プロのカウンセリング技術を学ぶ講座 NLPコミュニケーション能力編
【カウンセリング講座ライブ-ラウンド2】
ここのカテゴリでは心のスペシャリスト養成スクールのルーツソリューションカウンセラー養成講座の模様を要点を重視しながら、簡単ではありますがライブ感覚でお伝えしていきたいと思います。
今回は2018年8月4日(土)、5日(日)にメンタル心理エキスパートのカウンセリングルームで行われたラウンド2の模様をお話させていただきますね。
8月4日(土)が小田原の夏の風物詩である酒匂川花火大会ということもあり、小田原市付近のホテルなどは満室みたいです。
その影響もあり受講生の皆さんも近くのホテルが取れなかったそうです。
ラウンド2ではカウンセラーやセラピストの入り口として大切なクライアントさんとのラポール(信頼関係)を築くためのコミュニケーション能力アップを目指します。
根本的な心の問題を解決していくためには情報収集がとても重要になってきます。
そういったNLPカウンセリングの基本的なコミュニケーション技術を学びます。
その他にもEQリーディングなど高度な言葉の使い方も習得していただきます。
ラウンド2で身につける主なNLPのテクニック
・バックトラック
・ミラーリング(マッチング)
・キャリブレーション
・表象システム
・メタモデル
・リフレ-ミング
・メタファー
・ミルトンモデル
これらのテクニックは後ほどご紹介しますね。
NLP(神経言語プログラミング)については詳しく解説しているページをご用意しておりますので、そちらをご覧になることもできます。
心理カウンセリング講座3回目の始まり
しかし、今日も暑い~今年は異常気象ですよね。
やはり、今回で3回目とあって、受講生の皆さんは心が打ち解けて非常に仲良くなり、すごく良い雰囲気です。
そんな雰囲気の中で始められることは、とても光栄なことですね。
まず始めに私が最も得意とするEQリーディングを習得していただくためのコツをお話をさせていただきました。
EQリーディングとは私が名付けたカウンセリングの技法の一つです。
このEQリーディングを使ってカウンセリングを進めて行くと心のオペの成功率がアップするし、心の問題を解決しやすくなっていきます。
ですから、一流のカウンセラーを目指される方は是非マスターしておきたい技法の一つです。
しかし、難しい技法なので今までどうやって、お教えしたらいいのか試行錯誤していたところ、今回良い方法が見つかったので、その方法をお伝えしました。
その方法自体はとても簡単ですので、後はそれに従って練習していけば習得が可能だと考えております。
今回は講座中にこのEQリーディングを交えながら、講座を進めて行こうと意識しました。
NLPカウンセリングの習得
私は常に感じていることなのですが、
「プロのカウンセラーはただの共感能力だけでは不足」
だと考えています。
ではどういった共感能力が必要になってくるのか・・・?
それは企業秘密です(笑)
3回目は基本的なコミュニケーションテクニックを習得することが目的になりますので、ワークが多くなってきます。
そのワークをする前にコミュニケーション3つの技術とコミュニケーションの秘密について受講生の皆さんにまずは考えてもらいました。
コミュニケーション3つの技術については2つは出てきましたが、もう一つが出てきませんでした。
コミュニケーションの秘密については、これはかなり有名な理論なので知っている方も多いと思います。
しかし、今回は知らない方が多かったので反対に面白かったです。
私はクイズ形式で一人一人にお聞きしたところ、全問正解者は0でした。
これは普通に考えると全問正解者は0になって当たり前なんですね。
この秘密については理論を教えるだけではなく、その後私がデモンストレーションをしてさらに「あ、そういうことなんだ!」といった学びを深めてもらいました。
バックトラック
このバックトラックはプロのカウンセラーとして、欠かせない基本的な技術です。
また日常会話や恋愛、ビジネスにも役に立ちますので完全にマスターしておきたいところですね。
バックトラックだけでも4つのワークをやってもらいました。
その中には恒例の恐怖のワークもあります(笑)
裏と表から責めるからこそ学びが深まると私は自負しております。
初めてこのバックトラックを知り、ワークをする方なので最初は上手くいかずに戸惑っていました。(最初から上手くできる人はいませんよ)
そして、最後にバックトラックの効果を最高に引き出す奥義をお伝えしました。
ミラーリング
この技術もカウンセリングに絶対必要な基本的な技術です。
このミラーリングも日常会話や恋愛、ビジネスにも役に立ちますので完全にマスターしておきたいところですね。
コミュニケーション本などを読まれている方であれば、一度は聞いたことのあるテクニックではないでしょうか。
しかし、ミラーリングは相手に気づかれてしまうとまったく効果がなくなってしまうどころか、反対に信頼関係(ラポール)が崩壊してしまう危険性がありますので使い方には注意が必要です。
お恥ずかしい話、私はこのミラーリングを初めて知ったとき嬉しくてカウンセリング中にやり過ぎてしまいクライアントさんにすっかりばれてしまった苦い経験がありました(笑)
誤魔化していても仕方ないので、「これはミラーリングというコミュニケーションテクニックの一つなんですよ」とお伝えしました。
そんな失敗経験があったからこそ、あるポイントに対してミラーリングを実行していけば効果的だということもわかりました。
そのポイントに対してもワークをしてもらいましたが、今度はバックトラックとミラーリング二つを意識しながら、実践してもらいました。
受講生たちは慣れないことを二つ意識しながら、相手の話を聞かなければいけないため、混乱しながら頑張っていました。
またこの2つのテクニックは練習すれば必ず割と簡単にマスターできますので大丈夫です。
キャリブレーション
キャリブレーションは相手の表情、しぐさ、姿勢などの動きを観察して、どんな心理が働いているのかを見抜いていくテクニックです。
まず私の表情やしぐさを受講生の方が見て、どんな心理が働いているのかを推測してもらいました。
その後、4つの簡単な例題を出して人間の外見を観察して、どんな性格の方なのかを当ててもらうワークを行いました。
みなさんとても優秀でほとんど当てることができました。
カウンセリングをしているとき、クライアントさんのちょっとした表情やしぐさの変化に気づくことにより、それがきっかけで効果的にセラピーを進められることが多々あります。
メンタリストのDaiGoさんは、このキャリブレーションを達人と言えばわかりやすいのかもしれませんね。
表象システム
NLPの考え方の中に我々人間は、視覚タイプ、聴覚タイプ、感覚タイプといった3つのタイプがあります。
このことを表象システムと言います。
これは血液型みたいにA型なら完全にA型ということではなく、どこが一番優位になっているかということですね。
先ほどご紹介したバックトラックとミラーリングを使いながら、2人1組になって相手の表象システムのどこが一番優位になっているのか?
といったワークをやっていただきました。
みなさんそれぞれの表象システムがわかったようですよ。
またクライアントさんの表象システムを知ることができると信頼関係(ラポール)が築きやすくなっていきます。
カウンセリングで必要な情報収集のテクニック
心の問題を根本解決していく上で絶対的に必要なのが情報収集です。
情報収集が上手くいかないと心のオペは失敗すると断言できます
しかし
しっかりと情報収集ができれば、心のオペを成功させることができるようになってきます。
言ってみれば情報収集は、医療の世界に例えるとレントゲンやMRIみたいなものです。
整形外科医であれば、レントゲンは絶対的に必要不可欠ですよね。
レントゲン=情報収集
といっても過言ではないと思いませんか?
お医者さんはレントゲンを使って、患者さんの骨がどうなっているのかといった情報を得ることができるからです。
その情報を元にして、最善の治療方法を考えていきますよね。
カウンセリングの情報収集もそれと同じことが言えると私は考えています。
メタモデル
メタモデルとは、簡単に言うと効果的な質問方法です。
大きく分けると3つあるのですが、それを説明すると非常に長くなってしまいますのでやめておきます。
メタモデルのワークは2つやっていただきました。
一つは私が受講生の皆さんにあることを言って、それに対して会話を膨らませていくワークです。
二つ目は実際に私がカウンセリングの現場で使っている質問方法をご用意していますので、それを使って2人1組でワークをやっていただきました。
こういった効果的な質問方法を知っていると日常会話でも話を膨らますことができますので、雑談力がアップしますし、情報を集めるビジネスなどにも重宝しますよ!
心話力を高める
これが先ほど企業秘密だと言ったことです。
「プロのカウンセラーはただの共感能力だけでは不足」
そうなんです。
プロのカウンセラーでなければ、ただの共感力があれば十分だと思います。
しかし、お金をいただくプロのカウンセラーを目指すのであれば、ただの共感能力だけでは不足だと私は経験上感じています。
心話力=深い共感能力
と私は言っています。
深い共感能力をカウンセリングの現場で使えるワークをご用意しております。
私が課題を投げかけて2人1組で考えてもらうワークをやっていただきました。
このワークが終わり、Hさんにちょっとした異変が・・・?
答えがスムーズに出すことができずにモヤモヤしていることを話してくれました。
実は私も最初の頃は、なかなか深い共感が出来ずにモヤモヤしていた時期がありました。
しかし、経験を積めばコツがわかってきましたので大丈夫です。
また深い共感がわからないのは、ちゃんとした理由があります。
その理由は次回の講座で明らかになるかもしれませんよ。
そんなこんなで3回目が終了しました。
心理カウンセリング講座4回目の始まり
今回も開始時間10時までには、みんな無事に揃って開始前の時間が大変盛り上がっていました。
さて、4回目はコミュニケーション能力の上級テクニックをマスターしていただきます。
今回ご紹介するテクニックは、カウンセリングの上級技術だけではなく、ビジネスに必要なプレゼンテーション能力もアップできる内容になっています。
以前、この講座を受けられたIT業界の男性が、このテクニックを使いプレゼンしたところ、今までとは違った素晴らしい評価をもらったとのことでした。
ですから、これからカウンセラーとして近い将来、研修やセミナー、ワークショップ、講座などを開催したいとお考えの方は、そのプレゼン技術も習得できますので一石二鳥です。
また詐欺師が使っている話術や詐欺に合ってしまう心理状態なども学べますので、人が言葉によってどういった心の反応を示すのか?
そういった言葉の使い方について学んでいきます。
NLPの上級コミュニケーションテクニック
NLP(神経言語プログラミング)の中でも非常に難解と言われ、使いにくいと言われているミルトンモデルのテクニックを中心に進めて行きます。
その他には、ダブルバインド、アクノリッジメント、BUTの魔法、NLPのリフレ-ミング、EQリーディング、イエスセットなどを学んでいきます。
コミュニケーション能力本を読みあさった方であれば、見たことのあるテクニックなのかもしれませんね。
アナログマーキング
これは簡単に言うと言葉の使い方のテクニックです。
わかりやすく見本になる方は、おそらく皆さんご存知のジャパネットたかたの元高田明社長のテレビCMをしているときのしゃべり方です。
高田氏はあの言葉の使い方でジャパネットたかたという会社を大きく成長させましたよね。
ちょっとオーバーかもしれませんが、相手の心を動かす言葉の使い方とご理解していただければいいですね。
カウンセリングの現場でクライアントさんに心の仕組みや原因、またEQリーディングを使うときにこのアナログマーキングの技術を使うことによって、相手の心に響くしゃべりが可能になってきます。
私はこの相手の心を動かす言葉の使い方のポイントは4つあると考えています。
その4つを使いながら、ワークをやってもらいました。
一人の方がお話をして、残りの方がバックトラック、ミラーリング、メタモデルを使ってお話を聞いていくというワークですね。
このワークをやっているとき、Hさんの独壇場になってしまった場面あり、本人もそれに気づいたらしく、そこで私はさらにHさんが気づいたことを学びに変えてもらいたいと思い、すかさずEQリーディングとアナログマーキングを使ってHさんに語りかけました。
これを見て、聞いて、感じた受講生の皆さんは、何となくEQリーディングがどんなものなのかを察知したようです。
その後、BUTの魔法やダブルバインドの心理トリックなどを解説しました。
アクノリッジメント
アクノリッジメントとは、人を褒める技術です。
このワークをやると人それぞれの深層心理的なことが明確になってきますので非常に興味深いワークになります。
またこの深層心理が明確になってくると、その部分に心のオペをすることにより、ときには人生を大きく変えるくらいの変化をもたらす場合も多々あります。
どういった深層心理的なことがわかるかというのは、それは秘密です。
Rさん、Mさん、AさんはOKだったみたいですね。
しかし、Hさん、Mさんは何かの抵抗があったみたいです。
おそらくしっかりとここの部分と向き合っていけば講座が終わるころには、この抵抗がかなり軽減されている可能性があるかもしれませんね。
リフレ-ミング
リフレーミングとは、物事の見る角度を変えてみるということです。
言ってみれば、表と裏を見てみるって感じですね。
これを自由に使いこなせると、人の良い部分に焦点がいきやすくなり、褒めることが上手くなってきます。
もっとわかりやすく解説すると短所を長所に変換できる技術を身につけられるということですね。
また最終日に学習するグラフォロジー(筆跡学)を使うときの豊富な材料が増えることにより、非常に重宝します。
これは2人1組になって、私が課題を投げかけて考えてもらうというワークをしました。
今回、皆さんとても優秀で様々な回答が得られました。
メタファー
メタファーとは比喩、たとえのことです。
私はカウンセリング中によくこのメタファーを使いすごく重宝していますので、是非、受講生の皆さんにはマスターしていただきたいと思っています。
EQリーディングは、このメタファーとダブルバインド、アナログマーキングを組み合わせた話法です。
私の経験から言わすとメタファーだけではちょっと弱いと感じています。
そこでダブルバインドとアナログマーキングを使うことにより、威力を2倍、3倍、5倍にも高めることが可能になってくると実感しています。
もちろんマスターしていなくても共感能力と心のオペができれば、カウンセラーとして飯を食べていける実力は十分につきますよ。
しかし、引き出しは多いことに越したことはありませんし、ワンランク上のカウンセリング技術を目指している方であれば習得する価値はあります。
そこでカウンセリングの現場で即使える必要不可欠なEQリーディングのデモンストレーションを私が3つほど実践させていただきました。
しっかりとした見本を見せなければいけないというプレッシャーもありドキドキしてしまいました(笑)
分かりやすくEQリーディングを使ったパターンのお話と、まったく使わなかったパターンのお話をして聞き比べてもらいました。
受講生の方たちはその違いに気づいてくれたようで良かったです。
メタファーを作成する前に肩慣らしのワークを実践!
このワークは当心のスペシャリスト養成スクールの名物となっております(笑)
毎回毎回、非常に盛り上がって、ワクワクしながら、楽しみながら、大笑いしながら、進んでいきます。
もちろん今回もすごく大盛り上がりでしたよ!
肩慣らしが終わり、いよいよメタファーの本題に入っていきました。
よくあるクライアントさんの悩み状況をいくつか私が投げかけて、その悩み状況についての例え(メタファー)を考えてもらいました。
これも2人1組でワークを行ってもらいました。
驚愕した出来事が起こった???
その後、出来上がったメタファーを発表してもらったのですが・・・
なんと!!!
AさんがEQリーディングに近い話法で話しました。
そしてまた驚いたのが、今度はMさんもEQリーディングに近い話法で話しました。
私とまみさんはお互いに目を合わせて「すげ~」って言っていました。
AさんとMさんは近い将来プロのカウンセラーになりたいということでこの講座を受けられていますから、さらに練習して自分のものにして欲しいですね!
ミルトンモデル
4回目の最後は難解と言われるミルトンモデルを5つ厳選して、学んでいただきました。
・会話的要求
・否定命令
・埋め込まれた命令
・埋め込まれた質問
・複合等価に因果関係
この5つは実際のカウンセリングの現場でも使えますし、クライアントさんとのメールのやり取りでも重宝します。
また日常生活の会話やビジネス交渉、プレゼンテーションにも使えますので知らないと損しますよ。
否定命令は1回目に皆さんでワークをしていただき、大変盛り上がりました。
あとの4つは私がちょっと説明するだけで簡単に使えるようにアレンジしていますので、解説だけにしました。
これでラウンド2のプログラムは終了になりましたが・・・。
受講生の皆さんは名残惜しんでしばらくお話していました。
次回はいよいよ心のオペを取得していただきます。
その第一弾として催眠療法(ヒプノセラピー)によるインナーチャイルドビリーフチェンジセラピーです。
これは私が10年近く試行錯誤を重ねて完成させた杉田メソッド究極奥義2になります。
特にアダルトチルドレンの方が根本解決していくためには、必要不可欠なセラピーになります。
そして、私が実戦さながらガチンコでデモンストレーションを行います。
すでに餌食はHさんと決まっております(笑)
ラウンド2の番外編
まみさんが私に「いつも色々とお世話になっています」といった感謝の気持ちを込めて山梨の桃をプレゼントしてくれました。
5日(日)の朝にいただいたのですが、これがまた美味しくて美味しくて、うなってしまいました(笑)
これは自分一人で独占したいと思ったのですが、是非受講生の皆さんにも食べていただきたいと思いましたので、まみさんの許可を得て休憩中にお出ししました。
今回はお母さんの方が多いせいか皆さん非常に感激して、「甘い、美味しい」「むいてくれるのが嬉しい」と言いながら食べられていました。
確かに主婦の方は、果物などはむいたり、食べやすい形にカットする側が多いですからね。
ですから、食べやすい形になってカットされた桃を楊枝で突っついて食べるのも良かったみたいです。
桃の美味しさはもちろん、そういった部分でも喜んでくれて私もとてもハッピーな気分になりました。
ラウンド3の模様は以下に掲載しております。
これからカウンセラーとして独立開業を目指されてる方、まずはどんな準備が必要なのか?そんな方に参考になる記事になります。
開業資金の内訳や開業に必要なことが書いているページがありますのでご興味のあるかたはこちらのページも参考にしてみてください。
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