不潔恐怖症(強迫性障害)を克服した大学生の体験談

2024年3月15日

【生の声カウンセリング体験談№15】

①性別:男性
②年齢:20代
③所在地:首都圏
④セッション回数:10回
⑤職業:大学生
⑥悩み状況:強迫観念
⑦悩み歴:3年
⑧精神科・心療内科・カウンセリング歴:通常のカウンセリング

強迫性障害の中でよくある症状が不潔に対する恐怖心です。そういった症状を持たれている方に参考になる体験談です。

 

不潔恐怖症(強迫観念)克服への道

大学に入学したての頃から、だんだんと不潔なものに対する恐怖心が大きくなっていきました。中でもホームレスに対する拒否反応はひどく、街で見かけただけでも自分に触れたと思ってしまうのです。

そうなると自分も汚れてしまった気がして、家に帰ってから気持ちをリセットするために2時間くらい風呂で体を洗い続けました。そのうち、症状はだんだんとエスカレートしていき、ホームレスが歩いたかもしれないという理由で地面が不潔に見えてきます。

普通の感覚を持った人は地面に対して気を使わないので、かばんなどを平気で地面におきますよね。そう考えだすと、今度はそういったものまで汚いと感じました。

こうして、どんどん関連付けが頭でされていき、ついには外に出ることはおろか家の中でさえもかなり行動に制限が出てくるようになってしまいました。

当然、この症状をどうにかしようとかなりの数の精神科を受診しました。

しかし、ただ薬を処方するだけだったり、ひどいところではうちでは診れないと診察拒否をしてきたところもありました。そうやって病院を「漂流」していき、やっとカウンセリングで治療してくれる精神科を見つけました。

ここなら治してくれると一年半通いましたが、期待むなしく思ったように成果は上がりませんでした。

そして、私は一つの結論に至りました。

はっきり言って、現在の精神科医が行う治療には限界があります。なぜなら、大半が薬中心の治療になるため、効果がでない人にとってはまったくの無力なのです。しかも、薬にはかなりの辛い副作用もあるのでそれに苦しめられるだけになってしまいます。

実際、私も効果の出ない薬を飲み続けていました。また、カウンセリングにも問題があります。結局、マニュアル道りのカウンセリングとは「患者の話を聞く」ただそれだけなのです。

ですから患者が自分で何かしらの発見をしない限り、医者はなにもできず足踏み状態が続きます。つまり、現在の精神医学では何年をも治療についやさなくてはならないのです。

そこで、私はもっと別の観点から治療をしてくれる場所を探しました。そして出会えたのがメンタル心理エキスパートであり、杉田さんだったのです。

彼のセッションは、まず自分の中のばらばらになってしまっていた心を一つにまとめることから始まりました。それは、今まで頑なに拒んでいた「病気の自分」を許すことです。

まだ導入部の治療だったのですが、それが出来ただけでも意識下でかなりの変化を感じ取ることができました。いろいろな方向へ散っていた心が解け合い、一つの結晶となったことが分かり、正面から今の自分を受け止められるようになったのです。

心の基盤造りが完了したら、次はこれまで負の方向にばかり働いていた想像力を正の方向に使える訓練をしました。私の場合はこの負の想像力が激しく強かったようで、過去に組み上げてきた悪いイメージを次々と払拭した後は、普段の生活がかなり楽になりました。

また、一度この技術を身につけると、新しく何か気になることが出てきてもうまく対応できるようになります。例えば、このセッションをした後にあれほど忌み嫌っていたホームレスを見かけたのですが、そういった強い負のイメージすら書き換えられるようになりました。

こうして杉田さんとのセッションで心にも余裕がでてきたとき、本当に自分がやりたいことが何なのか分かってきました。

大学に入ったことで目標を失い、将来の自分のビジョンが見えなくなったことが発症の大きな要因と考えられるので、完全に本来の自分を取り戻せる日も近いと確信しています。

余談ですが、効果が出ないと分かっていても止めるときの副作用が辛くて飲み続けていた精神安定薬を、ついに止めることも出来ました。元々は薬無しでいられた私ですから、本来の自分に一番近づけたかもしれません。

精神科医が1年半かけても成しえなかったことを、杉田さんはほんの一ヶ月でこなしてくれました。

とても素晴らしい出会いに、感謝の気持ちでいっぱいです。

何よりも、私のことを理解してくれてありがとう。貴方の言ってくれた、「病気じゃなくてイメージ力が強いだけだよ。」という言葉がすごく嬉しかったです。

 

不潔恐怖を克服したこの大学生の杉田談

強迫性障害(不潔恐怖)のカウンセリングをさせていただき思ったことは、彼のイメージ力は素晴らしいかったのでNLPのセラピーテクニックも非常に有効に使えたことが本当によかったと感じています。

またそのNLPセラピーを自分でできるようにマスターしようと努力されたことが一番だと思います。

私が欲しいくらいのイメージ力でした(笑)

ただ私はこの素晴らしい彼のイメージ能力を逆利用して活かしていっただけです。

ちなみに人には人それぞれの特徴あるイメージ力がありますよ!

強迫観念セラピー体験集

 

 

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記事の担当者

この記事は代表の杉田義晴が長年のカウンセリング・セラピー経験と実績を元にして書いています。
カウンセラー杉田のプロフィール
 

Posted by expert44