効果的なインナーチャイルドビリーフチェンジセラピー
私はカウンセラーとして開業する前、このセラピーの効果的なやり方を色々な本を参考にしながら、独学で研究し自分一人で試行錯誤しながら実践していました。
毎日毎日やっていくうちに心がどんどん軽くなって自分らしく生きやすくなっていくことを実感しましたが、だからといって最初から上手くできたわけではありませんよ。
私は基本不器用なので(笑)
そして経験を積んでいくうちにインナーチャイルドセラピーにNLP(神経言語プログラミング)を使っていくことによりさらに効果的であることもわかりました。
私のところでカウンセリングを受けられた方の中には、他社で数十回このセラピーを受けられて効果を感じられなかったのに、たった1回で効果を実感された例も山ほどあります。
インナーチャイルドについて
あなたは幼い頃、親からありのままの自分を愛してもらえたと自信を持って言えますか?
もし心の底からなんの疑いもなく「愛してもらえた」と思えたとしたら、あなたはこのセラピーとは無縁の方だと思われます。
ただし、中には愛してもらえなかった現実を認めたくなくて「愛してくれた」と錯覚を起こしている方も存在するもの事実です。
そういった方の中には愛してくれたのになぜ、自分は幸せになれないのだろうって、悩まれている方も多いのではないでしょうか・・・。
もしそうだとしたら、ありのままの素の自分ではなく以下のような条件付きの愛情だったのかもしれませんね。
・勉強ができたときやテストの点が良かった時だけ愛してくれた。
・スポーツ、音楽(楽器等)、芸術的なことなど優秀な成績を収めたときだけ愛してくれた
・わがままを言わずいい子にしていたときだけ愛してくれた
・強い自分で居た時だけ愛してくれた
・お手伝いをしたときだけ愛してくれた
・積極的なときだけ愛してくれた
・泣かないときだけ愛してくれた
等
このようにありのままの素の自分を愛してもらえなかったことによりインナーチャイルドが傷つくことがあります。
✅インナーチャイルドって何?
インナーチャイルドとは・・・
あなたの心の中にずっと住み続けている心に傷を負ってしまった子供のことです
肉体も心も成長し大人になっても、心の中は子供の頃に傷つけられた「心の傷」が癒されることなく野放し状態になっています。その未だに癒されることなく傷を負ったまま野放し状態になっている幼い時の自分のイメージがインナーチャイルドと言われています。
インナーチャイルドから発生する悩み
💔この子供の頃の心の傷は、あなたの周りで現在起こっている出来事と深くつながっていて、「フッ」とした瞬間に現れ、意識ではどうにもコントロールできない苦しみや悩みを引き起こし現在の大人の自分を苦しめ、大きな悩みの原因を作り出している可能性があります。
現在のあなたが自分らしく生きられなかったり、意識でいくら自分を変えようと頑張っても自分の思ったように人生が上手くいかないのはほとんどの場合、幼い時に良かれと思って身につけてしまった思考や行動パターンが習慣化してしまった可能性があります。
もちろん当時はその思考や行動が生きていくためには絶対的に必要だった・・・
しかし、今となっては必要なくなってしまった・・・。
ところが最終的に子供の頃に良かれと思って無意識のうちに身につけてしまった現在不必要になってしまった価値観が勝ってしまいます。
そこに葛藤が生まれて心が混乱し、意識ではコントロールできなくなりそれが大きな悩みとなって表れてしまうのです。
インナーチャイルドが傷つくことにより、人間が本来持っている天真爛漫(自分らしさ)を見失ってしまい、無意識のうちに本来の自分ではない偽りの仮面を被ったり、役を演じたりしてしまいます。
例えばもしあなたが子供の頃お母さんから
「一人で遊んでばかりいないでお友達と遊んできなさい!そんなあなたはお母さん嫌いよ!」
と言われ続けたとしたら、お母さんに愛されるためにその子はどんな価値観や行動パターンを身につけてしまうでしょうか?
(母親に愛されるためには子供は手段を選びません)
※この子はおそらく友達と遊ぶよりも一人で何かをとことん追求していくことが好きで生きがいを感じ、それがこの子の心の気質であるんだと考えられます。これはあくまでも一例ですのでご了承ください。
「一人で遊んでいる自分はダメなんだ」
「自分の好きなことをしてはいけないんだ」
「自分のことより友達のことを優先しなければいけない」
「友達と遊ばない自分は生きている価値がない」
「一人で何かを楽しめない」
「自分の願望を我慢してしまう」
「自分が友達に嫌われないように気を遣いすぎる」等
もし上記のようなことを子供の時に信じ込んで身につけてしまったとしたらどうでしょか?
この子が本来持っている心の気質とはまったく違っていると思いません?
ということは本来持っている気質を無視して、違う自分の役割を演じながら生きていく羽目になってしまうわですから、現在の自分は本当は自分が好きなことをしたいのに無意識のうちにブレーキがかかってしまい、それが自分では何でブレーキがかかってしまうのか、わからずに悩んでしまうのです。
そういったあなた独自の好ましくない人生ストーリーを無意識の内に作ってしまっている。
そうやって出来てしまった人生ストーリーを意識で変えていくことはとても難しいです。
インナーチャイルドが傷つくと・・・
- 自分の思っていることを他人に伝えるのが苦手
- 人に甘えたり、頼ったりするのが苦手
- 他人から自分がどう思われているのか気にし過ぎる
- 人の前でいい子を演じてしまい感情を上手く表現できずに「NO」と言えなかったり断ることが苦手
- 愛情を素直に受け取れないから恋愛がうまくいかない
- 自分は価値がないと思っている
- 自分は他人から不必要の人間だと自覚している
- 自立できない
- 何かに依存しすぎてしまう
- 自分のことがよくわからない
- 自分が幸せになることを怖がる
- 自己否定感が強く自傷行為をしてしまう
上げればきりがないくらいたくさんのお悩みがあります
上記のようなお悩み状態を作りやすくなってしまいます。
親にインナーチャイルドを傷つけられた
結局、インナーチャイルドが傷ついてしまうのは、あなたのせいでもなく親の責任です。
40代、50代になっても親に愛されなかったその怒りや悲しみなどが消えずに悩んでご相談に来られる方も多い
だって、私も経験してきましたが、親から愛情たっぷりで育てられた人と愛情不足で育てられた人では、幸せレベルが天と地ほど差が出てくることもあります。
インナーチャイルドセラピーの詳細
そういった現在のあなたの悩んでいる心理状態と深く関わっているインナーチャイルドの存在に気づいてあげて、その傷ついている心の中のチャイルドを大人になった今の自分が癒やしていくのがこのセラピーです。
幼い頃の自分の気持ちを本当に分かっているのは、他人でもなく親でもなく自分自身ですよね。その幼い傷ついた心の中のチャイルドを今大人になったあなたがその存在に気づき、気持ちを共感し、癒してあげることによってその頃の自分を許してあげたり、好きになったりしていくことができます。
その結果として現在の自分の自尊心や自己愛が増していき、結果として私が著書でも提唱している「心の基礎」が築かれていきます。
また別の見方をすると、人それぞれが持っている本来の個性的な天真爛漫(個性、気質)を復活させて将来に生かすこともできます。
効果的なインナーチャイルドビリーフチェンジセラピー
根本的な解決が可能になってくるのが、心理エキスパートで行っている独自のインナーチャイルドセラピーの素晴らしさでもあります。
ですから長年思い込んでいたネガティブなビリーフ(価値観・思考)を書き換えることも可能にできるのがこのセラピーの魅力ですね。
NLP(神経言語プログラミング)で言われているビリーフ・チェンジをこのセラピーに取り入れていますので効果を倍増してくれます。
先ほどの例ですと
「自分の好きなことをしてはいけないんだ」→「自分の好きなことをしてもよい」
「自分のことより友達のことを優先しなければいけない」→「自分の気持ちを優先してもよい」
「一人で何かを楽しめない」→「一人でとことん楽しんでもいい」
「自分が友達に嫌われないように気を遣いすぎる」→「人は人自分は自分」
インナーチャイルドを癒し心の傷を修正しながら、なおかつ、今まで疑いもなく信じ込んできた不要のビリーフ(価値観・思考)を現在の自分に最もふさわしいビリーフに変換していくことができるのが、心理エキスパートで行っているインナーチャイルドビリーフチェンジセラピーです。
インナーチャイルドを癒すとともにNLPのビリーフチェンジも同時に行うことにより、ネガティブな価値観も変換することができますので最大の効果が得られるのも大きな特徴です。
特に私を含めアダルトチルドレンと言われている人たちには経験上、このセラピーは非常に効率よく効果を発揮してくれますので、アダルトチルドレンとチャイルドの癒しセラピーはとても相性が良いと私は感じています。
また今まで他社でインナーチャイルドセラピーを受けたけど効果を感じることができなかった方は以下のページを参考にすることもできます。
インナーチャイルドセラピーを受けられた方の事例と体験談
ここでは実際にインナーチャイルドセラピーを受けられて心の問題を改善されていった女性4名の事例と体験談をご紹介させていただきます。
事例-1 20代女性 役者さん
この女性の父親は頑固で人の意見を聞かない方で母親は精神的に子供で短気でストレスを子供にぶつけるような方です。ですから、子供の頃から良い子を演じて親の顔色を伺いながら育ってきましたので不登校も経験しました。今でいう機能不全家族ってやつですかね。そして自分を変えよとカウンセリングやヒーリングに行ったり、インナーチャイルドセラピーを半年間で10回行ってきたそうです。ところが本人はそこまで効果を感じられず私のところで効果がなければ最後のしようと思っていたと言っています。
事例-2 40代女性 主婦
幼い時の両親の印象としては、父親は酒乱でお酒を飲めば暴れることを繰り返して、母親は子供の前で「自殺したい」とまで言っていました。また言い方もきつかったみたいで、子供の頃甘えた記憶がないと本人が言っていました。そういった両親との関係が災いしてか、ずっと自己否定感と対人緊張に悩んでいました。人の言動に傷つき易く、いつも人から拒絶されてしまうような不安感があったそうです。よく言われているアダルトチルドレンですよね。
事例-3 20代女性 接客事務
この女性の父親は暴力的で家族が皆、父を怒らせないように毎日のように顔色を伺って気をつかっている状況で母親もかなりヒステリックだったせいか、小さい頃から生きることに不安を感じ成長するにつれて引きこもりがちになっていきました。おそらくこの例も機能不全家族ですかね。そして大人になってからはニートと転職を繰り返してカウンセリングルームを転々としていました。
面談カウンセリング・セラピーの他にこの方は「キライは自分」がす~っと消える本に載っているぬいぐるみワークを真面目にやってくれました。それがさらに解決を早めたと思われます。
事例-4 40代女性 会社員
この方にインナーチャイルドセラピーを行ったとき、とても興味深い言葉が出てきました。「このお母さんは本当のお母さんじゃない他に居るはずだ」とインナーチャイルドが言っていました。それくらい甘えたいときに甘えることもできず、お母さんにもっともっと自分のことを見て欲しいのに見てくれない絶望感がすごくありました。そのことが影響してか、幼いときから楽しいとか嬉しいとかほとんど感じらず、反対に孤独感、無気力、絶望感、そしていつも死にたい想いにかられていました。