になってくるのか?

その大きなポイントは4つだと私は実感しています。

これも数多くのアダルトチルドレンの方たちとのカウンセリングや催眠療法をやらせていただいた中で自らが気づいたことです。

①感情解放

②記憶の書き換え

③自己受容

④ビリーフチェンジ

この4つをセラピー中に行っていくわけです。

特にこの中で最も重要なのが、自己受容だと私は強く思っています。

自己受容ができると感情解放がスムーズに解放へと向かっていきますし、その感情が解放されると記憶が書き換わり、ネガティブなビリーフが変換されていきます。

自己受容→感情解放→記憶が書き換わる→ビリーフチェンジ

ですから、自己受容さえできてしまえば、もう80%以上克服したようなものです。

この4つについてはこれからのお話に出てきますので、ご理解が深まっていくでしょう。

自己受容については以下のページを参考にされるといいですよ。

(関連記事-自己受容の本当の意味とは

 

どんなカウンセリングセラピーが効果的?

私は心理カウンセラーになる前に色々と勉強しているときにまずは自分で自分に様々なカウンセリングや心理療法の技法を試してみようと思い、一人セラピーを行っていきました。

それを行っていった結果、アダルトチルドレンに最も有効なセラピーの大ヒントをつかんでいきました。

一人セラピーをしていったおかげで、長年悩ませれていた症状が消え去っていったのです。

当時私は1か月に1回必ずわけもわからずにめちゃくちゃ落ち込んで「オレなんて生きている価値がない、死にたい」という想いにとらわれて涙が溢れてきていました。

ところが・・・

そのとらわれがすっかり無くなりました。

ですから、毎月恒例行事のようにやってきたあの落ち込みが消え去ったのです。

その結果、「オレには生きている価値がない」というネガティブな思考パターンも自然と変わっていき、現在では「オレは生きている価値がある」と想えるようになりました。

これが先ほどお話したビリーフチェンジです。

「オレは生きている価値がない」→「オレは生きている価値がある」

今考えると私にとってこの体験は非常に大きかったと感じています。

「オレは生きている価値がない」そう思い込んでいたことで、自分を自分で活かすことがまったくできずに人生諦めていました。

ビリーフチェンジにご興味ある方は以下の記事が参考になります。

(関連記事-ビリーチェンジセラピーで思い込みを解除しよう

 

そして開業してからも今度は異なった技法を使って、一人セラピーを行っていきました。

これがまた非常に効果が上がり、今まで絶対に許すことができなかった亡き親父を受け入れることができるようになりました。

では実際に私が一人セラピーでどんなことをしていったのか?

気になりますか?

すでにこのサイトのどこかに書いてありますのでお探しね(笑)

 

アダルトチルドレンにはこの3つのセラピー

アダルトチルドレンを克服していくために最も有効なカウンセリングセラピーは以下の3つだと私は確信しております。

なぜかというと、自分自身にも行ってきたし、何よりもカウンセリングを受けに来られた方たちの改善実績が物語っていると自負しております。

ではこれから3つのセラピーをご紹介していきますね。

 

インナーチャイルドビリーフチェンジセラピー

一番手はやはりこのインナーチャイルドセラピーになります。

アダルトチルドレンにはインナーチャイルドセラピー

このセラピーは主に幼少期の頃に焦点を絞り、感情解放、自己受容、記憶の書き換え、ビリーフチェンジが一気にできますのでアダルトチルドレンの方には、非常に相性が良いセラピーになります。

実際にカウンセリングの現場でもたくさん使っていますが、根本解決が可能になる優れものです。

そして、一つ弱点があって感情麻痺又は自己受容することへの抵抗があまりにも強烈な方は、実践することはできません。

しかし、感情麻痺を解いて行ったり、抵抗を解除していけば問題ありません。(これはかなりの高難度の心のオペが必要になることがあります)

私は毎日5分~10分、コツコツとこのセラピーを行っていった結果、先ほどお話した「オレには生きている価値がない」といった思考パターンを変えることに成功しました。

そのやり方が私が開発したぬいぐるみワークです。

(関連記事-自分を受け入れるための自己受容の本

インナーチャイルドに関するページです。

(関連記事-インナーチャイルドビリーフチェンジセラピー

 

NLP(神経言語プログラミング)

私が開業して1年くらいが経ったときだったと記憶しております。

自己受容(ありのままの自分を受け入れる)に関して、何か効果的なセラピーの方法はないかと模索していました。

そんなある日、NLPの本を読んでいるときに「この技術を応用すれば完成するかもしれない」と直感で感じ、それから色々と試行錯誤を重ねながら、半年以上の時間が過ぎたときにコツをつかみ、そして完成しました。

この技を身につけて以来、今までどこに行っても改善されなかった方たちが、3回前後のカウンセリング・セラピーで改善していく方が続出していったんです。

特に効果が上がっているのが、アダルトチルドレンの特徴でもある

  • 自分に対して自己否定的
  • 何事にもネガティブ思考
  • 対人関係が苦手
  • 自分の意見を言えない
  • 人目を気にし過ぎる
  • 自分を粗末に扱っている
  • 自分のことが嫌い
  • 自己評価が低い
  • 自分は生きる価値がないという想い

こういった対人関係に関連することと自分を嫌っていたり、自分を責めていたりする自己否定に対して抜群の効果を発揮しています。

私はこのセラピーを杉田メソッド究極奥義1と名付けました。

このセラピーは、自己受容(ありのままの自分を受け入れる)を主体に行っていくことにより、感情解放やビリーフチェンジも可能になっていきます。

NLP(神経言語プログラミング)について詳しく書いているページです。

(関連記事-NLPをわかりやすく解説

 

EFT感情解放セラピー

このセラピーはいわゆるオールラウンダーと言ってもよいでしょう。

それくらい重宝しています。

アダルトチルドレン方に使用するときは、親への怒り、恨み、憎しみなどの感情を解放するときに使ったりしています。

そして、このEFTでビリーフチェンジも行うことができます。

これは以前、私のところにご相談に来られた方の例ですが、彼女は悲しむことに対して強い嫌悪感を持っていました。

その強い嫌悪感(心理的抵抗)がある限り、悲しみにつながっている辛い過去の出来事を浄化しにくくなってしまいます。

しかし、このEFTでビリーフチェンジを行って、しっかりと悲しめるようになっていき、改善へと加速していきました。

またこれからお伝えしていく心理的抵抗がある方は、先ほどご紹介したインナーチャイルドビリーフチェンジセラピーやNLP(神経言語プログラミング)の技法が十分に効果を発揮しなくなってしまいます。

そのときにこのEFTを使って、心理的抵抗を解除していきます。

そうすることにより、インナーチャイルドビリーフチェンジセラピーとNLP(神経言語プログラミング)の技法が最大限に効果を発揮してくるのです。

EFTタッピングセラピーについての詳しく書いているページです。

(関連記事-EFT感情解放セラピー

 

他社で効果がなかった方へ

アダルトチルドレンと自らが認識して、他社でカウンセリングやセラピーを受けられたが・・・効果を感じることができず私のところにご相談に来られる人たちも少なくありません。

他社でインナーチャイルドセラピーを10回ほど受けたけど、効果を感じられず・・・

アダルトチルドレン専門のカウンセラーのところに数ヶ月通ってみたが、効果を感じられず・・・

あるカウンセラーから、1年通って100万円だと見積もりされたアダルトチルドレンの女性・・

一例ですが上記のような方もおられました。

しかし、私のところでカウンセリング・セラピーを受けられた8割以上の方が2回~5回で解決しております。(感情麻痺や心理的抵抗があるケースは時間がかかる場合もあります)

よく言われているのが、アダルトチルドレンを克服していくための年月として、かかった年数分だけ回復に時間がかかる。又は早くて半年、長い方は1年以上かかるとか言っている心理カウンセラーも多いみたいですね。

▼カウンセリングの費用を計算

●通常カウンセリングで半年改善するパターン
1か月間で4回のカウンセリングを半年間受けられたとして、1回1万円だとしましょう。

4回×6か月=24回
24回×1万円=240,000円

●通常カウンセリングで1年改善するパターン
1か月間で4回のカウンセリングを1年間受けられたとして、1回1万円だとしましょう。

4回×12か月=48回
48回×1万円=480,000円

●メンタル心理エキスパートの例
回数は2回~5回の費用分

※アダルトチルドレンの方は猛烈な心理的抵抗がない場合、根本解決の目安として通常2回~5回くらいです。

 

短期間で改善していく理由

カウンセリングや心理療法などでアダルトチルドレンがなかなか改善していかないのには、2つの理由があると私は解釈しています。

おそらく他社でカウンセリングを受けられて効果がなかった方は、これからお話しすることにはピンとくるかもしれません。

 

カウンセラーとの相性が合わない

一つ目が相性が合わないということです。

クライアント側がどうしても、「あのカウンセラーは生理的に合わない」と思っているといくらカウンセラー側に技術力があったとしても、効果を十分に発揮できない場合もあるということですね。

そしてもう一つの相性は、カウンセラーが実際に使っているカウンセリングの技法や心理療法ですね。

心理療法は、クライアントさんに合う合わないというのが顕著に出たりすることもあります。

ですから、いくら優れた心理療法を行ったとしても、クライアントさんに合わなければ、その心理療法を効果的に進めていくことは難しいでしょう。

だから、複数の心理療法を行えるカウンセラーの技術が必要になってくると私は考えています。

カウンセラーやセラピストとの相性が気になる方は以下の記事を参考にすることもできます。

カウンセラーとの相性が良い悪いはあるのか?

 

心理的抵抗がある

心理的抵抗があるとカウンセリングが行き詰って、停滞してしまうことが多々あります。

停滞してしまえば、改善が進まなくなってしまいますので、時間とお金だけが消費してしまいます。

心理的抵抗=カウンセリングが行き詰る

こうなってくるとカウンセラー側もクライアント側もストレスを感じてしまうかもしれませんね。

それくらいこの心理的抵抗は厄介なものです。

わかりにくいかもしれませんので、実例を挙げてみますね。

ある30代後半の女性にインナーチャイルドセラピーを行うことにしました。

ところが・・・

幼少期の自分が出てきたことは良かったのですが、ボロボロの服を着て寂しそうにしている幼い自分を「見たくない、触れたくない、嫌い」だと言っていました。

通常こうなってくるとセオリーではインナーチャイルドを癒すことができませんから、このセラピーを実行することは困難になります。

また癒すことができませんから、潜在意識を変えるというインナーチャイルド的アプローチから、時間が少々かかってしまう認知や思考を変えていく顕在意識的アプローチをする方法しかなくなってしまいやすくなります。

この心理的抵抗こそが他社で効果がなかった一番の原因

だと考えらえます。

こういったとき、よくカウンセラーがこんな言い訳をすることが多いと感じています。

「今はまだインナーチャイルドセラピーをする時期ではない」

※精神疾患の状態によっては、このセラピーができない場合もあります。

 

このように先ほどの女性も最初は、とてもじゃありませんがインナーチャイルドセラピーができる心の状態ではないということをご理解されたと思います。

しかし、心理的抵抗を解除するセラピーを行っていけば、インナーチャイルドセラピーを行うことは可能です。

その心理的抵抗が、一つの場合もあるし、何個も絡み合っているときもあります。

何個も絡み合っているときは、通常より時間がかかります。

彼女の場合、一つだったのでわりと短時間で解除することができました。

その結果、見事にインナーチャイルドセラピーをすることができるようになり、短期間でアダルトチルドレンの彼女の悩みを解決に導くことができました。

もちろんすべての方が、この彼女のように短時間でスムーズに心理的抵抗を解除できるわけでありません。

以上、他社で効果を実感できなかった方は、こんなカラクリが存在するという事実もあることも事実です。

もしかしたら、心当たりのある方もたくさんおられるかもしれませんね。

心理的抵抗についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事を参考にすることもできます。

 

 

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記事の担当者

この記事は代表の杉田義晴が長年のカウンセリング・セラピー経験と実績を元にして書いています。
カウンセラー杉田のプロフィール