パニック障害で車に乗れない悩みを克服したカウンセリング体験談

2024年3月13日

【生の声カウンセリング体験談№34】

①性別:女性
②年齢:20代
③所在地:首都圏
④セッション回数:4回
⑤職業:主婦
⑥悩み状況:パニック障害
⑦悩み歴:約2年
⑧精神科・心療内科・カウンセリング歴:有り

この体験談は何かのきっかけでパニック発作(動悸、多汗、めまい、過呼吸など)を起こしてしまい、その後パニック障害と診断され悩まれている方に参考になります。

特に以前は乗れていた物(車、自転車、電車など)に乗れなくなってしまった方には希望が持てるかもしれません。

 

パニック障害で車に乗れなくなってしまった

●カウンセリングを受けようと思ったキッカケ

私には精神疾患とは無縁タイプだと思っていたのですが、出産後、数ヶ月で睡眠不足と疲れから不眠に陥り、耳鳴り、めまい、やる気が出ない等の症状に悩まされました。子供が1歳になるかならないかの頃、疲れがピークに達したのか、車中で突然過呼吸の発作を起こして救急に行くことになりました。

その発作から、精神的なことが原因だと医者に告げられ、心療内科を探してみるよう勧めらました。

病院では、多分パニック障害だろうというあいまいな診断結果。鬱病の検査をしても当てはまらず、抗鬱薬や整体、漢方内科等で治療を受けるようになりました。

ところが、改善にはつながらず、処方される薬を飲むも効かない日々が続きました。子育てもままならず、しばらく実家に帰り、休みながらも日々自分が生きてるのか死んでるのかわからないふわふわした状態だったところ、この不安定な精神状態を改善すべきだと気づき、カウンセリングに関する情報を探し始めました。

そこでインターネットで、パニック障害や鬱病の人が行けるカウンセリングルームを探してみました。仮に無駄になってしまっても、少しずつでもいいから解決につながればいいやという気持ちから、そこでこちらの先生のホームページに辿り着いたのが最初の出会いです。

こちらの催眠療法を受けてみる決意をしました。

●カウンセリングを受ける前の悩みと症状

最初の診断の際にお話した悩みの症状は、睡眠不足、耳鳴り、めまい、全てにおいてやる気が出ない、それから最大の恐怖は過呼吸になることでした。過呼吸になってしまったことで、車にも乗れなくなりました。日常生活に支障をきたすようになり、これらの現象は、全て自分がいけないんだという被害妄想に取り憑かれていたようでした。

カウンセリングを受けているときどんな気持ちだったか

正直言って、カウンセリングルームという場所が、一般の家庭の家におじゃまするような場所でしたので、少し不安がありました(遠かったですし)。でも、杉田先生と少しずつ話をするうちに、だんだん不安が安心に変わっていったように思えます。

催眠療法のインナーチャイルドという療法は、私にとっては衝撃でした。小さい頃の自分を思い出し、その自分を拒絶していたという事実に気づいたときに、「うかつにも」泣いてしまったことが正直信じられませんでした。

ただ、そこで今の自分を認めるという行為が、どんなに救われたことかと思います。

過呼吸発作からトラウマで車に乗れなくなってしまったことも、杉田先生とのカウンセリングのおかげで、再び乗れるようになりました。今となってみれば、なぜその当時こんなにも絶望していたのかがわからないといっても過言ではありません。

●カウンセリングを受けてどのように変ったか

この「自分を認める」という行為が、自分自身きちんと腹に落ちたときに、涙とともに、長年の苦痛から解放されたような感覚を覚えました。

自分を苦しめていたものは自分であり、そこがクリアされれば、こんなにすばらしい人生はないんじゃないかなと思いました。

薬を飲んでも治らなかった私の症状は、少しずつですが、回復しました。子供の成長や、引越などの環境の変化も重なって、気持ちも大きく変わりました。

あれから、発作は出なくなり、夜も眠れるようになりました。ここに来られる方達は、私なんかよりももっと大変な苦労をなさっている方たちがいるから、私なんて…と思っていましたが、一人で苦しまないで欲しいと思います。多かれ少なかれ、人は皆たくさんの悩みを抱えて生きているものです。

それを少しでも吐き出す作業が我々には必要なのだということをお伝えしたいです。

私は先生のような方と出会えて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

それでも日本にはカウンセリングという文化が根付いていないのが本当に残念です。

もっとたくさんの人が先生と対話することで救われることを切に願います。 本当にありがとうございました。

●追加:赤面症も克服

それからというもの、欲が出たんでしょうか。

人と話すと顔が赤くなるのも悩んでいたので、赤面症も改善したくなりました。

まだ車に乗れないトラウマから解放されたばかりでしたが、その時は思い切って車を運転してみることにしました。運転できるのか非常に不安でしたが、カウンセリングの効果もあって、片道3時間かけて走り切ることができました。

それから、杉田先生とのころでカウンセリングを行い、直後は実感がまだありませんでしたが、あれからすっかり赤面に悩むこともなくなりました。

それからというもの、少し自分に自信が出た気がします。言葉に例えにくいですが、とても生きやすくなったという感想です。生きにくくしていたのは自分ということに気付くという行為はとても大事なんですね。

重ねて、杉田先生には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。

 

車に乗れることができたこの方の杉田談

最初見た印象は、セレブ系でとても綺麗な方で自分に自信を持っているようなに感じたので、ちょっとお話をするのに緊張してしまいそうな感じでしたが、実は心が繊細で人に気を遣いすぎてしまうくらい心の優しい方でした。

カウンセリング中も否定することなく私の話を素直に聞いてくれました。

最終的には車で2~3時間かけて神奈川県まで来ることができるようになり私もとても嬉しく思っています。

これも本人が自分を認めるという努力があったからこそだと思います。

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記事の担当者

この記事は代表の杉田義晴が長年のカウンセリング・セラピー経験と実績を元にして書いています。
カウンセラー杉田のプロフィール
 

Posted by expert44