ヒプノセラピーの技術を学ぶ講座 催眠療法編
【ヒプノセラピー講座ライブ-ラウンド3】
ここのカテゴリでは心のスペシャリスト養成スクールのルーツソリューションカウンセラー養成講座の模様を要点を重視しながら、簡単ではありますがライブ感覚でお伝えしていきたいと思います。
今回は2018年9月1日(土)、2日(日)にメンタル心理エキスパートのカウンセリングルームで行われたカウンセリング講座ラウンド3の模様をお話させていただきますね。
ラウンド3では、心のオペの一つである催眠療法(ヒプノセラピー)について学習していきます。
その中でも私が名付けた杉田メソッド究極奥義2であるインナーチャイルドビリーフチェンジセラピーを習得していただきます。
もしかしたら、心のスペシャリスト養成スクールでお伝えする心のオペの中でも習得するのが一番難しい技術であるかもしれません。
カウンセリング講座5回目の始まり
早いもので今日から9月ですね。
そんな中、今回インナーチャイルドビリーフチェンジセラピーの生けにえであるHさんから電話がかかってきて「寝坊をしてしまった」とご連絡がありました。
やはり生けにえのプレッシャーか・・・(笑)
家が近いのが幸いして、30分くらいの遅刻で済みました。
いよいよ今回から、根本的な心の問題解決を目指していくために絶対的に必要な心のオペの技術を伝授させていただきます。
(関連-心のオペの素晴らしさ)
前回までは心のオペを効果的に進めて行くための基本知識、そしてラポール(信頼関係)を築き、的確な情報収集をしていくためのNLPのテクニックを学んでいきました。
今回は特にアダルトチルドレンと言われる方に非常に有効なインナーチャイルドビリーフチェンジセラピーを中心に学んでいきます。
(関連-わかりやすいアダルトチルドレンと機能不全)
催眠についてのお話
催眠状態になると普段とは違ったどんな心の状態になっていくのか?
そういった4つのポイントに絞ってお話をさせていただきました。
また催眠状態は、我々が日常生活をする中でも勝手に作りだされています。
そんな日常的な催眠状態をいくつか解説しました。
オレオレ詐欺の手口などは、まさに電話を受けた方を一瞬のうちに催眠状態へと誘導してしまうものです。
一言で催眠状態を説明すると
催眠状態=思考が緩み暗示が入りやすい状態
そう考えると催眠って何か怖いイメージが湧いてくるかもしれませんが、催眠状態を良い方向へ使い、幸せに導いていくのが一流のカウンセラーのお仕事です。
また思考が緩み暗示が入りやすい状態を知っておけば、詐欺に引っかかってしまう可能性も低くなってくるのではないでしょうか。
今回受講されている○○○さんは、騙されやすい心の性質を持っているので要注意です(笑)
おそらく本人もわかっていると思います。
催眠術と催眠療法(ヒプノセラピー)の違い
催眠状態について色々とお話をした後、今度は催眠術と催眠療法(ヒプノセラピー)の違いについてお話させていただきました。
主に催眠術の裏事情みたいなことをお伝えしました。
催眠療法(ヒプノセラピー)を扱うカウンセラーにとって、この違いは理解しておいた方がいいのではないかと感じています。
現在は少なくなってきたのですが、開業した当初は催眠療法と催眠術を同じものとしてご理解されていたクライアントさんが多かったです。
抱えている悩みを催眠術にかけて、簡単に悩みを解消していくような印象ですね。
そういった印象を持っているとその印象が基準になってきますので、催眠療法(ヒプノセラピー)のことをお伝えすると少々がっかりする人もおられました。
最近は非常に少なくなってきましたけどね。
催眠術をかけて簡単に悩みを解消できたら私は神になっていますよ(笑)
催眠療法(ヒプノセラピー)の種類
催眠療法(ヒプノセラピー)4つの種類について詳しくお話させていただきました。
催眠術と催眠療法(ヒプノセラピー)の違いと4つの種類については、簡単ではありますが以下のページに載っていますので参考にされるのもいいですね。
(関連記事-わかりやすい催眠療法(ヒプノセラピー)
催眠誘導を作成する
心のスペシャリスト養成スクールでは、エリクソン催眠の誘導法を行っています。
通常の誘導法では抵抗が生まれてしまう可能性がありますので、ほとんど抵抗を生まないエリクソン催眠誘導法をマスターしていただいています。
それにはしっかりとした理由があります。
私が行っているカウンセリングやセラピーは、心の基礎を築いていくことすなわち自己受容(ありのままの自分を受け入れる)を大切にしているからです。
実は自己受容とエリクソン催眠誘導法はつながっているんです。
さて、ここで受講生の方たちには2つのグループにわかれてもらい誘導暗示を作成してもらうワークをしてもらいました。
このワークをしているとき、Rさんが素晴らしい暗示の提案をどんどん出していました。
それを盗み聴きしていた他のグループの方がパクっていました(笑)
その後作成した誘導法を使って、2人1組でワークを行いました。
そしてさらに誘導法を自分のモノにするためにこの課題を宿題としました。
ここで行っている催眠誘導が上手くなってくると相手の気持ちを察して、その気持ちに寄り添うことがさらにできるようになってきます。
なぜかというと・・・
相手の心理や気持ちに寄り添っていく誘導法
だからです。
ですから、コミュニケーション能力が自然とアップしていくことも期待できます。
インナーチャイルドの基礎知識
今まで催眠療法(ヒプノセラピー)によるインナーチャイルドセラピーを行う上で基本となる催眠の基礎知識をご説明していきました。
ここでお話したのは、どんな親からの言動が我が子の心に傷を負わせてしまうのか?
そして子どものどんな部分を否定すると一生涯に渡る心の傷を負わせてしまうのか?
そういったことを考えてもらい上げてもらいました。
やはり考えてもらうと色々出てくるものですね。
そして、将来心に傷を負ったその子が大人になるにつれて、古傷が痛むようになっていき、様々な心の問題を抱えてしまうはめになってしまうのです。
主にここでは大人の自分が現在悩んでいる根本的な原因となった意味を深めていくという感じでご理解していただけるといいかもしれませんね。
またここを理解することにより、なぜインナーチャイルドセラピーが必要で効果が上がるのかを知ることもできます。
(関連記事-インナーチャイルドビリーフチェンジセラピー)
まとめるとインナーチャイルドと悩みの関係を深いレベルでお伝えしました。
正直、このお話はこれから育児をする予定のある方や現在育児中の親御さんたちに聞いてもらいたいくらいの内容だと自負しております。
そんなこんなで5回目が終了しました。
カウンセリング講座6回目の始まり
開始時間10時までには、みんな無事に揃って開始前の時間が大変盛り上がっていました。
講座の前に話題になっていたのが、Mさんが宿泊されたホテルでした。
Mさんは遠方のため講座が開催される2日間は、家族で神奈川県まで車で来ています。
Mさんが講座を受けているときは、旦那さんが子供たちを見ているみたいですね。
旦那さんは月に1回神奈川に来るのを楽しみにされているらしく、そのために仕事も頑張れるそうです。
ですから講座が終わってしまったことを考えると少々気分がブルーになってしまうみたいです。
そこで今回宿泊されたホテルに何と「ひとみばあさん似」が働いていたそうです。
「ひとみばあさん」とは志村けんさんがコントで演じている人物です。
「あああああ~うううううう~」とは言っていなかったみたいですけどね(笑)
それにしてもそういった状態で働いているって素晴らしいことですよね。
そのホテルが格安ということもあり、悪い面も良い面もあり、話が盛り上がっていました。
そのホテルは天然温泉らしく、泉質もグッドだったみたいです。
個人的に私はこういったホテルは慣れっこです。
なんせ貧乏性なので・・・。
さて、6回目は杉田メソッド究極奥義2のインナーチャイルドビリーフチェンジセラピーをマスターしていただきます。
まず私杉田がガチンコでデモンストレーションを行い、その後解説をして、その後受講生同士でワークをやっていただく流れになっています。
ワークの強制はまったくありませんので、お気軽に参加してもらっています。
今回ご紹介する心のオペは幼少期又は子どもの頃に親から受けたの心の傷を修復していくにはもってこいのオペ技術になります。
インナーチャイルドビリーフチェンジセラピー
インナーチャイルドビリーフチェンジセラピーとは、インナーチャイルドを癒しながら、なんと・・・ビリーフチェンジも同時に行っていくことができます。
ここで言っているビリーフというのはネガティブな思考、思い込み、価値観ですから、それが変換されれば嫌でも悩みは消え去っていきます。
もちろん変換されたかどうか、確認する簡単な方法もあります。
何より従来の催眠療法(ヒプノセラピー)で行っている退行催眠では、インナーチャイルドを誘導しても出てこない場合があります。
ちなみに一般的にはこんな誘導です。
セ「あなたの悩みの原因となった場所へと遡っていきます~今何が見えますか?」
ク「真っ暗で何も見えません」
こうなってくると肝心のインナーチャイルドセラピーができると思いますか?
しかし、心のスペシャリスト養成スクールでお伝えしている誘導法では、私が知る限りインナーチャイルドは出てきます。
だから、催眠にかかる、かからないはまったく関係ないのです。
5つのポイント
インナーチャイルドビリーフチェンジセラピーには大きく分けて5つの大切なポイントがあります。
この5つのポイントは、このセラピーで効果を上げるためには最も重要なことです。
ですから、一つ一つ丁寧にお伝えさせていただきました。
その後、インナーチャイルドビリーフチェンジセラピーを進めて行く項目や誘導言葉がマニュアルに書いてありますので、その流れとポイントを説明していきました。
特にインナーチャイルドセラピーはマニュアル通りには進んでいかないことが多いセラピーです。
脱線したときにいかに応用を利かせていけるかが勝負のカギになってきます。
だからこそ、5つのポイントを深くご理解することが重要だと私は感じています。
デモンストレーション
さて、重要なポイントをお話した後は、いよいよガチンコでデモンストレーションを行っていきます。
今回の生けにえはHさんです。
実はHさんは以前、催眠療法(ヒプノセラピー)を習ったことがあり、今すぐにでも独立開業を望まれている方です。
こういった方にインナーチャイルドビリーフチェンジセラピーを行っていくのは、正直難しい部分もあります。
なぜかというと、半分セラピスト、半分クライアントとしてセラピーを無意識のうちに受けてしまう可能性があるからです。
セラピスト側の方へ意識が行き過ぎてしまうと間違いなく効果的が薄くなってしまうでしょう。
ラウンド2で学習したNLPのメタモデルを使って情報収集を行い、催眠誘導を行って、そしてインナーチャイルドビリーフチェンジセラピーを行っていきました。
これで私のデモンストレーションが終了して、正直無事に終わりホットしました(笑)
なんせ正しい見本を見せなければいけまんのでプレッシャーは正直ありました。
デモンストレーションの感想と解説
やはり思った通りでHさんが言っていました。
半分セラピスト、半分クライアントととして受けていたところもあった。
どうしても「どうやって進めていくのだろう」という意識があったみたいですね。
しかし、途中からちゃんと入り込めたと言っていました。
そしてお約束通り、ビリーフチェンジがどれくらい変換されたか、確認したところ・・・。
最初の凝り固まったイメージが粉砕されたようで、かなり変わってきたみたいですね。
おそらく日に日に変化を感じられる可能性が高いと推測できます。
先ほどお伝えした5つのポイントを交えながら解説していきました。
ここはこういった状態だったので、こんなことを引き出したかったのでこんな質問をしていった・・・。
こんな感じで解説をしていきました。
アダルトチルドレンのスペシャリスト登場
受講生同士のワーク前に現在カウンセラーとして活躍中のまみさんにバトンタッチしました。
まみさんは現在アダルトチルドレンを専門とするインナーチャイルドセラピーのスペシャリストです。
ところがインナーチャイルドセラピーを最初に学ばれたとき「難しい、苦手」とよく言っていました。
それが今では「インナーチャイルドソリューションセラピー」と自ら名付けて、このセラピーには絶対の自信を持っています。
そこで今回は、なぜあれだけ難しくて苦手だと思っていたこのセラピーが得意になっていったのか?
そんなまみさんの体験談を受講生のみなさんにお伝えしていただきました。
習得するポイントは以下のように言っていました。
①マニュアルに書いてある基本誘導を覚える
②5つのポイントを頭に叩き込む
③失敗を恐れず数をこなす
私はこれを聞いて確かにこれしかないなと感じました。
実際に心のスペシャリスト養成スクールの講座を9年前に受けられて、プロのカウンセラーとして活躍しているまみさんだからこその価値ある言葉だと私は感じています。
受講生同士のワーク
さて、受講生同士のワークが始まりました。
私が提唱したワークは、3つでどれを選んでいただいてもOKです。
①インナーチャイルドビリーフチェンジセラピーのフルバージョン
②簡易版インナーチャイルドセラピー
③催眠誘導と覚醒法
今回は独立開業を目指されているHさんとMさんが組みました。
そして、Aさんは自分のインナーチャイルドが刺激を受けた可能性がかなり高かったのでワークを控えて見学することにしたみたいです。
マイペースのRさんは、どれもやらずに見学を選択されました。
もう一人のMさんは、自分を変えるチャンスがあるのですが、核心の部分に触れるとスッ~とかわしてしまうことがある方です。
しかし、他の受講生の皆さん(特にMさん、Hさん)が、核心の部分を突っついてくるんですね。
もちろんMさんが変わっていくための思いやりを持ってですよ。
そのやり取りが非常に面白くて、Mさんは段々と核心部分の重い扉が少しではありますが、開いてきたような気がしました。
Mさんが選択されたのが、クライアント役もカウンセラー役も③の催眠誘導と覚醒法です。
そこで偶然にもまみさんとMさんが組むことになったことを知りました。
最高峰のエリクソン催眠
まみさんがMさんに③の催眠誘導と覚醒法を行うということだったので、これはもったいないと思い二人で作戦を練りました。
その作戦とは催眠誘導中に潜在意識に負担なく自然と変化をもたらすことができる暗示を入れることでした。
そこで私はまみさんにいくつか提案しました。
その中の一つをまみさんが選んでくれて、それをMさんに実践しました。
まみさんがMさんに催眠誘導をしているとき、他の受講生は釘付けになっています。
そして誘導が終了した後、早々にMさんの心に変化が起こってきたのです。
Mさんは自己否定感があり自分に自信がないタイプです。
そのMさんが催眠誘導中に「◯◯大根」のイメージが湧いてきたそうです。
そのイメージは力強くどんな困難にも負けずに育ってきた、たくましい◯◯大根だと推測できます。
もしかしたら、Mさんはそのたくましい○○大根と同化していると感じていて、本来の自分はこんなたくましい自分なのかもしれないと無意識のうちに思われていたのかもしれませんね。
おそらく何かの形でMさんにも心の変化が表れてくる可能性が高いですね。
相手に気づかれずに負担なく催眠暗示を入れていき心の変化を起こしていく
これが非常に難しいと言われる最高峰のエリクソン催眠と言われています。
今回はたまたま上手くいきましたが、私もまだ100%使いこなせていませんので、講座では教えられる立場ではないので今のところ講座のプログラムにはありません。
しかし、私が最終的に目指していくのがここなんです!
今回は誘導してくれたまみさんにアッパレ!
実はこの誘導法に気づかれた受講生が2名いました。
MさんとAさんです。
お気づきになられたことは素晴らしい感性の持ち主ですね。
もし私が受講生の立場だったら、100%気づくことはないと自信を持って言えます。
催眠療法(ヒプノセラピー)を勉強されていたHさんは「こんなこともできるのか!」とビックリされていました。
こういった盛り上がりの中、ラウンド3のプログラムがすべて終わりました。
皆さんお疲れ様です。
ラウンド3の番外編
Rさんがモナカを買ってきてくれて、休憩時間にみんなでいただきました。
甘い物が大好きな私は、特に餡子がちょうど良い甘さでとても美味しかったです。
そして、Aさんが江の島に行ったらしく受講生のみなさんに名前付きでなおかつその方のイメージに合ったアクセサリーを選んでくれたみたいで、みんなとても喜んでいました。
まみさんが山梨名物のぶどうを私宛に買ってきてくれましたのでありがたくいただきました。
その中の高級ぶどうである「クイーン・ニーナ」という品種がまみさんが試食をして一番お薦めだったので、その品種をみんなで食べました。
なんとも贅沢な時間ですね。
そして私が足柄の梨を食べやすい大きさにカットしてみなさんに食べていただきました。
今回2個むいたのですが、1つが普通でもう1つがとても美味しくて、美味しい方を見つけて食べるのがまた楽しいですよね。
今回も講座が進むにつれて受講生の皆さんたちの心が解け合い、非常に良い雰囲気で講座を進められることに感謝したいです。
次回はNLP(神経言語プログラミング)のセラピーテクニックを伝授させていただきます。
注目は杉田メソッド究極奥義1です!
ラウンド4の模様は、以下に掲載しております。
これからカウンセラーとして独立開業を目指されてる方、まずはどんな準備が必要なのか?そんな方に参考になる記事になります。
開業資金の内訳や開業に必要なことが書いているページがありますのでご興味のあるかたはこちらのページも参考にしてみてください。
一流のカウンセリングセラピーテクニックを学べる養成講座!