頭で理解しても自己受容できないその理由と謎を解き明かす
この記事にご縁があった方は以下のように考えているかもしれません。
自己受容の大切さはわかっているけど・・・
どうやっていいのかわからない・・・
頭ではわかっているけど・・
どうしても受け入れることができない・・・
もしあなたが現在そう思っているのであればこの記事が最大のヒントになる可能性が非常に高いかもしれません。
私は心理カウンセラーとしてご飯を食べるようになって20年以上になります。
開業して間もない頃から、自己受容の大切さを学んでいました。
自己受容のことを知れば知るほど我々人間が自分らしく、能力を発揮し、ストレスの少ない日々を送るためには絶対に欠かせないことだと思っています。
実際にカウンセリングをさせてもらうと案の定、自己受容ができていない相談者さんが想像をはるかに超えています。
今まで様々なお悩みや症状を扱ってきましたが、中には自己受容ができただけで20年以上の悩みがスッカリ消え去ってしまった・・・そんな事例もあるくらいです。
今まで自己受容の記事はたくさん書いてきましたが、今回は自己受容ができないと感じられている方向け中心に語っていきますね。
自己受容7つの要素
今までの復習の意味で私が提唱する自己受容7つの要素は以下の通りです。
すでにご存じの方は、読み飛ばしてください。
実際どの部分が自己受容できていないかを知るのにお役立ていただければ幸いです。
①性格的な部分
②容姿や身体的なこと(病気も含む)
③才能や能力的なこと
④学歴や職歴
⑤家庭環境
⑥感情
⑦過去の自分
詳しく知りたい方は、一つ一つ解説していますのでそちらをご覧いただければ良いです。
自己受容ができない理由と謎に迫る
どうしても自己受容できない・・・???
とお考えの方。
何をやっても
どんなことをしても
ありとあらゆることをしても
できない・・・
そんなあなた謎に迫っていきますが、私の持論に少々お付き合いください。
これは長年実際の現場でのカウンセリング・セラピー経験に基づいている持論です。
完璧を求めなくてもいい
仮にあなたが現在こう思っていたとします。
「完全に100%自己受容しなければいけない」
もしそう感じていたとしたら、一生自己受容できない可能性があるかもしれません。
しかし、100%でなくても半分以上自分を許せたらOK!
私もある部分は100%と未だに思えないところも正直あります。
それは20代後半から始まったハゲ頭です(笑)
自己受容というのは言い換えると許せていない自分とも言えます。
完璧を求めれば求めるほどできない難しいループにはまってしまう可能性がある
実は半分許せるだけでもかなり悩みやストレスが軽減して、生きるのが楽になっていかれたクライアントさんが多数おられます。
もしご興味がある方はこのサイトにある体験談をご覧いただくこともできます。
100%完璧に自己受容する必要がある
この想いが強ければ強いほど自己受容できない一つの理由かもしれませんね。
自己受容はこんな作業
自己受容を進めていくって、どんな作業が必要だと想像できますか?
もしかしたら、難しく考えている方もおられるかもしれませんが、方法としては非常にシンプルです。
私が考える基本的な自己受容は、以下のことを重要視しています。
自分の状況やキモチに否定することなく寄り添う作業
「これがどうしても難しくて、できないんだよ」
という声が聞こえてきそうです(笑)
そのように言った方、これからその謎を解いていきますので楽しみながら読み進めてみてください。
実際のセラピー現場で行っていることについては、今回の記事の題名からは少々外れてしまいますので、詳細は省かせていただきます。
その代わり自己受容するためのヒント満載の記事を2つご紹介させていただきますので参考にされるといいですよ。
自己受容できない謎を解く
さて、いよいよ自己受容ができない方の謎を解いていきます。
この謎解きもすべて私杉田のカウンセリング・セラピー経験が基になっています。
カウンセラーとして開業して以来、自己受容したくてもできないケースを何度も目の当たりにしてきました。
どうしたら、自己受容できるのか?
私は毎日のように考え研究し続けていきました。
その研究成果により、セラピー(療法)を行っていくときに起こる心理的抵抗を解除する方法を開発することができました。
この抵抗があるとカウンセリングの無限ループにはまってしまい、いつもまで経っても悩みが解決しない可能性が非常に高くなってしまいます。
これは自己受容できない方にも該当します。
心理的抵抗について興味ある方は、この先にリンクをはりますのでそちらをご覧いただければ幸いです。
秘密はここにある
本当は企業秘密にしたいくらいです(笑)
もしかしたら、この部分はメンタルコーチやカウンセラーを職業としている方には大変興味深いお話かもしれませんね。
こんな捉え方もできるかもしれません
自己受容ができない=心理的抵抗
これから大事なことをお伝えさせてもらいます。
ズバリ!!!
自己受容できないのは
できないのではなく
したくない
さてこれから重要な部分を掘り下げていきますね。
したくない
自己受容が難しい、できないと思っているのはこの
したくない目的や理由が必ず存在する
ということです。
その目的や理由は1つかもしれませんし、複数あるかもしれません。
まずは自己受容できない方の第一ステップとして、この目的や理由を知ることが絶対的条件となってきます。
ただし、この理由が明確になったからといって、すべての方がクリアーするわけではありません。
中にはミルフィーユのようにこの理由が2重、3重、4重と複雑に重なっている方もおられます。
理由の理由の理由があるイメージです。
なんかゴチャゴチャしてきますよね(笑)
実際のセラピーで様々な手法を駆使して何重も重なっている理由の理由を一つ一つ気づいてもらいながら解除を行っていきます。
実際に行っていったわかりやすい事例をご紹介させていただきます。
この方は30代の女性で深い悲しみを感じることへの抵抗がありました。
言い換えると
深く悲しむ自分を受け入れられない
彼女がこう思う理由はもちろんありました。
その理由を深掘りし、あるセラピー手法を使い解除していきました。
またここを自己受容し抵抗を解除しない限り、この方の悩みを根本解決することが困難になります。
以下の記事に彼女の事例が書いてありますので参考にしていただければ良いかと思います。
自己受容できない方へ
最後にどうしても自己受容できない方にカウンセラー目線でお伝えしたいことがあります。
どの本を読まれても、どのセミナーに参加しても、何をやっても自己受容ができない方は、もしかしたら、心の奥底にトラウマが存在している可能性もあると視野に入れることも大切です。
相談者さんの中には、解離状態の方もおられます。
解離とは・・・意識や記憶などに関する感覚をまとめる能力が一時的に失われた状態です。 この状態では、意識、記憶、思考、感情、知覚、行動、身体イメージなどが分断されて感じられます。
解離しているということは、一種の心理的抵抗と私は認識していますので解離状態を解除していく作業が必要になってきます。
様々な解離の感覚があって
上から自分を見ている
ふわふわしていて自分ではない感覚
遠目から自分を見ている等
また解離状態のまま自己受容を進めていっても効果が上がらずに自己肯定感がどんどん下がってしまうことも考えられます。
ですから、ときには専門家に依頼することも良い選択肢ではないかと感じています。
ちょっとマニュアックなお話になりましたが、参考にしていただければ幸いです。