視線恐怖症を克服した20代男性のカウンセリング体験談

2024年3月15日

【生の声カウンセリング体験談№3】

①性別:男性
②年齢:20代
③所在地:首都圏
④セッション回数:2回
⑤職業:会社員
⑥悩み状況:対人恐怖症(社会不安障害)
⑦悩み歴:20年
⑧精神科・心療内科・カウンセリング歴:無し

典型的な対人恐怖症(社会不安障害)で長年お悩みの方に参考になる体験談かもしれませんね。

 

視線恐怖症 (人目が気になる)と自意識過剰

先生のカウンセリングにより、自己肯定(自分自身を受け入れること)が出来、結果、人生が好転しました。

物心ついたときから、他人の目・他人の評価ばかりを気にする人間で、自分の全て(性格も容姿も)に自信が持てず、それが20代後半になってから特にひどくなりました。自分の中でこのままではいけないと葛藤し、それこそ死んでしまいたい位悩み苦しむ毎日なのですが、対人恐怖や自分嫌いは強くなるばかり。

会社が休みの日に外出すると人の目が気になり、それがたまらなく苦しく、嫌で、休日に外出をすると昼間から出先でお酒を飲むようになったのです。ひどい時はボトルを土日(休日)の2日間で空けることもあり、ほとんど休日は酒びたりの時もありました。仕事も他人の目・評価が気になりすぎて余計なストレスを抱えこむ毎日で、「自分の心には安らぎというものが全く無い。苦しい」という思いが限界に達していました。

「弱い今の自分を180度変えて、何にも動じない強い人間に生まれ変わりたい」そう考えて、先生のもとへ参りました。

カウンセリングが始まり、人間の脳や思考のしくみを医学的・科学的にわかり易く説明していただき、それだけでも私には目から鱗が落ちるようで、気持が楽になり、前向きになったのですが、私がいちばん驚き、かつ、深く感銘を受けた先生の言葉は「あなたは何も弱くない。今までの人生、よく頑張ってきたね。本当にあなたは強い人間だ。だから、あなたは自分を変える必要なんて無いんだよ。今のままで大丈夫だよ」というものでした。

本当に先生の私に対するこの言葉は、私にとっては衝撃的で心を揺さぶられるものでした。これによって、私の心(思考)の中で何らかのスイッチが違う方向に切り替わったようでした。簡単に言うと「自分を受け入れる、自分を肯定する」ことを意識するようになりました。

その日を境に、今までの強い対人恐怖や自己否定・自分嫌いによる悩みや葛藤は徐々に、そして自然に私の中から消え去りました。私の心境の変化により、人間関係や仕事のストレスも段々と無くなり、日々の生活も気持が明るいものへと変わっていったのです。

全て先生が温かく親身にカウンセリングをして下さり、私の深層心理が一番欲しがっていた答え(「あなたは何も弱くない。今までの人生よく頑張ってきたね。本当にあなたは強い人間だ。だから、あなたは自分を変える必要なんて無いんだよ。今のままで大丈夫だよ」というもの)に導いて下さったおかげです。

自分自身を変えたわけではなく、受け入れるようになっただけでこんなに人生が好転したのです。カウンセリングを受けて約3年経過しましたが、仕事・人間関係ともにますます順調で(自分では歳を取るたびにますます良くなっていると思っています)、明るい日々を過ごしております。また3年経った今でも節度を越えた飲酒は全くしなくなりました。カウンセリング後はお酒への精神的な依存は皆無です。

今、振り返ると、あれ程苦しく辛かった昔の悩みが懐かしく、「あの悩みはいい経験だったのだ。それがあったから、今の自分は成長出来ているのだ」と考えたりするのです。

 

視線恐怖症を克服されたこの方の杉田談

この体験談は、対人恐怖症カウンセリング終了後、約3年が経ってから書籍出版のために依頼したのですが、快く引き受けてくれました。あれから3年が経ちますます人生が好転していき私もとても嬉しいです。見事に人が怖い(人目が気になる)症状を完全克服に成功していった事例ですね。

この方の一番の原因としては、弱い自分を20年近く自分で責め続けていたことが、人が怖いと悩んでいる方の典型的な人目が気になることや自意識過剰になってしまったと考えられます。対人恐怖症を克服していくためのカウンセリングで重要な要因の一つとして、自分を変えることを辞めることが大きな変化をもたらす場合が多々あります。

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記事の担当者

この記事は代表の杉田義晴が長年のカウンセリング・セラピー経験と実績を元にして書いています。
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Posted by expert44