人は人自分は自分と割り切れない心理とその根深い理由

2025年5月1日自己受容本当の意味とカウンセリング効果

人は人自分は自分と割り切れない

 

プロのカウンセラーが語る「人は人自分は自分」と割り切れない方の心理的な特徴と理由を徹底検証しています。

実際にカウンセリングやセラピーを受けに来られる方の多くが「人は人自分は自分」と思いたくても思うことができていない状態です。

それにはちゃんとした根本的な理由があります。

最初カウンセリングに来られたとき「人は人自分は自分」と思うことがまったくできなかった方たちが、嘘のようにそう思えるようになっていく姿を目の当たりにしてきました。

その姿はまるで生まれ変わったようにも見えることもあります。

 

「人は人自分は自分」と割り切れない方の心理

以下にあげる項目は、人は人自分は自分と思えない方がすべて持っている心理とは限りませんのでご了承ください。

またここに挙げた項目は「人は人自分は自分」と思うことができずにご相談に来られる方を参考にしておりますので、あくまでもこのような心理状態があるとご理解していただけるとありがたいです。

  • 悲観的に考えることが多い
  • 人と自分を比べてしまう
  • 無い物ばかりに目が行ってしまう
  • 対人関係に気を遣い過ぎて疲れてしまう
  • 恋愛が上手くいかない
  • 自分の意見を言えない
  • 「NO」と言えない
  • 人に合わせ過ぎる
  • 人目を気にし過ぎる
  • 人に嫌われることを恐れている
  • 他人の評価を気にし過ぎる
  • 自分に自信がない
  • 自分のことが好きではない
  • 自己評価が低い
  • 自分は生きる価値がないという想い
  • 友達と深い関係が築きにくい
  • いい子ちゃんや優等生を無意識に演じる
  • 自分に対して否定的
  • 感情を表現することが苦手
  • 自分で自分がよくわからない

どうですか?

読まれてみてどれくらい当てはまりましたか?

あまりにも多かった人や強く感じられた項目があった方は、アダルトチルドレンか対人恐怖症の可能性があるかもしれませんので以下のページも参考にされてみることもいいすね。

 

 

割り切れない4つの理由

割り切れない理由

 

人は人、自分は自分!

そう割り切れない私が想う代表的な理由を4つご紹介していきます。

 

幼少期の親子関係が原因

最初の頃にちょっとお話しましたが、もしあなたがアダルトチルドレンだとしたら、間違いなくそれが原因です。

もっとわかりやすくお話をすると幼少期に親からたっぷりと愛情をもらえなかったことがとても大きいです。

それを例えると自己否定感というウイルスに感染しまい、そして現在は発症してしまったと考えられます。(もちろん例えですから病気ではないですよ)

アダルトチルドレンの可能性あり

 

 

トラウマが原因

ここで言うトラウマとは、過去の出来事の中で自己否定につながるようなことを経験してきたということですね、

例を挙げると

今までずっと仲良かった友達がいじめ側に回ったとか・・・

人格否定されるくらいの振られかたをしたとか・・・

酷いパワハラを受けてきたとか・・・

過去に取り返しのつかない失敗をしてしまったとか・・・

いじめられることが多かったとか・・・

信頼している人に裏切られたり・・・

自信を喪失するような大きな出来事があったり・・・

人それぞれトラウマ的な出来事は異なると思いますが、このようなことが起こると心にダメージを与えられてしまい自己否定につながってしまう可能性が高くなってしまいます。

 

 

自分を責めることが多い

自分の性格的な部分やちょっとしたミスや失敗にクヨクヨして、自分を責める癖のある方はここに該当します。

ちょっと見方を変えると自分を責めるということは、自己反省の意味も含まれていますよね。

自己反省をして将来活かせる何かに気づけばいいのですが、自分を責めることだけに集中しているのあれば、自己否定感は増すばかりです。

自分を責める癖

になっているケースですね。

 

 

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは、高度な感覚処理感受性を、気質として持つとされる人のこと。 精神医学上の概念ではなく、病気や障害でもないので、DSM にも指定はされておらず、医療機関でHSPという病名を付けられることはない。

ここにも書いてる通り、HSPの人は普通の方に比べて5感(視覚・聴覚・身体感覚・嗅覚・味覚)が非常に鋭く敏感です。

もちろん5感の敏感さは個々それぞれ異なってきます。

こんな伝え方をしたら分かりやすいかもしれません。

まさに高感度のアンテナを持っていて、5感から周りの情報を常に受信している。

普通の方が受信しない部分を良いことも悪いことも受信してしまうわけですね。

ですから、人間関係などは相手の5感からの情報を受信し過ぎてしまうため余計なことを考えすぎて、人目が気になったり、気を遣い過ぎたりしてしまう傾向があります。

そのために他人目線になってしまい「人は人自分は自分」となかなか思えなくなってしまうのです。

先天的な気質・性格で割り切ることができない

もちろんHSPのすべての方がそうとは限りません。

 

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記事の担当者

この記事は代表の杉田義晴が長年のカウンセリング・セラピー経験と実績を元にして書いています。
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