インナーチャイルドセラピーで効果がない理由を暴きます

STM(Summary therapy method)カウンセリング

インナーチャイルドセラピーで効果がない理由を大公開

 

インナーチャイルドセラピーを受けたけど効果を実感することができなかった方も意外と多いのではないかと予想しています。

効果が上がらなかったのはなぜなのか・・・?

その理由を私の20年以上のカウンセリング経験から、徹底検証していきます。

毒親育ちのアダルトチルドレンを克服するために様々なカウンセラーやセラピストを転々とされた方もこのページをご覧になっているかもしれませんね。

私はそういった方が相談に来られると燃えます(笑)

 

効果がない理由を徹底解説

カウンセリングや各種セラピー又はインナーチャイルドセラピーを受けたけどアダルトチルドレンがなかなか改善していかないのには、ちゃんとした理由があります。

おそらく他社でカウンセリングを受けられて効果がなかった方は、これからお話しすることに心当たりがあるかもしれません。

 

効果が出ない4つのワケ

インナーチャイルドセラピーで効果が出ない理由を徹底解説

インナーチャイルドセラピーをするとき私は必ずあることを調べます。

それは今現在のクライアントさんの心理状態でインナーチャイルドセラピーができる心理状態なのか?

できない状態であれば、その状態に対して何かの対処をしなければなりません。

強引にやったとしても効果は期待できません。

ではこのセラピーで効果を上げられない心理状態のときはどんなときなのか?

それをこれから徹底検証していきますね。

 

向き合う状態ではない

クライアントさんが、過去の自分と向き合っていく意志がない状態です。

よく言われる自分は何もしなくてもカウンセラーが治してくれる。

インナーチャイルドセラピーは深いレベルに入って、ありのままの感情を解放していく手法なので向き合っていく意志がない人は困難です。

しかし

向き合っていきたいけど・・・向き合えないんです→この心理状態はまたちょっと話が違ってきます。

この心理状態のときの対処法はあります。

 

感情麻痺又は解離状態

解説すると過去の記憶とつながっているはずの感情が麻痺又は解離している心理状態です。

自分事になっている感情のはずなのに他人事になっている

クライアントさんの中には「上から自分を見ているような感覚になる」という方もおられました。

この状態は解離状態です。

また子どもの頃の自分になり切ったとしても感情を感じることができない。

この状態が感情麻痺状態です。

ですから、インナーチャイルドセラピーで一番キモになる感情解放が難しくなります。

私の経験から2つのパターンがあって

一つ目は普段は感情を感じるけど、子どもの頃のトラウマと関連しているシーンとつながっている感情だけが麻痺している。

二つ目は普段から感情を感じづらい状態です。(複雑性トラウマか先天性の可能性あり)

 

解離性同一性障害|多重人格

解離性同一性障害の方には絶対にインナーチャイルドセラピーは行ってはいけません。

間違いなく悪化します

なぜかというと、あまりにも酷くて、辛くて、苦しい経験があり、その現実を受け入れると心が崩壊するかもしれないから、自分と異なった人格を心の中に作りその人格に背負ってもらって生きてこられたと考えられるからです。

しかし、統合のワークをしていけば解決の可能性はありますが、長い年月がかかります。

 

心理的抵抗がある

心理的抵抗の典型的な実例を挙げてみますね。

ある30代後半の女性にインナーチャイルドセラピーを行う準備に取り掛かりました。

ところが・・・

幼少期の自分が出てきたことは良かったのですが、ボロボロの服を着て寂しそうにしている幼い自分を「見たくない、触れたくない、嫌い」だと言っていました。

通常この心理状態ではインナーチャイルドセラピーは不可能

このセラピーを実行することは困難になります。

この心理的抵抗こそが他社で効果がなかった一番の原因

だと考えらえます。

こういったとき、よくカウンセラーがこんな言い訳をすることが多いと感じています。

「今はまだインナーチャイルドセラピーをする時期ではない」

※精神疾患の状態によっては、このセラピーができない場合もあります。

【関連記事】
アダルトチルドレンを克服されたこの女性の体験談

 

このように先ほどの女性も最初は、とてもじゃありませんがインナーチャイルドセラピーができる心の状態ではないということをご理解されたと思います。

しかし

心理的抵抗を解除するセラピーを行っていけば、インナーチャイルドセラピーを行うことは可能です。

その心理的抵抗が、一つの場合もあるし、何個も絡み合っているときもあります。

何個も絡み合っているときは、通常より時間がかかります。

彼女の場合、一つだったのでわりと短時間で解除することができました。

その結果、見事にインナーチャイルドセラピーをすることができるようになり、短期間でアダルトチルドレンの彼女の悩みを解決に導くことができました。

もちろんすべての方が、この彼女のように短時間でスムーズに心理的抵抗を解除できるわけでありません。

以上、他社で効果を実感できなかった方は、こんなカラクリが存在するという事実もあります。

心理的抵抗についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事を参考にすることもできます。

 

他社で効果がなかった方へ

他社で効果を感じられなかった方へ

 

アダルトチルドレンと自らが認識して、他社でカウンセリングやセラピーを受けられたが・・・効果を感じることができず私のところにご相談に来られる人たちも少なくありません。

他社でインナーチャイルドセラピーを10回ほど受けたけど、効果を感じられず・・・

アダルトチルドレン専門のカウンセラーのところに数ヶ月通ってみたが、効果を感じられず・・・

あるカウンセラーから、1年通って100万円だと見積もりされたアダルトチルドレンの女性・・

一例ですが上記のような方もおられました。

しかし、私のところでカウンセリング・セラピーを受けられた8割以上の方が2回~3回で解決しております。(感情麻痺や心理的抵抗があるケースは時間がかかる場合もあります)

よく言われているのが、アダルトチルドレンを克服していくための年月として、かかった年数分だけ回復に時間がかかる。又は早くて半年、長い方は1年以上かかるとか言っている心理カウンセラーも多いみたいですが私は年月はそれほど関係ないと思っています。

 

カウンセリングの費用計算

●通常カウンセリングで半年改善するパターン
1か月間で4回のカウンセリングを半年間受けられたとして、1回1万円だとしましょう。

4回×6か月=24回
24回×1万円=240,000円

●通常カウンセリングで1年改善するパターン
1か月間で4回のカウンセリングを1年間受けられたとして、1回1万円だとしましょう。

4回×12か月=48回
48回×1万円=480,000円

●メンタル心理エキスパートの例
回数は2回~3回の費用分

※アダルトチルドレンの方は猛烈な心理的抵抗がない場合、根本解決の目安として通常2回~3回くらいです。

 

【関連記事】

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記事の担当者
この記事は代表の杉田義晴が長年のカウンセリング・セラピー経験と実績を元にして書いています。
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