男性恐怖症を克服されたカウンセリング自筆体験談
【生の声カウンセリング体験談№55】
①性別:女性
②年齢:30代
③所在地:首都圏
④セッション回数:7回
⑤職業:会社員
⑥悩み状況:男性恐怖症、義母との関係
⑦悩み歴:男性恐怖症(20年)、義母(2~3年)
⑧精神科・心療内科・カウンセリング歴:無し
男性に対して恐怖心を持たれている方に特にお勧めの体験談です。
この体験談は手書きのためスマホでご覧になられている方は、少々見にくいかもしれませんので文字お越しをしていますのでそちらでご覧になることもできます。
男性からの視線が怖い&義母との関係改善
文字お越し
こうして私も体験談を書けて嬉しく思います。私は外でも人目や周りの評価を気にする、男性に嫌悪感を感じるといった症状で、いつも窮屈で、自分に疲れていました。電車や道では一人だと顔も上げられないくらい、視線が気になるほどでした。
小学生の頃、見知らぬ男性に後をつけられ迫られた怖い経験をして以来、男性と目が合うといつもついてくるのではと思うようになり、高学年で酷いいじめに遭ってからは人からどう思われているのかをいつも気にしていました。
また今回通う直接のけっかけとなった、自らの二面性というのも嫌いなところでした。自分でも自覚し、認めたくなかった二面性は初めて義母に指摘され、距離も置くことになり、すごくショックでした。
結婚して4年、良い嫁でいたいと主人の家族の前ではほとんど自分を出さずに来ましたが、子供がなかなかできないことで義母に嫌われていると、精神的にひねくれてきていました。よく泣き主人を困らせてもいました。
そして主人からの性格改善の勧めもあり、こちらに辿り着きました。
初回、カウンセリングシートに書かれた私の文字を見ただけで「二面性のある方ですか?」と言われてビックリ。この人なら間違いないと思いました。
そして分かりやすい例を交えて「自分が欲しいけどない物(わたしの場合は子供)を人が手に入れてたら、誰だって落ち込んだり嫉妬したりって普通でしょ?」と言ってくださったので、別におかしい感情ではないんだ、と自分の思いを受け入れることができました。
1回目は義母との関係改善をお願いしました。想像するところの義母との思いと、私の思いを順々に演じました。半べそでした。
はじめは義母と目を合わせられないような、鉛色の険悪なムードでしたが、最後には二人とも穏やかな笑顔になって、淡いオレンジ色の軽やかな空気になりました。
実際は解決していないのに(和解については後述します)終わった後は気分が軽くなっていました。
2回目以降は、はじめに書いた症状を主に見てもらい、EFTでイライラや恐れなどの感情を外に出していきました。体をタッピングしながら唱えただけで、帰りの電車ではふと気づくと車内で見渡したり、カフェでは店内を見渡していろんな人の光景を見ている自分が居て、前はこれができていなかったんだっけ?と以前のことも思い出せずにいました。
それでもまだスーツ姿の男性への嫌悪感が消えず、後日見てもらうと、以前勤めていた職場が原因と分かり、更に昔通っていた塾の講師まで浮かんできました。杉田さんのフレーズと自分の思いが最後にぴたりと一致し、嫌と感じる数値はほぼゼロになりました。
もちろん帰りの電車では、スーツ姿の男性を普通に見ている自分がいました。すぐに効くのがすごいです!
いじめに遭った小学生の自分を癒してあげました。左右の手のひらで、小学生の自分とそれを否定的な目で見ている大人の自分を対話させました。20年間封印されていた当時の自分の本当の思いが聞こえました。いつの間にか否定する気持ちは消えていました。
目を閉じ波の音を聴きながら、ふかふかのリクライニングチェアーに揺られながら、南の島に居るようなリラックスしたムードの中行いました。
最後には、つなげた両手の平の上に家があり、先ほどの2人が仲良く暮らす絵が浮かんできました。それを自分の心の中にそっとしまってあげました。
通い始めて2か月程で、主人から「変わってきたね」と言われるようになりました。前は良くないことを考え始めると悲劇のヒロインでしたが、この頃からなるようにしかならないし、それより楽しいことを考えよう、とすぐに前向きに切り替えられるようになりました。
顔を上げ穏やかな表情で道を歩けるようにもなっていました。
仮に誰かに見られていたら、見返すぐらいのことも今ではできます(笑)
良いことは引き寄せられ、義母の両親にこれまでの自分を打ち明けると、初めて腹を割って話せた、家族として理解が深まって良い機会だったと言ってもらえて、こんなにも早く和解することができました。
本当に杉田さんのお陰です。
杉田さん、いつもまとまらない話を急かさず聞いて下さったり、杉田さんが納得するまで真剣に何度も快く見て下さる熱意は嬉しく、感謝の思いでいっぱいです。
子育ての秘訣やエニアグラムも教えて下さり、視野が広がって楽しかったです。
「かぶりたいときは仮面をかぶっていい子になってもいいじゃない」という一言はとても楽になりましたし、人を傷つけたくない私の良い面だとも思えるようになりました。
子供のことでは「夫婦2人今の時間を楽しもう」と思えたり、友達にも「不妊ぽいから病院行ってる」とか平気で言ってます。
人っていろいろ、これが自分なんだ、と前は色々と気にし過ぎて息苦しくて、こんなことで心が狭いなとか自分が嫌でしたが、今は「だってイライラするだからしょがない」ってぐらいにいろんな感情を受け入れるようにしています。
勇気を出して自分と向き合ったこの3か月はこんなにも変化して成長できました!
大切な思い出です。
P.S
卒業したときに嬉しくて、ワークの時から一緒に生活しているぬいぐるみを抱きしめたら、しばらく忘れていた、あの心の中の家で一緒に住む2人がふわっと浮かび上がったのが本当に本当に不思議でした!
当時の私、ずっと癒され続けているんだなと思いました。
ありがとうございます。
男性恐怖症を克服されたこの方の杉田談
この方は男性恐怖症を克服するためのカウンセリングを含め、合計で7回通ってくれました。何よりいつも近くにいる旦那さんが「変わってきたね」と言ってくれたことも私にとっては嬉しいことです。そして、あれだけ男性から過去に不快な思いや怖い体験をすればそれが大きなトラウマになってしまい当然、男性に対して怖い感情を持ってしまいますよね。
そんな心のトラウマ的な状況だったらどんな女性でも結果的に男性が怖くなってしまって当たり前です。安心しながら電車にも乗れない状態がずっと続いていたので辛かったと思います。
彼女の素晴らしいところは他人にとても心配りができて、人の気持ちに敏感なところです。そのいいところが「いい子ちゃん」になることで自分を苦しめていたことも事実です。
しかし、その「いい子ちゃん」を卒業することによって自分の気持ちを大切に想えることが出来るようになってきたことが素晴らしい結果に結びついたのだと思っています。それもやっぱり彼女が弱い自分と一生懸命向き合って努力したからですね。
男性恐怖症の場合は男性から受けた過去の恐怖体験が、トラウマとなってそれが影響している場合多々あります。そのトラウマに関して詳しく解説している記事がありますのでそちらもご覧になれます。
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