カウンセリング・セラピー効果が上がりやすい人と回数がかかる人の違い

2024年2月26日STM(Summary therapy method)カウンセリング

効果がアップするイメージ

この記事ではカウンセリング・セラピーでどんどん効果が上がっていく方となかなか効果が出にくい方の傾向や特徴などを私なりにまとめてみました。

ですから、これからカウンセリング・セラピー(療法)を受けようとご検討されている方には、とても参考になる内容ではないでしょうか・・・?

なぜかというと、こういったことを知っておけば効果が出やすくなる心理状態でカウンセリング・セラピーに望むこともできるかもしれないからです。

誰だって時間とお金を最小限に抑えて、心の問題を解決したいものです。

私のカウンセリング・セラピー実践経験ですが、改善されていく人の方が圧倒的に多いのですが、正直に言ってときには、なかなか効果が上がっていかない人もおられるのも現実です。

あくまでもこれからお伝えすることは、わたし杉田のカウンセラーとしての経験上の知識なのでご了承くださいね。

100人に100人効果は出ない?

正直にお伝えすると残念ながら、カウンセリング・セラピーは、誰にでも100%満足のいく効果を発揮するわけではありません。

例をお話すると・・・

症状を使って何かしらのメリットを得ていて本人がそれを手放さないケースや本人が変わる気がない場合などです。

おそらくクライアントさんと真剣に取り組んでいるカウンセラーさんであれば、あるほど必ずこの悩みにぶち当たると推測できます。

私も開業当初からの悩みだったのですが・・・。

もしかしたら、これはどこの業界に行ってもそうかもしれませんね。

いわゆる人間が行うことに完璧はないということでしょうかね。

これほど医学が進んだとはいえ、どんな病気だろうが100%治せるという保証はあるでしょうか?

ドラマをよく観られている方ならわかると思いますが、ブラックペアンの渡海先生やドクターX大門未知子先生であれば、わかりませんけどね(笑)

ではなぜ100%が難しいのか・・・?

それは人それぞれ同じ病名であったとしても、腫瘍の大きさ、質、形、重さ、位置などが異なり、体質などが個々に違うからではないでしょうかね。

もちろん医師はそういった情報を事前に調べて手術を行うと思います。

それでも100%の改善率は難しい・・・。

違ったお話すると、今は亡きラーメンの鬼と言われた支那そばやの店主である佐野実さんがどこかのテレビ番組である方とこんなやり取りがありました。

Aさん「ラーメンの鬼と言われている佐野さんのラーメンも100人が100人美味しいと言ってくれますか?」
佐野さん「それは無理だ。人それぞれラーメンの好みが違うからな」

こういったことを聞くとちょっとがっかりするかもしれませんが、これこそが現実です。

これは心の世界では特に顕著に表れやすいのではないかと実感しているのは私だけでしょうかね・・・。

なぜかというと、同じような悩みであったとしても、詳しく掘り下げてお聞きすると中身が全く違うことが多々あります。

ここでいう中身というのは、心のオペを行っていくときの重要なポイントみたいなものです。

ここの部分は100人に100通りの答えがある

それは我々人間の気質、性格、価値観、育てられた環境などが100%同じではないからだと考えられます。

たとえ兄弟だとしても・・・。

だからこそ、心の問題を解決していくカウンセラーやセラピストは100通りの答えを探すために改善率100%を目指して日々腕を磨き、研究し、対策を練っていくことがすごく大切なのではと私は強烈に感じています。

これはある超一流の高級寿司さんが言っていた言葉です。

「私は個々のお客さんの味覚に合わせて調理方法を変えている」

もちろん常連さんに対してだと思いますけどね。

この言葉は先ほどお伝えした
「100人に100通りの答えがある」

というところが似ているかもしれませんね。

人の味覚は十人十色

といっても過言ではないでしょう。

 

効果が上がりにくい人

今までカウンセリングや様々な心理療法を受けてみたけど・・・

・効果をほとんど感じられなかった
・1年以上通ったが不満足な結果だった
・時間ばかりかかってしまいお金の無駄だった
・カウンセリングなんて効果がないと諦めてしまった
・カウンセラーに不信感を抱いている
・少しの変化は感じられた
・そのときは良かったけど数週間でぶり返してしまった
・どこに行っても効果が上がらなかった

カウンセリング、心理療法、ヒーリング、気功、スピリチュアル系、各種セラピーなどを受けられて効果を感じられなかった方は上記のような想いがあると考えられます。

「せっかく期待して、時間とお金を使いカウンセラーを信じて数回受けたのに、なんで・・・」

そんな声が聞こえてきそうです。

これから「効果が上がりにくい人」というテーマでお話を進めて行きますが、これはあくまでもわたし杉田の経験上の情報ですのでご了承ください。

 

効果に時間がかかる方の特徴

カウンセリング・セラピーで効果が出にくい方の特徴はいくつかあります。

今回は5つに絞ってお伝えしていきますね。

ここでお話させていただくのは、効果がまったく出ないというより、出やすい人と比べて通常より時間がかかってしまう方とご理解していただければ幸いです。

また心の問題を解決していく上で・・・

何かしらの抵抗があり一時的に効果が出にくい心の状態

になられている方もおられます。

①自発的ではなく他人任せ
②プライドが異常に高すぎる
③脳の一部の機能が低下している
④カウンセラーとの相性が合わない
⑤心理的抵抗

以上が効果が出にくい方の特徴です。

※感情麻痺や解離状態は⑤の心理的抵抗のところに入れさせていただきますが、解離性障害は解決が可能です。

 

①自発的ではなく他人任せ

以前、私は筋トレ中に肩の筋肉を断裂してしまい手術をしてもらいました。

とにかく術後はスゲー痛かったです(泣)

その後リハビリを行っていましたが、理学療法士のリハビリの先生がこんなことを言っていました。

「他人任せなリハビリをしている方はなかなか治らない」

これを聞いて私はどこの世界もやはり同じなんだなって実感させられました。

そこでちょっと質問です。

Aさん「自分は何もしなくてもカウンセラーが治してくれる」

Bさん「治るためだったら、できることは何でもする」

AさんとBさんどちらが治りが速いと思いますか?

そんなの聞かなくてもわかりますよね。

もちろん一時的にうつ状態が強い場合、前向きに考えられないときもありますけどね・・・。

しかし「できる限りのことはする」と言った心構えはあったほうがいいです。

そして、カウンセリングやセラピーはカウンセラーとクライアントがお互い協力をし合っていく共同作業だと私は考えています。

よくあるパターンが親御さんからお問い合わせがあり、息子や娘を受けさせたいというご相談です。

私はまず始めに「本人はカウンセリングを受ける意志はありますか?」とお聞きします。

以前、こんなことがありました。

上記のようにお聞きして親御さんから「受ける意志はあります」とお聞きしたのでお受けしました。

ところが実際に本人にカウンセリングをしてみると「私は変わりたくありませんし、カウンセリングを受ける気はありません」と言われてしまったのです。

ちょっと大げさなお話かもしれませんが、このような心理状態では時間とお金の無駄になってしまうので直ちに終了しました。

このような場合、私の経験からするとカウンセリングを受けなければいけないのは、親御さんではないかと感じるパターンが多いです。

ここは重要なポイントですのでもう一つお話させていただきます。

それは催眠療法(ヒプノセラピー)を受けることを目的として、来訪される方です。

自分は何もしなくて、ただ横になっている間に私が心の問題を解決していく暗示を与えることによって、目覚めたら悩みがスッカリなくなって、新しい理想の自分に変わっている・・・。

みたいに思われている方も少なからずおられるということですね。

これはまさしく自発的ではなく他人任せですよね。

正直に言って、心の問題を根本解決していくのは、心の中に溜まっているウミを出さなければいけない事が多々あります。

「ウミを出したくない」

と頑なに拒んでいる方には、根本解決が難しくなるのも現実です。

だからこそカウンセラーとクライアントの共同作業が絶対的に必要になってくるということをご理解しておいた方が効果的にセラピーを進められるということを覚えておくといいでしょう。

 

②プライドが異常に高すぎる

通常プライドというのは、自尊心や誇り、自負を意味します。

自尊心とは
自分の人格を大切にする気持ち。自分を優秀な者だと思う気持ちなど。

自尊心を持つことはとても素晴らしいことです。

しかし

その自尊心があまりにも強く出てしまうとカウンセリングやセラピーでなかなか効果を発揮しない場合が多々あります。

その答えはこれです↓

自分は人格的に優秀な人間だという想いが強くなってしまっている

あるいは

自分は強くないと生きていけないから弱い自分を完全否定している

通常、心の問題を根本解決していく上で避けて通れないのが

ダメな自分
弱い自分
情けない自分
出来ない自分
間違いを犯してしまった自分

といった部分と向き合っていかなければいけないからです。

誰だって、自分の間違いや弱い部分の自分なんて、できれば認めたくないし見たくないのではないでしょうか・・・。

自分は優秀な人間だ又は強い人間だという想いが強ければ強いほど、向き合っていくことが難しくなってくると思いません?

これも私の経験上のお話です。

あるスポーツ競技の元全日本代表だった選手がうつ状態を改善したいということでご相談に来られました。

この方はまさに過去の華々しい栄光を手放すことができず、うつ病になってしまった現在の自分の心の状態をまったく受け入れることができずにカウンセリングルームを転々としていたみたいです。

またある女性はアダルトチルドレンということなのに過去の自分と向き合っていくことを完全拒否していました。

このパターンは向き合っていきたいけど向き合えない心理状態とは違います。

断固として「過去の自分とは向き合わない」と決意が固い感じでした。

私としてはアダルトチルドレンに有効なインナーチャイルドセラピーを行いたかったですけど本人が向き合う気持ちがありませんのでそれ以上踏み込むことはしません。

このケースの場合は、先ほどお話をした「ウミを出したくない」と同じ解釈だと思っていただければいいですね。

プライドが異常に高すぎて過去の自分と向き合いたくないのか?

あるいはこれからお伝えする心理的抵抗があって、向き合いたくないのか?

又は症状を使って何かしらのメリットを得ているのか?

これは実際にカウンセリングをしてみないとわかりませんけどね。

この女性の場合、実際にカウンセリングを行って感じたことは、

そのプライドを保つことによって何かしらのメリットを得ている

可能性があると思いました。

ちょっと見方を変えると利得疾病みたいなものだとご理解していただければ良いです。

 

③脳の一部の機能が低下している

もしかしたら、ここの内容を読まれて不快に思われる方がおられる可能性もあるかもしれませんので、ご了承ください。

脳の一部の機能が低下していると思われる症状です。

・大うつ病性障害(うつ病又は重度のうつ)
・双極性障害(躁うつ病)
・強い強迫性障害
・統合失調症
・発達障害など

大うつ病性障害、強い強迫性障害においては、低下している脳の一部の機能を活性化させるために薬との併用でカウンセリングを受けられることがベストだと私は考えています。

大うつ病性障害は、うつ状態で無気力になるため興味が減退したり、認知機能の極度の低下、睡眠障害や食欲不振などの自律神経症状を特徴とする消耗性疾患である。

大うつ病性障害(うつ病)は、1日中寝ているような状態になり、なおかつ食欲不振になりますので普通の日常生活を送ることが困難になる場合があります。

この状況に陥っているときは、いくら効果的なセラピーを行っていたとしても回復するのにかなりの時間を要します。(約3か月~6ヶ月)

なぜかというと・・・

強烈なストレスにより一時的に心と脳がショック状態に陥ってしまいかなりのダメージを負ってしまっていると考えられるからです。なおかつ、ショック状態になってしまったことにより、心と体の充電がゼロに近い状態になってしまっていると推測できます。(これは私杉田の個人的な考えです)

また強い強迫性障害は、セラピーを行っても効果が上がらない方もおられました。(他社では暴露療法などで改善しているかもしれません)

基本的にカウンセリング・セラピーは感情に焦点を当てて進めて行く方が短期間で効果を発揮してくれます。

発達障害の方は脳の構造上、感情の部分が鈍磨になっていることが多いので、その分時間がかかってしまう傾向があります。

※双極性障害、統合失調症、発達障害をカウンセリングやセラピーで根本的な完治をすることは難しいです。

 

④カウンセラーとの相性が合わない

人間誰でもが相性が合わない方がおられるのも現実です。

女性の方などは生理的に受けつけないといった感じですかね。

カウンセリングを進めていく上で重要なポイントの一つに「カウンセラーとの意思疎通ができている」といったことも非常に大切です。

反対にカウンセラーと意志疎通ができていない状態でセラピー(療法)を進めて行っても心の問題になっている重要ポイントが的外れになってしまい効果は期待できません。

ちなみに私はカウンセリングでは相性はそれほど関係ないと感じています。

このカウンセラーとの相性については以下の記事を参考にされるとためになります。

⑤心理的抵抗

心のオペ(セラピー)を行っていく上でこの心理的抵抗があると行うことができません。

よくあるケースが自分のインナーチャイルドを見たくないといったケースです。

インナーチャイルドセラピーは基本的に幼少期の自分と向き合っていくセラピーなので「見たくない、振り返りたくない」と心で強く思っているとまったく実行することができなくなってしまいます。

この心理状態を内在性解離ではないかと私は思っています。

アダルトチルドレンは心の傷が深く解離性障害が起きてしまっている方も少なくありません。

この場合まず・・・

「見たくない」という抵抗を解除する作業が絶対に必要になってくる

ある意味この心の状態は・・・?

幼い頃の自分を見たくない=当時の感情を感じたくない

これは一部の感情麻痺状態や解離状態とも言えます。

このように感情麻痺を解いていく分、通常より時間と回数がかかってしまいます。

抵抗を解除するために必要な時間は個人差がありますのでご了承ください。(90%くらいの確率で1~2回で解除可能)

もちろん抵抗が存在しなければ、短期間で改善していく可能性が極めて高まってきます。

そして抵抗を解除していく過程でも根本的に解決していくことも多々ありますよ。

またこのような心理的抵抗は人それぞれ異なっていますので、その抵抗を探し出すのもカウンセラーとの意思疎通が大切になっていきます。

こういった心理的抵抗についてもっと知りたい方は詳しく解説している記事をご用意してありますので、そちらを参考にされるといいでしょう。

また心理的抵抗とは少々異なりますが、解離性障害の方にUSPTという統合セラピーを行うこともあります。

以上でカウンセリング・セラピーで通常よりも時間がかかってしまう方の特徴として、5つの項目について解説していきました。

 

効果が上がりやすい人

私は2004年開業当初から常々疑問に思うことがありました。

なぜ同じような心のオペ(療法)の技法を行っているのにどんどん効果が上がる人と時間がかかってしまう人が居るのだと・・・。

それが先ほど挙げた5つの項目だと今現在(令和元年8月)の段階でわかっていますが、さらに言うとすべての人間に元々備わっている個々それぞれの性格的気質が影響していることもあるかと推測しています。

身体的に解説すると同じものを食べているのに太りやすい体質の方、太りにくい体質の方などですね。

さてこれから効果の上がりやすい人の特徴をお話していきますね。

 

効果が上がりやすい方の特徴

効果がすぐに出やすい人は先ほどの反対とも言えますが、今回は3つに絞ってお伝えしていきます。

①他人任せではなく自発的
②思考が柔軟で謙虚
③心理的抵抗がない

以上が効果が出やすい方の3つの特徴です。

 

①他人任せではなく自発的

ここの項目は効果に時間がかかってしまう方の正反対ということですね。

カウンセラーやセラピストが自分は何もしなくても改善してくれる

ではなく

改善するんだったら、できる限りのことはする

言い方を変えると覚悟みたいな気持ちですね。

この気持ちが強ければ強いほど、どんどん改善に向かっていく傾向があります。

これも百聞は一見にしかずのお話です。

数年前に少々プライドが高く完璧主義で思考が柔軟ではない40代男性の方がうつ状態でご相談に来られました。

この男性は私が出した課題を1日たりともサボることなく、負担のかからない範囲でコツコツと実践されていました。

カウンセリングの度にやっていただいた課題の用紙を見させてもらいながら進めて行きました。

最初はなかなか効果を実感できなかったみたいですが、根気よく諦めずに徐々にやっていくうちに様々なことにお気づきになり、改善へと向かっていったのです。

まさにこの例は他人任せではなく自発的に行動を起こした彼の努力の賜物だと私は感じています。

この課題を行うことにより、固かった思考が徐々にほぐれていき、その結果完璧主義が緩くなって、今までより生きやすくなっていきました。

※すべての方に同じ行動課題を出しているわけではありません。

この方の場合、少々プライドが高かったのと思考が固かったこともあり、心のオペの効きが良くなかったので課題をやっていただき思考の柔軟性と認知の歪みを修正したため通常に比べて回数がかかってしまいました。

しかし、この男性が自発的ではなく他人任せであったとしたら、課題をやらずにカウンセリングで効果が上がらなかったでしょう。

興味のある方はこの男性の体験談をご覧になることもできます。

②思考が柔軟で謙虚

何かを学ぼうとしたときにどこの世界に行っても謙虚さってすごく大事ですよね。

謙虚とは・・・自分を偉いものと思わず、素直に学ぶ気持があること。

謙虚の言葉の意味を見てわかる通り、先ほどお伝えしたプライドが異常に高すぎる方とは正反対ですよね。

謙虚だから思考が柔軟なのか?
思考が柔軟だから謙虚になれるのか?
それはわかりませんが、謙虚の方ほどカウンセリングセラピーの効果はどんどん上がっていく傾向があります。

数年前、私のところにカウンセリングを受けに精神科の医師の方が来られました。

もちろん自分のご相談です。

小心者の私は正直、現役の精神科医をカウンセリングすることにビビっていました(笑)

なぜかというと、大学の医学部で学ばれ国家試験に合格し医師免許を取得したわけですから、民間の資格を持っている私とはわけが違います。

ところがカウンセリングをしてみると「自分は医師だから偉い」「自分は医学部を出たから優秀だ」「自分は医師だから権力がある」みたいな想いを微塵も感じさせないとても謙虚な方でした。

ですから、変な意地や虚栄心プライドなどまったくなく、私が提唱している「心の基礎」のお話や心のオペの技術を信頼してくれました。

心の深い部分で色々と絡み合っていたので少々回数はかかってしまいましたが、回数を重ねるたびにどんどん効果を上げていき、私のセラピーテクニックを絶賛してくださいました。

百聞は一見にしかずですので、この方の自筆体験談をご紹介させていただきます。

③心理的抵抗と感情麻痺がない

先ほど心理的抵抗についてお話しましたが、感情麻痺と心理的抵抗がなければセラピー(療法)はスムーズに進むことが圧倒的に多いです。

麻痺や抵抗が無い分回数がかかりませんからね。

悩み状況にもよりますが、麻痺や抵抗がなければ私の経験上3回前後でもかなりの改善は見込めます。

また麻痺や抵抗が見つかったとしても緩い場合は、1回分あれば十分ですので回数がうきます。

以下でご紹介する方は、アダルトチルドレンの女性で感情麻痺はありませんでしたが、心理的抵抗があり、数名のカウンセラーさんの所へ行っても改善がなかなか見られず、私のところに来られて抵抗を解除していき、その後心のオペを行っていきました。

それほど強力な抵抗ではなかったので抵抗解除を含め3回で済みました。

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まとめ

効果の上がりやすい人、時間がかかる人、効果がなかなか上がりにくい人について色々とお伝えしてきました。

あくまでもこれは私杉田の経験上での知識ですので、他のカウンセラーさんやセラピストさんの考えとは異なることがあることをご了承くださいね。

カウンセリングを受けられる前に電話やメールで回数についてお問い合わせをいただくことがよくあります。

「私は深いトラウマがあるのできっと時間がかかる」
「私は頑固だから、改善しにくい」
「私はアダルトチルドレンだから時間がかかる」
「私は疑い深い性格なので効果が出ないかも・・・」
「私は抵抗が強いので時間がかかる」

中には上記のような自分自身に対する思い込みを持たれている方もおられます。

ところが実際にカウンセリングを進めてみると2~3回ですっかり改善していった方が多かったりします。

もちろん反対のパターンもあります。

驚いたことに旦那さんがカウンセリングを受けられて奥さんから「あんな頑固な人が杉田さんのお話には素直に聞いていてビックリした」と感想をいただいたこともありました。

最後に一つお伝えしておきます。

カウンセリング・セラピーですぐに効果が上がる人なのか?
それとも時間や回数がかかる方なのか?

それは正直言って、実際にお会いしてカウンセリングをしてみないとわからないです。

カウンセリングを進めて行く間に心理的抵抗が見つかったり、その抵抗が10本絡み合っているのか?2本しか絡み合っていないのか?

深く強い頑固な抵抗なのか?それとも浅く弱い柔軟な抵抗なのか?

こういったことはNLP(神経言語プログラミング)を使ったカウンセリングをしてみて色々と明確になってくるのです。

ですから、悩み歴が長い、悩みが深い、プライドが高いなどとご自分で判断したからと言って効果が出にくいこととは無関係だと私は感じています。

これからカウンセラーにお世話になろうとお考えの方にこの知識がお役に立てることを願っております。

 

 

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記事の担当者

この記事は代表の杉田義晴が長年のカウンセリング・セラピー経験と実績を元にして書いています。
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