心理カウンセリング料金は本当に高いのか?

2024年3月6日カウンセラーになるための基礎知識

【カウンセリングの料金を検証する】

これからカウンセリングを受けてみようとご検討されている方には、カウンセリング料金についてのご理解が少々深まっていくかもしれません。

また前回カウンセリングの料金設定についてお話してきましたが、これからカウンセラーやセラピストを目指されている方の中には「カウンセリング料金は高いから気が引ける」と感じられて料金設定を迷われている方も少なくないと思います。

ですから、そんな方たちのためにこれからお伝えしていく記事がお役に立てることを願っています。

よくカウンセリングの料金は高いという方がおられます。

それはもしかしら一般的な保険が適応できる医療に比べると保険がきかない分高いと感じられるのかもしれませんね。

しかし、私の経験上それほど高いとは思っていません。

ときには安いと感じたりすることもあります。

その話をするとみなさんからブーイングがきそうですね(笑)

だたし、我々人間は心と体から作られているということを頭の隅にでも置いて、これからお伝えすることを読まれてみてはどうでしょうかね。

これは私が現在カウンセラーだから言っているのではなく、そこにはちゃんとした根拠があるからです。

その理由をこれから詳しく語っていきますね。

 

高いと思われてしまう理由

カウンセリングの料金が一般的に高いと思われてしまう理由はいくつかあると思っていますのでその理由を検証していきます。

 

カウンセリングの料金が何と比較されている?

カウンセリング料金が高いと思われてしまうのは、もしかしたら医療機関と比べられているのかもしれませんね。

確かに健康保険が適用される医療費は、保険適用外のカウンセリングセラピーに比べるとなかなか高いと感じます。

しかし、保険適用外になると医療費は非常に高いと感じたことありませんか?

それが体の手術となると莫大なお金がかかったりします。

ときには数百万かかることもあります。

ちょっと大げさな話になりましたね。

では保険適用外の差し歯はいくらぐらいになるのか?

調べた結果、1本4万円~20万円みたいです。

カウンセリングセラピーは医療行為とは違いますので一概には比べらないのですが、ココロの病の場合も心の治療費と言ってもいいのではないかと私は感じています。

なぜかというと、アダルトチルドレン(幼少期に親子関係が健全ではなかった環境で育てられた子)の症状がかなりある方又は症状が重い方は、本当にこの世では生きづらく、自己評価が非常に低いため自分に自信を持つことができない。

ですから、対人関係も上手く築くことができず、物事を悲観的に考えることが多く、自分を出せずにもがき苦しんでいることが多いです。

この心の症状を身体的な病状に置き換えて考えてみると、なかなか重い病気に相当するのではないかと私は考えています。

しかし、心の病状は肉眼では見えないものなので、なかなかその症状を重くとらえてはくれないのが今の日本の現状ではないでしょうか。

ちょっとこんなふうに考えてみましょう

カウンセリング=医師だと風邪薬
セラピー(療法)=医師だと手術

これは何を意味しているかというと、カウンセリングと言うのはクライアントさんが辛かった気持ちをカウンセラーに共感してもらって心が軽くなっていく技法です。

それほど心の症状が軽ければ腕のようカウンセラーであれば、カウンセリングだけでも十分解決してしまうこともあります。

これをお医者さんにたとえると、風邪を引いたときお医者さんは手術をせずに薬を出してくれます。

カウンセラーは共感することがクライアントさんの薬になり、お医者さんは患者さんの症状に合わせて薬を出す。(ここで言っているお医者さんは内科医です)

この2つは症状が軽いので手術が必要ありません。
だから対処療法だけで改善していきます。

これだけであれば、料金はそれほどかからないでしょう。

しかし、手術が必要になる場合はどうでしょうか?

もし保険がきかなければどれくらいの金額になるんですかね。

昨年私は人生初の全身麻酔手術を経験しました。

私は小心者で臆病なので手術が怖くて手術前に血圧が200を超えてしまいました(笑)

健康保険がない場合、手術費用は100万円を超えていました。

何が言いたいかと言うと、アダルトチルドレン(幼少期に親子関係が健全ではなかった環境で育てられた子)や対人恐怖症、うつ病、パニック障害、性格改善、自己否定感が強い方などは心の手術が必要になってきます。

私も超アダルトチルドレンでしたので、心の手術が必要だということがよくわかります。

そうなってくると必然的に心の手術をするわけですから、金額も高くなってくると思いませんか?

それがカウンセリングが料金は高いと言われてしまう一つの理由かもしれませんね。

 

継続が必要だと思われている

数年前にアダルトチルドレン(幼少期に親子関係が健全ではなかった環境で育てられた子)を改善するために私のところにご相談に来てくれた20代女性が来られました。

その方がこんなことを言っていました。

「他に行きたいカウンセリングルームがあったのですが、改善するのに1年かかって合計で100万かかると言われました」

これではどう考えても高いですよね。

おそらくここのカウンセリングルームのカウンセラーは心のオペができない可能性があります。

心のオペができないカウンセラーに当たってしまうとときには何年も継続して通わなければいけなくなります。

薬づけではなくカウンセリングづけになってしまう

カウンセリング=継続が必要

といったようなイメージが日本人の中に反映しているのかもしれませんね。

それが高いと言われてしまうもう一つに理由かもしれませんね。

ちなみに先ほどのアダルトチルドレンの20代女性は5回通っていただきました。

最終的に・・・

100万円が15万円で済みました。(当時は1セッション3万円)

この女性の手書きカウンセリング体験談

 

これでもカウンセリング料金は高いのか?

今まで数十年悩み続けて「人生がつまらない、生まれて来なければよかった。自分なんて生きている意味がない」とネガティブにしか思うことができずに暗かった方の人生が劇的に変えてしまうこともある。

そんな人間一人の人生を変えることができるのがカウンセリングセラピーです。

本当にそこまで心が変わるんだったら、100万出しても惜しくないと思いませんか?

それほどの商品を提供できるんです。

私はよく言っていますけど心理療法は心のオペができるんです。

だって、心のオペをしなかったら一生心がいつまで経っても変わらない可能性が非常に高いです。

心のオペ(心理療法)についてわかりやすく解説している記事をご用意していますのでご覧になってみてください。

心のオペ(心理療法)の素晴らしさ

先ほどもお伝えしましたが、特にアダルトチルドレン(幼少期に親子関係が健全ではなかった環境で育てられた子)の場合は、心のオペをしないと99%改善は見込めないと私は感じています。

そんなネガティブな想いをずっとずっと背負って生きていかなければいけません。

まるで重い重い荷物を背負って人生を歩んでいくみたいな感じです。

そんな人生と決別させることができるのが心のオペです。

それを外科医で例えると重い病気の方の手術をしていく感覚に近いかもしれませんね。

それもしっかりと心のオペができる腕の優れた心理カウンセラーは根本的な解決が可能ですので、同じことの悩みで心の再オペはしなくても大丈夫です。

あとあとお金がかからいのが強み

もしそれ以降も1か月に1回は通い続けなければいけない状態であれば、それは負担も大きいし高いと私も感じます。

そう考えると仮に2~3カ月通い30万円かかったけど、長年悩み苦しんでいたことが解消されて心の健康を手に入れることができ、これから幸せな人生を送れるとしたらどうでしょうか?

やはりそれでもカウンセリング料金は高いと思われてしまうんですかね・・・???

以下はカウンセリングの料金設定と相場についての記事ですので参考にすることもできます。

カウンセリングの料金設定と相場

 

お金をどこに投資するのか?

お金って皆それぞれ自分が必要だと思われているところに投資していますよね。

自分が必要だと感じられている部分では、高額でもお金を使います。

たとえば、能力開発、宗教、成功哲学、自己啓発、美容エステなど・・・。

これはある意味自分を磨くことかもしれませんね。

宗教に心のよりどころを求めている方などは、お布施金額も相当しているのではないでしょか・・・。

成功哲学なんかの教材は100万するものもあります。

能力開発や自己啓発セミナーなどはピンキリで高額なセミナーもあります。

エステなども1回2回で終わりではありませんので年間を通して考えると金額もバカになりません。

ホストクラブなどでいいわいいわ注文していたら、いくら取られてしまうかわかりません。

体に悪いタバコだってそうですよね。仮に1日1箱吸っていたとしても年間を通せばかなりの金額がいってしまいます。

1日1箱500円×365日=182,500円

私はタバコは吸わないのでこれを計算してみてビックリしました(笑)

こんなにかかっているんですね。

いかがですか、こういったことと比べてもカウンセリング料金はまだ高いと感じられる方もおられるでしょう。


補足・・・こういったお話をすると本当に心が病んでいる方は仕事も思うようにできずに悩んでいる。だけどお金がないからカウンセリングを受けたくても受けられない。といったような声が聞こえてきそうですね。

私個人の意見を言わせてもらうと、これは権威のない民間のカウンセラーにはどうすることもできない問題ではないでしょうか・・・。民間のカウンセラーも生活がかかっていますからね。それよりも国が何か手を打たないといけないのではと考えているのは私だけでしょうかね。


カウンセラーの立場から見た効果が上がりやすい人と上がりにくい方又は時間がかかってしまう方の違いをまとめてみましたのでこれからカウンセリングを受けようとご検討されている方には参考になるかもしれません。

カウンセリング・セラピー効果が上がりやすい人と回数がかかる人の違い

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記事の担当者

この記事は代表の杉田義晴が長年のカウンセリング・セラピー経験と実績を元にして書いています。
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