ありのままの自分を受け入れる自己受容7つの要素家庭環境編
【自己受容7つの要素】
①性格的な部分
②容姿や身体的なこと(病気も含む)
③才能や能力的なこと
④学歴や職歴
⑤家庭環境
⑥感情
⑦過去の自分
自己受容に関連している要素の①~④今までお伝えしてきました。
今回は家庭環境についてお話していきます。
生まれた家庭環境は変えられない
ある意味ここの項目は、ありのままの自分を受け入れるというより、過去の家庭環境や状況を受け入れると表現したほうが正解かもしれませんね。
よく言われることですが、生まれてくる家庭環境や両親を選ぶことはできません。
生まれる場所、親は選べない
環境があまり良くないところで生まれてくる人や普通の一般家庭に生まれてくる人やサラブレッド的な血統をもった親から生まれてくる人もいます。
人間誰だって、愛情あふれる両親の元の環境で生まれてくることを願っている思います。
そういった家庭環境であれば間違いなく自己肯定感が高まって、自分を好きになりやすくなり、親からたっぷり与えられた愛情の貯金を他人に分け与えてあげられる優しさも備わっているでしょう。
反対に愛情不足で育ってしまった人は、自己否定感が強くなり、自分を嫌い、承認欲求が強くなり過ぎて依存的になったり、自分に自信がないので人に合わせ過ぎて人間関係が上手くいかなかったりすることもあります。
愛情たっぷりの家庭環境で育った人と愛情不足の家庭環境で育った人では、人生の幸せ度が天と地ぐらいの差がでることもあります。
しかし、この家庭環境ばかりは悩んで努力をしても解決には至ることはありません。
残念ながら当時幼かった自分にはなにもすることができなかったんです。
スピリチュアルな世界では
これは本当かどうかわかりませんが・・・。
人間は親を選んで生まれてくる
スピリチュアルな世界に興味ある方は、おそらくご存知の方も多いと思います。
科学的に実証するのは難しいと思いますけど、こんな説もあるということですね。
またこの世は心の修行をするために存在している。
などとも言われています。
本当か・・?
偽りか・・・?
人生はほぼ家庭環境で決まるのか?
先ほどもちょこっとお伝えしましたが、愛情あふれる家庭環境で育った人と、愛情不足で育った人では天と地の差が出ることもあるというお話をしました。
ちなみに私のところにご相談に来られる85%以上の方が幼少期の家庭環境が悪かったことが根本的な原因で大きな悩みを抱えて生きています。
他の15%くらいの方は、過去のネガティブな出来事が不快な記憶(トラウマ)として、心の中に強烈に残ってフラッシュバックしているパターンが多いです。
この程度のお悩みであれば簡単に解決することが多いです。
心の健康状態
これは私個人の意見ですが、心の健康といったものを言葉で表現すると以下の3つのことが考えられます。
自己受容(ありのままの自分を受け入れる)できている
自己肯定感
自分が好き
実はこの3つはオリンピックのメダリストたちの心の状況に似ているそうです。
一流のアスリートは厳しい世界です。
よく言われる
心・技・体
同じような体格と能力を持った人が身体を鍛えれば技と体の部分はほぼ同じたと言われます。
最終的に勝敗をわけるのは、心の部分だそうです。
その心の中でも大切なのが、自己肯定感が高く自分が好きかどうかです。
これは名前は忘れてしまいましたが、オリンピック選手を育てるあるスポーツトレーナーの方が言っていました。
この2つは自己受容という基盤がしっかりできているからこそ、そのように思えるのかもしれません。
ちなみにこの自己肯定感と自分が好きかどうかは、幼少期の親子関係が大きく関係していると声を大にして言いたいです。
今度は反対に考えてみましょう。
心の不健康状態
では心の不健康状態とはどういったことなのか簡単にお伝えしますね。
親の愛情不足で育てられるとどういった心が育ちやすくなっていくのでしょうか。
先ほどの正反対ですね。
自己受容(ありのままの自分を受け入れる)できていない
自己否定感
自分が嫌い
これは心の不健康状態と言えるでしょう。
なぜかというと、ありのままの自分を受け入れることができず、自己否定が強く、自分が嫌いで、自分らしく生きられずに苦しみ悩んでご相談に来られる方が圧倒的に多いからです。
今までありのままの自分を受け入ていて、自己肯定感を持ち、自分のことが好き、この3つが備わっている方がご相談に来られたのは0%です。
ですから、カウンセリングをしながらお話を聞かせていただくと、最終的に心の問題を解決しなければいけない問題は上記の3つであることがとても多いです。
ではこの3つがあることによって、どんな悩み状況が出てきてしまうのかをいくつか例を挙げてみますね。
・「NO」と言えない
・自分に自信がない
・自分の意見を言えない
・他人の評価を気にしすぎる
・人間関係が苦手
・仕事で能力が発揮できない
・何事にも遠慮してしまう
・ストレスを溜めやすい
・恋愛が上手くいかない
・自分を出せない
・人生を楽しめない
・ネガティブ思考
軽く挙げてもこれだけのことが出てくるわけです。
それくらい幼少期の家庭環境って、本当に人生を決めるくらい重要な要素なんですね。
言ってみれば親の愛情不足だけでこれだけ生きづらくなってしまうのも事実です。
一度きりの人生ですから、自分らしく能力を発揮して楽しみたいものです。
しかし、自己受容(ありのままの自分を受け入れる)ができただけで心の問題がすっかり改善していく方もおられるくらいです。
そこで、こんな方程式も考えられます。
自己受容できると→自己肯定感が高まってきて→自分を嫌いではなくなる
こうなってくると必ず人生を変えることができます!
これは私の持論です。(全てではありませんけどね)
自己受容が心を制する
それくらい自己受容(ありのままの自分を受け入れる)に成功すると素敵なことが訪れてくることを私は数えきれないくらいのクライアントさんの喜んでいる姿を目の当たりにしてきました。
子どもの頃の家庭環境が受け入れられない方へ
家庭環境が悪く親から愛情をたっぷりもらえなかった方は、なかなか子どもの頃の家庭環境を受け入れることは難関かもしれませんね。
それよりも親に対しての恨みや憎しみなどで絶対に親を許すものかと怒りを感じられている方も多いかと予想されます。
この怒りや憎しみがある限り、親を許すことなどできるわけありません。
それはそうですよ!
親がしっかりとありのままの自分を愛してくれれば、今現在こんなに苦しまなくて済んだわけですからね。
またそういった方は、二重に苦しんでしまうことがあるんですよね。
親に感謝しなきゃいけないと頭ではわかっているけど・・・
でも、どうしても許せない!
そして、親に対して許すことができない心の狭い自分をまた責めてしまう・・・。
この悪循環のループから逃れることができずにさらに苦しんでしまう・・・。
なんとも皮肉なことです!
このネガティブなループを繰り返しているのって、見た目以上にストレスがかかってきますし、けっこう辛いです。(経験者は語る)
だから私は20代後半でハゲてしまったんです(泣)
こんな想いや感情があったら、過去の家庭環境を受け入れることが非常に難しくなるのかもしれませんね。
また周りの知り合いや友達に相談してもだいたい返ってくる答えは決まっています。
「そろそろ許してあげろよ」
「気にしなきゃいいんだよ」
「もうとっくに過ぎたことだろ」
「いつまでそんなこと言ってんだ」
「せっかく育ててくれたんだから」
「親はもう高齢なんだからさ」
「完璧な親なんていないよ」
どうですか?
だいたいこういったことを言われた方、多かったんじゃないですかね。
では決して変えることができない過去の家庭環境(親子関係)をどう受け入れていけばいいのか?
以下の記事には親を許せない心理とかそのことを乗り越えるためのヒントが隠されていますので、興味ある方は参考にされるといいですね。
▼自己受容をして性格改善をされていった方たちのカウンセリング体験談がありますのでそちらをご覧になることもできます。
▼自己受容(ありのままの自分を受け入れる)にご興味がある方は以下の書籍を一読する価値があるかもしれません・・・。