幼少期の父親が酒乱で未だに憎く許せない30代女性のカウンセリング体験談

2024年3月13日

【生の声カウンセリング体験談№57】

①性別:女性
②年齢:30代
③所在地:首都圏
④セッション回数:8回
⑤職業:画家
⑥悩み状況:うつ、不安感、とにかく悲しい(アダルトチルドレン)
⑦悩み歴:10年以上
⑧精神科・心療内科・カウンセリング歴:有り

この体験談は機能不全家族で育ってしまったアダルトチルドレンの方に最適です。

 

父親への憎しみが漠然とした不安へ

私は父親の酒乱の影響で幼い頃から機能不全な家族で育ちました。その影響で落ち込みやすく、自己肯定が心の奥底ではできず、登校拒否やうつ病が原因の精神病棟への入院10代で体験しました。

はたから見ると性格はめちゃくちゃ明るく、元々ポジティブ志向なので、一度海外に渡って家族と疎遠になると家族の悩みはどこか遠い記憶のものになっていました。

10年ほどたち、日本に帰国しなければなくなり、実家に戻ると、家族との思い出がよみがえり、ダメになってしまいました。毎日生きている意味を自問自答しながら、鬱と絶えず戦う生活になってしまいました。外では明るい性格で知られている事もあり、人にとても話せる内容でなく、心のやりどころに悩んでいました。生きているのも辛い状況でしたが、10年前に鬱になった時を思い出し、なんとかまた抜け出す方法を探さなければと思っていました。

しかし、精神科にいったら、昔みたいに薬を処方され、また入院させられてもおかしくないという不安もありました。それにカウンセラーで話を聞くだけで特に何もしない人に何度も会ってきたので、そういう古いカウンセリングの仕方をする所だけは避けたいと思っていました。今回は違うアプローチがしたく、インターネットで色々探しているうちに杉田先生の口コミに辿り着き、藁にもすがる思いで予約をいれました。

元々は催眠療法を試してみたかったですが、杉田先生は初診で話を聞くと「多分あなたの状態は催眠より他のセラピーが効きますよ」と言ったので、少しガッカリしたのを覚えています。更には提案された療法はEFTというよくわからないものでした。

「よくなるんだったら何でも試してみます!」ととりあえず言ってみたものの、本当に効くのか不安にも感じていました。そして最初の2回での効果がよくわからず、思い切って1泊2日のコースを試して見る事にしました。正直、2泊3日コースをと思ったのですが、先生が「1泊2日できっと大丈夫ですよ」と言うのでそうしました。内心は「でも過去2回で効果がそんなに分からないのに大丈夫なのかな?」と不安もありました。

ちなみに杉田先生はとても親身で優しい方です。人の痛みに寄り添う事ができ、気さくにジョークなんかも挟むので、普通に話していても楽しい方です。無理に何かを進める事もありませんし、時間が多少オーバーしてでも丁寧な仕事をしてくださる方です。

1泊2日のコースを行っていく中で「あれ?これもう思い出してもそんなに悲しくないかも??」という状況が出てくるようになりました。「ちょっとこれで様子みてみてね。」と先生に言われてコースは終了し、大きな実感はないまま、帰宅しました。半信半疑で家に帰ってみてから自分の心を観察しはじめました。

すると不思議な事に同じ記憶を思い出して、辛い思い出であるという認識はあるものの、それに伴う感情を感じなくなっていました。まるで狐につままれた気持ちでした。30年間自分を縛ってきていた記憶に感情がリンクしなくなり、心がとても軽やかになっていました。心理学や自己啓発本を読んで、一時的に気持ちを解決するのとは違い、根本から何かが変わってしまいました。

その後、キャリアの面においても突然、大きく人生に進展があり、心のしがらみが抜けただけでこんなにも人生が開けるものかと驚いています。幼少期の記憶や家族関係から、絶えず脅迫観念を感じて生きてきたのも、とてもリラックスした姿勢で生きられるようになり、無償に寂しく感じたりする事もなくなりました。

心の余裕が生まれると今度は気持ちが散漫になる事がなくなり、「集中して一つ一つもの事を片付けていく」という事もいつの間にかできるようになりました。更には最近ではあまり仲良くなかった母ともはじめて仲良くなり、「あそこ行ってから、凄く変わったわね」と言われます。父の酒乱を許してきて母に対するどうしても許せないという気持ちも不思議と消えてしまったのです。

まだ母とだけですが、仲良くできるようになると心の安定もうまれました。先生の所にいって数ヶ月たちますが、ここまで長期的に影響する効果があるとは思ってもみませんでした。

「自分で自分に優しくしてあげる」という事をはじめて先生から学び、実践できるようになってきています。たまに杉田先生のとこにメンテナンスで伺わせて頂きます。何かあると心を軌道に乗せるお手伝いしてくださる先生で、とても心強く感じています。

先生の強みは催眠、NLP、EFT、などなど、様々な心の状況に合わせて療法を組み合わせ、カスタマイズできる力だと思います。東京から小田原まで車で2時間かけてでも行きたいと思うような、素晴らしい技術をお持ちの方です。本当に感謝しています。

 

父親を許せない気持ちを手放したこの方の杉田談

彼女も言っている通り、性格はめちゃくちゃ明るく、ポジティブな方です。一見「悩みがあるの?」と思ってしまうくらい明るいです。

その彼女の気質を知ったときに「もしかしてネガティブな感情と向き合っていくことが大の苦手なのでは・・・」と直感で感じたので、その心理的抵抗を2回目のカウンセリングで外しにかかりました。

そのおかげか、3回目からはどんどん効果が上がっていくようになり、彼女が望んでいた鬱を根本から克服していくことが可能になりました。それも彼女が「よくなるんだったら何でも試してみます」と伝えてくれたことも大きかったと感じています。

心って不思議ですね。ネガティブな部分と真剣に向き合って解消していくと色々なご褒美が待っているみたいですよ。彼女の場合、仕事の面で大きな進展があったみたいですね。ちなみに彼女はメディアにも登場している優秀な画家さんです。

彼女のセラピーの最大のポイントはネガティブな感情を見ないようにする。
という心の特徴とネガティブな感情を感じたくないというメンタルブロックがあったのでそれを解放してあげることでした。

このブロックを外さなかったら、今頃は色々なセラピーを受けまくっているかもしれません。

心理的抵抗がどんなものなのか、詳しく知りたい方は以下の記事を参考にすることもできます。

心理的抵抗は92%の確率で解除できる

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記事の担当者

この記事は代表の杉田義晴が長年のカウンセリング・セラピー経験と実績を元にして書いています。
カウンセラー杉田のプロフィール
 

Posted by expert44