カウンセラー養成講座 基礎知識編
【カウンセラー講座ライブ-ラウンド1】
ここのカテゴリでは心のスペシャリスト養成スクールのルーツソリューションカウンセラー養成講座の模様を要点を重視しながら、簡単ではありますがライブ感覚でお伝えしていきたいと思います。
今回は2018年7月7日(土)、8日(日)にメンタル心理エキスパートのカウンセリングルームで行われたラウンド1の模様をお話させていただきますね。
参加者は30代~50代の女性です。
また今回はこの講座の卒業生でもある山梨県甲府市で独立開業されている「心の陽のあたる場所」代表の柳田真見さんも参加されています。
真未さん自ら養成講座を開催しているカウンセラーで、今回は1から改めて学びたいということと講師としての腕も上げたいといった目的を持たれて参加されています。
ラウンド1ではカウンセラーやセラピストとして悩みを解決するための心理的な基礎知識と心構えを身につけます。
ですから、基本中の基本って感じですかね。
さらに自己受容や他者理解に非常に役に立つ学問エニアグラムを学びます。
エニアグラムのお話は後ほどね。
カウンセラー講座1日目の始まり
さて初日ですから、私も含めて受講生の方は緊張することでしょう。
まして初めて会う方たちばかりなので、最初はちょっとばかり緊張するのかもしれませんね。
また講座内容にしっかりとついていくことができるのか?
学んだことを習得できるのか?
自分だけ遅れを取らないか?
みんなと仲良くやっていけるだろうか?
といった想いもあるかもしれませんね。
と言っていながら、一番緊張しているのは私だったりして(笑)
私は小心者のせいか、講座の1週間くらい前からマニュアルを見直し、そしてシミュレーションを何度も繰り返して講座に臨みます。
よく「怖い顔」と言われますけどそのへんは真面目なんですよ(笑)
10時開始なのですが、9時40分くらいに一人の方が来られました。そしてその後車で来られた方がいましたので駐車場に案内している途中でさらに二人の方が来られました。
これで予定していた受講生は時間通りに無事到着できました。
お一人お一人に自慢のマニュアルを手渡して、これから講座が始まります。
まずは緊張している空気をなごやかにするためにお互いがお互いの自己紹介をしてもらいました。
一人ひとり立ち上がってばっちり自己紹介をするものとは違いますよ。
さらに私の方から、講座の質を高めるためと受講生が満足いく講座にするために、この講座で何を得たいのか?どんな目的で参加してくれたのか?とお聞きしました。
受講生の目的によっては、話し方などを変えなければいけないので、毎回お聞きしています。
今回は将来的にプロのカウンセラーになりたいと望まれている受講生が多かったです。
そういったお話をしているときにHさんが、私のサイトを見られて「顔が怖い」と思ったそうですが、親族から「顔が怖い人は本当は優しい人が多いんだよ」と言われたそうです。
すかさず私は「髪の毛があれば優しい顔になるんですよ」って冗談を交えながらお伝えしました。
そんなこんなで緊張の場がなごんでいったような気がします。
ちなみに私の講座は自称
「吉本流カウンセラー養成講座」と言っています。
吉本とはお笑いの世界の吉本興業のことです。
この後、この記事では公開できない極秘のワークをやってもらいました。
公開してもいいのですが、ネタがばれてしまうと面白くないので勘弁してね。
たぶん受講生の方がこの記事を読まれても極秘のワークが何だかわからないかもしれません。
ルーツソリューションセラピーとは
色々な準備が整い本格的な講座内容へ入っていきます。
まず最初に心のスペシャリスト養成スクールが提唱するルーツソリューションセラピーの説明をしました。
ルーツソリューションとは心の問題を根本解決していくという意味です。
心の問題の根本的な原因を探し出して心のオペをする
こういった流れで行っていくという説明をさせてもらいました。
また心のオペをするとき心理的抵抗(メンタルブロック)があって、なかなか心のオペが進まない場合があるということもお伝えしました。
もちろん心理的抵抗(メンタルブロック)を外していく効果的なやり方もこの講座で伝授させていただきます。
ちなみにこれは私の価値観ですが、心理的抵抗(メンタルブロック)を外せないカウンセラーやセラピストは一流ではないと考えています。
なぜかというと、それを外さない限り根本解決が非常に難しくなるということを痛いほど知っているからです。
NLP(神経言語プログラミング)の前提
次にNLP(神経言語プログラミング)の前提という基礎知識的ものがあります。
このNLPの前提では、これからカウンセラーやセラピストを目指される方もちろん、コミュニケーション能力をアップしたい方などには特に知っておかなければいけない内容です。
これを知るのと知らないのでは、コミュニケーションの質がかなり変わってきてしまいますので是非知っておきたい内容ですね。
また一人の人間として必要な知識を得られることもできます。
心のスペシャリスト養成スクールでは、他人の心を大切に扱うプロとしてカウンセラー養成向けに必要な10項目をご用意しています。
このNLPの前提を知ることにより、クライアントさんの想いに応えるための質の高いカウンセリングセラピーが実現可能になってくると私は思っています。
ここでもただ説明するだけではなく、ちょっとしたワークを交えながら進めていきます。
そのことにより、記憶に残りやすくご理解が深まっていくと私は考えています。
NLPのモデリング
モデリングって聞いたことありますか?
聞いたことない方でも何となくどんなものなのか、想像できるかもしれませんね。
モデリングとは簡単に言うと、真似をするということです。
成功哲学の世界ではこんな格言があります。
「成功者になりたければ、成功者の真似をしろ!」
モデリングのお話はわかりやすくご理解していただくために受講生にはNLPのメタファーを使ってお話させていただきました。
メタファーとは比喩、例え話のことです。
私の講座ではメタファーがたくさん出てきます。
難しい理論的な話が苦手なのでメタファーをふんだんに使います(笑)
メタファーのワークはラウンド3で詳しく行っていく予定です。
脳と心の仕組み
プロのカウンセラーとして脳と心の仕組みは、最低限知っておかなければいけませんね。
この講座で取り上げた内容を一部お伝えしますね。
・人の心は二つある
・悩みのメカニズム(偏桃体が影響している)
・努力逆転の法則
・すべての行動には肯定的意図がある(NLP)
・ネガティブな感情の役割
ここでワークを行ったのは努力逆転の法則とネガティブな感情の役割について行っていきました。
知らない方のために説明すると努力逆転の法則は「失敗しないようにしよう×2」と頑張れば頑張るほどミスが多くなってしまう現象です。
この講座で行ったのが
努力逆転の法則ではなく努力成功の法則
に変換していくワークをご用意しています。
このワークがかなり盛り上がって、日常生活で使えそうなフレーズを見つけられた受講生たちは大変喜んでいました。
特にRさんとMさんは「さっそく家族に使ってみよう」と期待を膨らませていました。
ちなみに1日目の昼食は、セラピールームで食べられた方もいれば、最近できた近くにあるカフェでランチをしに行った受講生もおられたみたいです。
ランチに行かれたのはMさんとRさんでちょっと豪華なランチだったらしく、喜んでいました。
何か女性らしいですね(笑)
そんなこんなで無事に1日目が終了しました。
カウンセラー講座2日目の始まり
さて2日目の始まりです。
10分前には皆集合しました。優秀ですね!
2階のセラピールームからは笑い声がしてきます。
いつもそうなのですが、受講生同士が仲良くなって非常に良い雰囲気ですね。
私は気合入りまくりです!!!
しかし、みんなが盛り上がっているさなか、中断して講義を始めるのは正直気が引けますね(笑)
まず始めに1日目に行ったことに対しての質問を投げかけましたが、質問はありませんでしたので前日のちょっとした復習みたいなお話をしながら、本題に入っていきました。
心を変えるために絶対必要な3つのポイント
最初に心を変えるために必要なポイントを3つお話させていただきました。
特に「ありのままの自分を受け入れる」このことについては、十分に時間を取ってお話しました。
私の記事でもよくお話をしている
ありのままの自分を受け入れる=自己受容
ありのままの自分を受け入れるとはよく自己啓発本に書いてあるけど、その本当の意味を知らない方が多いとカウンセリングの現場で痛いほど感じていますので、その本当の意味をお伝えしました。
またどうやったら、ありのままの自分を受け入れることができるのか?
ここは本当に大きな大きなポイントです。
このポイントは4つあります。
この4つのポイントは受講生に考えてもらいながら、じっくりと時間を取ってお伝えしました。
カウンセリングセラピーでクライアントさんに大満足していただける結果を出すためには、この自己受容は本当に大きなキーポイントになってきます。
プロのカウンセラーになってこの4つのポイントを十分に理解して、心のオペが習得できれば、一流のカウンセラーの道が開けてきます。
ですから、クライアントさんの自己受容を完全にサポートできるようなカウンセラーになっていただきたいと私は願っています。
それくらいここは重要ポイントになります。
自己受容について詳しく知りたい方は、自己受容本当の意味とカウンセリング効果をご覧になってみるのも非常に参考になりますよ。
潜在意識の有効的な活用法
ここでは主にアスリートが行っている願望達成のメンタルトレーニングやポジティブシンキングの危険度、EFTタッピングセラピーに役に立つ暗示方法などをお話しました。
実際にワークとしてやってもらったのは、願望達成の効果的なイメージ法を行ってもらいました。
ここでは現役カウンセラーである真未さんが登場して、受講生のみなさんにデモンストレーションとして見本を見せてもらいました。
その後受講生の皆さん同士でこのワークを2人1組で行っていきました。
皆さんそれぞれがポジティブなイメージを浮かべられたみたいで良かったです。
こういったイメージを潜在意識に刷り込んでいくと願望達成に向けて心と脳と体が走り出してくれます。
私も開業前は毎日のようにイメージトレーニングをしていました。
その中でも本を出版することに対しては特に強い想いを込めてイメージしていたのを覚えています。
ネガティブなビリーフを探し出す
ここは今回の講座から導入した項目です。
ネガティブなビリーフとは悩みの基となっているマイナス的な思い込みです。
その思い込みこそが悩みや症状の正体
しかし、その悩みの基となっている人それぞれの思い込みを見つけ出すのにすごく時間がかかるし、苦労することがあります。
その一つの理由として我々人間の心は実態がなく物を扱うのとはわけが違います。
また成育歴や考え方、価値観が100%同じ人間なんて存在しません。
すぐに見つけ出すことができれば、心のオペをしてビリーフチェンジ(価値観を変換すること)していけばいいのですが、見つからない場合は、違った角度からアプローチすれば問題ないのですが、やはり見つけておいた方が効率的です。
ビリーフチェンジについては簡単ではありますが、心のスペシャリスト養成スクールのページに書いてあります。
そこで私が実際の現場で培ってきた経験から得られた基本的なネガティブなビリーフを60項目以上マニュアルに載せました。
このネガティブなビリーフは、先ほどご紹介した心理的抵抗のビリーフも入っていますのでこれだけ覚えていただいただけでも即座に心理的な抵抗を探し出すことができるようになってきます。
その60項目に基づいて受講生のみなさんに2人1組になってネガティブなビリーフを探し出すワークをしてもらいました。
その結果、受講生それぞれ色々と思い当たるネガティブビリーフが見つかったようです。
Aさんはモヤモヤを感じたらしく、Hさんはまったくなかったと言い張っていました。
私にはその意味が何となくわかっていますのでこれから講座を進めて行くのが楽しみです。
特にまったくなかったと言い張ったHさんは、心理的抵抗がある可能性が非常に高いと私は見ています。
またAさんの書いていた手書きを見て、ネガティブビリーフのワークのときにモヤモヤする可能性が高いだろうなと予測はしていました。
これは講座の最終日に行うグラフォロジー(筆跡学)なんですね。
それを知った受講生たちは、すごくすごくグラフォロジー(筆跡学)に興味をそそられたみたいです。
それからというもの特にMさんが、私がMさんの書いている字をのぞくと隠すんですよ・・・隠すからまた見たくなる(笑)
別に私は霊能力者でもなんでもないんですけどね。
休憩時間中のお話
今回参加されている方の中に以前、他社の催眠療法(ヒプノセラピー)の講座を受けられて勉強されている方がおられます。
詳しくは覚えていませんが以下の様な会話だったと思います。
Hさん「ヒプノは催眠にかかれば、効果を上げられるけど催眠にかからなければ苦戦する。ここの講座もそうなのかなって不安です」
杉田「私の使うヒプノは催眠にかかるとかかからないとかまったく関係ないですよ」
真未さん「私なんて最近、インナーチャイルドセラピーをするとき催眠誘導してないですよ」
Hさん「それを聞いて安心しました。そのことが一番気になっていたので・・・」
このような会話をしました。
催眠療法(ヒプノセラピー)を実践されているカウンセラーやセラピストの方なら、催眠にかからないクライアントさんに対してどうアプローチしていったらいいのだろうか・・・?と一度はそういった壁にぶち当たった経験があるのではないかと推測できます。
ここで疑問があると思いませんか?
通常はインナーチャイルドセラピーを行っていくときには催眠誘導をするのがセオリーです。しかし、真未さんはしていない・・・。
カウンセリングの技術が上がってくると現代催眠(通常の会話から催眠に入れる)を使いこなせるようになっていきますので、真未さんは催眠誘導をされていないんだと思います。
現代催眠はNLP(神経言語プログラミング)のミルトンモデルと言われている技術です。これはこの講座の4日目に学びます。
エニアグラム
エニアグラムとは、我々人間の性格を9つに分けた学問です。
エニアグラムは私が開発したものではありませんので、ここでは詳しく述べませんが、本などもたくさん出版されていますし、ネットで検索すればある程度の知識は得られます。
私はなぜエニアグラムを使っているかというと
自己受容(ありのままの自分を受け入れる)をしていくのには、このエニアグラムが非常に役に立つと考えているからです。
特に性格改善を目的にカウンセリングセラピーを受けに来られる方には必要不可欠な存在です。
また他者理解にも効果を発揮しますので人間関係でお悩みの方などにもお勧めです。
今回の講座からは、マニュアルに書いてある質問に答えていただき自分のエニアグラムスタイルが何番なのかを特定していきます。
早速受講生たちにワークをやっていただきました。
もちろんこの質問だけで完全に確定することはできませんが、大体の目安はついてくると思っています。
あとは私の長年の勘ってやつですかね。
ちなみに今回の受講生はスタイル5、スタイル6、スタイル7、スタイル8でしたね。
本人たちの言動や行動などを観察していると、ほとんど合っていると感じました。
このワークもすごくすごく盛り上がりました!
真未さんは私と同じスタイル6で、群馬県から参加されているMさんがスタイル6だったので、ちょうど隣同士に座っていた二人が共感しあって異常に楽しそうで盛り上がっていました。
盛り上がったところで質問があるかとお聞きして、なかったのでラウンド1は終了しました。
ラウンド1の番外編
真未さんが山梨の名物である信玄生プリンを差し入れしてくれたので、休憩時間に受講生と一緒にいただきました。
今回はプレーンと抹茶の2種類がありました。
私としては信玄プリンは大好物ですので1週間くらいかけて1個1個大切に正直全部食べたかったです(笑)
ですから、ワークが上手くできない方にはプリンは抜きみたいなことも言ってましたよ。
もちろん冗談ですからね。
今回の受講生は、近い将来独立開業カウンセラーを目指されている方が多いということで、この講座の卒業生である真未さんが参加されていることは非常に心強いのではないかと思います。
なぜかというと、私よりも身近に感じる存在で実際にこの講座を受けられて、開業されたカウンセラーだからです。
もし私が受講生と同じ立場だとしたら、真未さんに色々と聞きまくります。
どのような道を得て開業までこぎつけたのか?
開業する前に何が必要なのか?
カウンセリングセラピーの腕をどうやって習得したのか?
どんな相談を受け、どのように対処していったのか?
集客はどのようにしているのか?
こんなチャンス逃すのはもったいないと思うので、私だったら最低限上記のことをお聞きします。
そしてそのお聞きしたことを参考に実践してみる!
これは先ほどご紹介したNLP(神経言語プログラミング)のモデリングってやつです。
さて、話をコロッと変えますね。
受講生の中には自宅でカウンセリングルームを構えることが難しいと悩まれている方もおられましたが、そういった方たちがお互いにタッグを組まれてワンルームを借りたらどうか?
そんなような自らの夢を実現する案も色々と出てきています。
いいですよね~
同じ講座で出会った者同志が、自分たちの夢を実現するためにタッグを組んで前に進んでいく・・・。
こういったビジネスチャンスはよくあるみたいですね。
同じセミナーで出会って、その後一緒にタッグを組んで何かのビジネスを立ち上げた・・・みたいな話を聞くこともあります。
私なんて独立開業してからずっと一人ぼっちでやってきました(泣)
でも現在は「チームメンタル心理」のカウンセラーたちが居るので私も心強いです!
先日も「メンタル心理そらくも」代表カウンセラーである寺井さんにホームページのことで色々とお世話になり、非常に助かりました。
次回開催は8月4日(土)、5日(日)になり、ラウンド2の内容はNLPを中心とした情報収集の技術やコミュニケーション能力を格段にアップしていただけるプログラムをご用意しております。
そのことにより、レベルの高いカウンセリングの技術が身につけられます。
ラウンド2の模様は以下に掲載しております。
これからカウンセラーとして独立開業を目指されてる方、まずはどんな準備が必要なのか?そんな方に参考になる記事になります。
開業資金の内訳や開業に必要なことが書いているページがありますのでご興味のあるかたはこちらのページも参考にしてみてください。
一流のカウンセリングセラピーテクニックを学べる養成講座!