どうやって独立開業カウンセラーになったのかその過程を公開

2025年4月8日カウンセラーになるための基礎知識

独立開業カウンセラーになるためのプラン

 

近い将来心理カウンセラーやセラピストとして独立開業を目指されている方のために私の経験を元に語っていきたいと思います。

いってみれば生の声が聞けるというわけですね!

私が開業する前、まだネットに心理カウンセラーとして独立開業するための記事がほとんどなかった時代だったので、どうやってカウンセラーになっていったらいいのか?

そんな詳しい情報がなくかなり時間と労力を使ってしまいました。

ですから、あの頃の自分がこれからお伝えしていく記事を読んですごく参考になると言わしめるようなそんな誇れる記事の内容にしていきたいと思っています。

「開業前にこんな記事があったら心強いのになぁ~」

と思わせるような開業前の自分の立場になって記事を書いていきます。

 

開業前の事前準備

開業前の事前準備

 

さて、以下は私が開業する前に色々と考えていたことです。

どうしたら、心理カウンセラーになることができるのか?

開業するにはどんな資格が必要なのか?

何を学んでいったらいいのか?

師匠選びは?

どんな心理カウンセラーとして何が必要なのか?

どこで学べば心の問題を解決できる本物のカウンセラーになれるのか?

どんな方たちのどんなお悩みを解決していきたいのか?

どの場所でカウンセリングルームを構えたらいいのか?

どんな家具を揃えたらいいのか?

何年何月何日に開業をするのか?

どんな社名にするのか?

カウンセリングセラピーの料金設定は?

開業費用はどれくらいかかるのか?

集客はどうしていくのか?

まーこんな感じで色々と考えを巡らせていました。

 

 

カウンセラーを目指した理由

カウンセリング中によくクライアントさんから聞かれることがあります。

「杉田さんはなんでカウンセラーになろうと思ったのですか?」

この質問に対してこのように答えています。

「親の愛情不足で育って子ども頃から辛い思いをしてきた。その苦しかった経験を活かしたいと思ったからです」

 

もし私が親の愛情たっぷりで育てられたとしたら、99%心の問題を解決するカウンセラーになっていなかったでしょう。

その理由はのちのち語らせていただきます。

その理由があったからこそ私は36歳のときに心理カウンセラーになると心に決めました。

なにしろ当時はお恥ずかしい話ですが、36歳で貯金0、未婚で彼女なし、時給は800円で朝8時~夜8時まで働いましたが、月給は20万にとどきません。

それに頭はハゲ上がっている(笑)

おまけに職場のおばさんには「キモイ」と言われてしまう始末・・・。

今考えるとそれはそうですよね。

働き盛りの36歳の男が何も目標を持たずに時給800円のところでそれもバイトで働いている。

当時は正直惨めな思いはありましたが、そのバイトを始めて半年くらいしたときにカウンセラーになろうと思いそれから、仕事が終わっては眠い目をこすりながら書籍を読みあさって勉強に励みました。

カウンセラーになろうと思ったきっかけは、やはりバカにされている悔しい思いとこのまま人生終わってたまるかという想い、そして親から受けた大きなトラウマを何とかして自分らしく生きていきたいという想いが強かったような気がします。

その当時はとにかくカウンセリングの技法とかそういったカウンセリング関係の書籍を読みあさっていました。

 

 

師匠を見つけていたあの頃

カウンセリング技術の習得

 

開業する3年前カウンセラーの職種ではまったくのド素人の私ですから、まずは実績と経験を積んでいる人間性の優れている心理カウンセラーを探していました。

なぜかというと、その方から色々と教えてもらい開業したときは必ず自分ではかなりの苦戦を強いられるクライアントさんが現れると思っていたからです。

そのときに対処できなければせっかく私のところに悩み苦しんでご相談に来られた方に失望させてしまうし、すごく失礼だと感じていたからです。

しかし、そのいったときに経験と実績を積んでいる師匠が居てくれたら色々とアドバイスがもらえて対処できるし自らの腕も磨けると感じていました。

だから、自分の師匠を探していたんですね。

 

師匠が見つからない

色々と探している中でカウンセリングの他に催眠療法(ヒプノセラピー)、NLP(神経言語プログラミング)という画期的な方法を知り、それも含めて友達のパソコンを貸してもらい検索していました。

ちなみに当時私はパソコンを触ったことすらありませんでした。

そして何人かのセラピストやカウンセラーの方のところへセミナーや講座を受けにいったり、お問い合わせをしたりしていましたが、残念ながら私が望んでいた師匠と言える方と出会うことができませんでした。

その後は心に強く覚悟を決めたんです。

よし!

「独学で心理セラピーテクニックを開発する」

今考えるとこう思えたことがすごく良かったと感じています。

もちろん自分でずっと一人で考え、一人で悩み、一人で解決してきたので苦戦したことは多かったですが、その苦しかった分だけ杉田メソッド究極奥義を生んだんだと思っています。

実践の現場からこの究極奥義を身につけたことによって、カウンセリングセラピーの腕がかなり磨かれていったと自分でも感じています。

そのときに感じたことは

やはり机上の空論より、実践から得られることに勝るものはない!

「百聞は一見に如かず」ってやつですね。

 

 

心理カウンセラーになるために貯金をした日々

カウンセラーになるためのステップを踏んでいく

 

時給800円ですから、生活費だけでお金が飛んでいきほとんど貯金ができなかったので日給のよい仕事に変え、まずは1年くらいの間で貯金を100万くらいためる計画を立てました。

その仕事は以前やっていた土木の肉体労働です。

弟が土木会社の社長をやっていますので頼み込んで1年間くらいバイトで雇ってもらいました。

いちを兄貴なので弟に遣われるのは、どうかと思いましたがプロのカウンセラーになるためにそんなくだらないプライドは捨てました。

このときの生活パターンは仕事に行って帰って来てからは毎日2~3時間勉強して、休みの日はよいと思った研修や講座を受けに行き資格を習得する。

そんな生活パターンを繰り返していました。

無駄使いは完全にしなかったので1年で開業資金を貯めいよいよ心理カウンセラーとして独立開業の準備に取り掛かれるようになりました。

 

社名は?

自分のカウンセリングルームの社名は、私自身すごく重要だと感じています。

なぜかというと、社名が心理カウンセラーの顔の部分だからです。

よく言われていることですので皆さんもご存じだと思いますが、人間は初対面の方と接するとき3秒でその方の印象を決めてしまうといわれています。

そしてその印象がずっと変わることなくその印象という色メガネをつけてその方を見ます。

例えばこの人は意地悪な人だとレッテルを貼ってしまうと、仮にその方が同僚の悪口を言っていたとすると「やっぱりあの人は嫌な奴だ」と思いやすくなってしまいます。

ところが、最初に「この人は優しい人だ」と印象付けた方が同じように同僚の悪口を言っていたとしたら、「きっと誰かから理不尽な酷い目にあったからこそ爆発して悪口を言っているんだろう・・・」と勝手に推測するかもしれませんね。

ちょっと大げさな話になりましたが、私はそれくらい社名を何にするか色々と考えました。

 

メンタル心理エキスパートの由来

この社名は、英語でexpertは専門家、達人、玄人、名人、名手の意味です。

つまり精神的な心理の専門家、達人、名人とも言えます。

この社名にする私の根本的な理由は、様々な心の問題を解決できる

達人レベルの心理カウンセラー

になるという意味がこめられています。

ですからこの道の達人、専門家、プロ、名人に自分がなっていくという意味でこの社名に決めました。

そうすることで本来まったり屋さんの自分に喝を入れ、この社名に恥ずかしくない心理カウンセラーに嫌でもならなくてはいけないと自分にいい意味でプレッシャーをかけました。

まして私の場合は師匠がいませんのでなおさらでした。

また心理カウンセラーとして叱ってくれる人が居ない中で一人で経営していくとどうしても甘えが出てしまうんじゃないかという強い思いがありましたのでエキスパートと名付けました。

 

心理カウンセラーとして独立開業日を決める

話が前後してしまいますが、私の場合は弟のところで働かせてもらう前にだいたいの開業資金の目安がついてきましたので、その時点で目標をはっきりとさせました。

2004年9月20日に「メンタル心理エキスパート」を開業する

これを紙に書いて部屋に貼っておきました。

ちょっと記憶ははっきりと覚えていませんが、たぶんこれを紙に書いて貼ったのは、2003年3月くらいだと思います。

 

開業するためにしてきたこと

今まで書いてきた通り、開業日を決めるまでは心理カウンセリング関係の本を読みあさり、興味あるセミナーに参加してきました。

ところが、開業日を決めてからはどんどん加速していったような気がします。

2004年9月20日に開業するためには、これから何をしていったらいいのか?

そのためにこの1か月をどうように過ごしていったらいいのか?

この1週間はどうようにして過ごしていったらいいのか?

今日1日どうように過ごしていったらいいのか?

自然とこのような思考パターンになっていました。

特にこの時期に私が重点をおいていたことです。

①貯金を120万貯める
②カウンセリング・セラピーの技法を習得する
③本を読みあさり猛勉強する

 

技術的なことを学びながら、次はいよいよ本格的な開業準備に向けて始動します。(開業3~4か月前)

・カウンセリングルームの改装工事
・催眠療法(ヒプノセラピー)の資格を取る
・パソコン購入と操作を覚える
・集客方法

 

カウンセリングルームの改装と資格取得

私の場合カウンセリングルームをどこにしようかと悩みましたが、自宅の部屋に空きを作ってそこで勝負をかけようと決めました。

どこかを借りるとなると経費がかかってしまうので私は自宅で開業することをお勧めしています。

古い建物のため不安はありましたが、内装を綺麗にしようとして業者に頼まず自分の手で壁にアイボリー色のペンキを塗って、ドアを変えて、新品のカテーンに買い換えました。

特にペンキを塗るのは不安がありましたが、何とか綺麗に自分で塗ることができて一安心したのを覚えています。

その後は商売道具であるカウンセリング用のソファーと催眠療法(ヒプノセラピー)用のリクライニングチェアーを家具屋さんに行って購入してきました。

いちを商売道具なので良い物を私は使いたいと思っていたのでなかなか良い買い物ができたのではないかと感じています。

その商売道具が改装されたカウンセリングルームに設置できたときは、いよいよ始まるぞ!

という気分が高まって心が躍動するようなワクワク感を感じていたことを覚えています。

 

資格取得

催眠療法(ヒプノセラピー)は個人で経営しているところにも学びに行きました。

2日間で5万円~20万円のところまでありました。

今考えると2日間で20万円はどうかな?
と感じてしまうのは自分だけかな???

確かに20万円でそれだけの価値があることが学べれば良かったのですが、私が一番学びたかった心の問題を解決できる心理テクニックがほとんど学べなかったことが非常に残念でした。

私としては・・・

「こんな症状や悩みを抱えていて、ここの部分がポイントだったのでそこに対してこんなふうな催眠療法を行ったら、こんなふうに変わっていった」

みたいな回答を望んでいました。

しかし、質問してもあやふやな明確とした答えが返ってこなかったんですね。

それを一番知りたくて受講したのに・・・って感じです。

まーそれも自分が決めて参加したことなのでそれほど人生無駄にしたこととは思っていませんし、その先生を責める気持ちもありません。

いってみれば自己責任ですからね。

 

米国催眠療法協会の資格

色々と調べていたら、アメリカ人の現役ヒプノセラピストが教えてくれる講座を知り、そして資格までいただけることを知りました。

私は初級コース、上級コース、コンプリートコースまで参加してきました。

催眠誘導から暗示のかけ方等色々と催眠基本から応用まで学ぶことができました。

そしてコンプリートコースでは症例を上げて対処するといった実践さながらの本格的なコース内容だったです。

ここで頂いた資格です

米国催眠療法協会認定セラピスト
ITTO上級ヒプノセラピスト

この2つを開業1か月間にゲットしました。

 

 

パソコンで自作HP作成

当時私はパソコンをほとんどいじったことがありませんでしたが、これからは自分のホームページを作成するためにもパソコンを覚えなくてはいけません。

機械音痴な私にとって自分でパソコンを使いホームページを作るなんて物凄い不安だし超超超ハードルが高すぎます(笑)

「自分なんかに本当にできるのだろうか?」

ホームページを業者に頼むと100万以上かかります。

貯金を開業資金にあてた私にはとてもそんなお金はありません。

だから、自分でやるしかないんです。

ここも腹をくくって何としても自分がやり通してやるという心構えで頑張っていました。

そのときに偶然セミナーで出会った方にホームページであれば割と簡単に作成できるという話をお聞きして、さっそく購入しました。

そんなこんなで実際に初代メンタル心理エキスパートのホームページができあがったのは、開業して2か月くらい経ってからだと思います。

 

集客方法は?

クライアントさんに「メンタル心理エキスパート」の存在をどう知ってもらうのか?

これがなければいかに素晴らしい腕を持っていようが宝の持ち腐れになってしまいます。

開業する前、私は当時はまだ携帯電話で検索することもなかったので、タウンページが良いと思いタウンページに広告を載せようと決めていました。

あとは地域のタウン誌に1回3万~4万くらい広告費としての準備もしていました。

当時はタウンページや地域のタウン誌だけでもご相談に訪れてきてくれるという情報を耳にしていましたのでまずはそれに頼ろうと思っていました。

しかし、それだけでは食べていけないかな・・・?

という疑問もありましたので、やはりこれからの時代は自らのホームページを充実さすことが収入を安定さすことだと考えていました。

きれいごと抜きにして収入がないと生活できませんからね。

 

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記事の担当者

この記事は代表の杉田義晴が長年のカウンセリング・セラピー経験と実績を元にして書いています。
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