パニック障害で電車に乗れなかったカウンセリング体験談

2024年3月13日

【生の声カウンセリング体験談№33】

①性別:女性
②年齢:20代
③所在地:首都圏
④セッション回数:4回
⑤職業:不明
⑥悩み状況:パニック障害
⑦悩み歴:3年
⑧精神科・心療内科・カウンセリング歴:有り

パニック発作(吐気、動悸、過呼吸など)が怖くて日常生活まで支障をきたして困っている方。

また大きな音に対して恐怖心を持たれていてディズニーランドなどのパレードもまともに楽しめない方などにお勧めする体験談です。

 

パニック発作で電車に乗れない大きな音が怖い

私には3歳半の息子がいます。今は杉田先生のおかげで息子と公園で遊んだり家で一緒にご飯の用意をしたりと、特別なことはないけどそんな毎日を楽しく過ごしています。でも3年半前に出産してから杉田先生にお会いするまでの約3年間は普通のことができないとても苦しい時間でした。

産後も大学に通っていた私はある日授業中に突然意識を失いそうになり自分では貧血だと思っていました。でも病院に行くと心の問題だと言われました。パニック障害です。

それからは意識を失うんじゃないかといつも不安で電車に乗れなくなり、人混みにも近所のスーパーにもいけなくなってしまいました。また息子の声が耳につくようになりひどい時はちょっとした物音さえ耳障りで、脱力感に襲われたりイライラして息子に怒鳴ったり。

いつの間にかうつになっていました。

カウンセリングと投薬治療を受けましたが病気の根本が改善されるわけではなく現状維持といった感じでした。

でもある時母が杉田先生のことを知り、一度行ってみてはと勧められました。気が乗らなかったのですが、とりあえず行ってみることにしました。

初セッションの日は少し緊張しましたが、先生がとてもフランクな感じだったので安心して話すことができました。

私がダラダラと色々な話をする中で先生は私がパニック・うつになった原因を突き止めてくれました!それは出産直後に貧血で意識を失ったことにありました。

そして先生は「あなたは病気じゃない!イヤだった記憶を取っちゃえばいいんだから!」と言いました。あの言葉は、全然信じてませんでした。

先生の誘導に従って頭の中で意識を失った時のことを色々な形でイメージするというのもでした。この作業が終わった時には意識を失った時の記憶はあるけどその時の「怖い」という感情が思い出せなくなっていました。すごく不思議な体験でした。3年の時を経て当時の記憶と感情とを切り離すことができたんです。

そして帰るときには「電車に乗ってみたい!」という好奇心さえ湧いてきました。先生すごい!先生のお会いする直前まで死んでいた私が心の一瞬で生き返った感じ。その後電車に乗る機会はなかったけど、買い物に行けるようになったし家族からは顔色がよくなったって言われたり。実は普通なんだけど私にとってはとても嬉しい変化でした。

セッション2回目

約1時間半電車に乗って栢山駅まで行きました!全然問題なかったです!先生もこのことを一緒になって喜んでくれたのでなおさら嬉しかったです。

この日はいろんな話を先生に聞いてもらう中で、私が自分のことをあまり好きではなくていつも人からどう思われているか気にしてしまう性格なことを見抜かれました。(隠していたわけではないですけど)すると先生はなぜ自己否定をしてしまうのかとかありのままの自分を許して受け入れることの大切さを丁寧に説明してくれました。そしてちょっと催眠っぽい感じでこんなことをしました。

頭の中で私を二人の人格に分けます。ダメな私とダメな私をダメだと思っている私。両方の身になって両方の気持をしっかり知る。最後には両方を仲直りさせて受け入れる。もちろんいつも先生がいい感じに誘導してくれます。

私はこの治療で「ダメ」という言葉がどれだけ自分を苦しめていたのか、そしてもっと自分を認めて欲しいと思っていることに気がつきました。治療が終わり目を開けると心が弾むように軽くなってなんでか分からないけどとても楽しい気分になりました。今でもまだ自分が大好きになれてはいないけど、前みたいにいつも自分を責めてマイナスの部分ばかりを見ることはもうしません。どこか少しでも褒められるところを探す。そうするだけですごく気持ちが楽になるし、またそれを続けていつか自分自身を大好きになるぞ!って思えるようになりました。

私はうつが治ってからも子供にイライラすることがあり、子供をひどい言葉で否定したりしていました。でもあの治療で「ダメ」とか否定されることの悲しさを身をもって知ってからは、子供に対しても否定語をあまり使わなくなったし子供をしかる前に「この子はどういう気持ちでこの行動をしたんだろう」と考えられるようになりむやみに怒鳴らなくなりました。自分を見つめ直すことで息子ともいい親子関係が築けるようになって、先生には本当に感謝です!

セッション3回目

私は小さい頃から急行列車の通過音とか大きい音が苦手で、ディズニーランドに行っても耳をふさいでパレードや花火を見ていました。そこで今回はこの「大きな音が怖い」恐怖症の治療をしてもらいました。

この恐怖心は小さい頃のある出来事が原因であることを先生が思い出させてくれて、その当時の自分の感情をクリアにすることでこの問題を解決することができました。

それから数日後東京ディズニーランドに行ったんですが、今まで何度もいった中で一番楽しくリラックスして、もちろん耳をふさがずにパレードや花火を楽しむことができました。急行の通過音だってへっちゃらです!

セッション4回目

息子と私は両親のもとで暮らしています。杉田先生に出会うまでは病気の私の代って母が子育てをしてくれていました。でも先生のおかけで劇的な速さで体調がよくなり、子育ても普通にできるようになりました。ただ両親は私が本当によくなったかいまいち信用できずいつまでたっても病気扱いされている気がしてしまい、だんだん両親との関係が悪くなっていきました。

そこで先生に相談して自分のことでも客観的に見られる方法を教えてもらいました。さらに人を説得するための方法も教えてもらいました。そのおかげでいつも感情の赴くままに両親に対して意見をぶつけていたのが、そのときある問題を第3者として見ることができるようになり前より冷静に発言できるようになりました。そして今までは両親にほどよく協力してもらいながら家事・子育てができています。

毎回のセッションの内容がとても濃く印象深いものだったのでとても長い体験談になってしまいました。今は毎日がすごく楽しいです。息子と毎日一緒になって遊べることが本当に嬉しいです。

周りの人が普通にしていることを自分もできるようになったことは数ヶ月前まで一日のほとんどを布団で過ごしていた私にとってなにか特別なことのように感じられます。生きているって楽しいと心が感じています。先生の初めて出会った日を私の2番目の誕生日にしたいくらいです!

杉田先生ホントにホントにありがとうございました!!!

 

電車に乗れるようになったこの方の杉田談

最後のカウンセリングのときに体験談をお願いしたのですが、あれから半年以上待たされてしまいました(笑)。

でも忘れずにいてくれて本当に嬉しかったです!

またこれほどの素晴らしい体験談ありがとうございました。

そしてパニック障害克服おめでとうございます!

ディズニーランドで楽しむことができないって、人生損しているってほとんどの方がそう思うことじゃないですかね。

楽しむどころか大きな音に神経をすり減らしながら、本来すごく楽しい場所であるディズニーランドに居なくてはいけない・・・。それってまったく楽しめないですよね。

パニック障害の原因は、この方が子供の頃ある恐怖体験が脳に恐れとして鮮明に焼き付いてしまっていたことが現在まで自分を苦しめていたということが分かりました。

パニック障害克服カウンセリング体験集

 

 

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記事の担当者

この記事は代表の杉田義晴が長年のカウンセリング・セラピー経験と実績を元にして書いています。
カウンセラー杉田のプロフィール
 

Posted by expert44