心理カウンセラーこそセルフセラピーが必要!経験したからわかる

2025年4月11日カウンセラーになるための基礎知識

カウンセラーこそ心のケアが必要

 

カウンセラーだって人間なんだ!

いきなりこれを読まれてあなたは何を感じましたか?

これが今回の記事のメインテーマの中の一つになります。

これも私が経験してきたことですので、これから人の心を癒すような仕事であるカウンセラーやセラピストを目指されている方に参考になればいいです。

 

心を癒やすカウンセラーに何が起こった?

●カウンセラーとしての心構え

・また今日もクライアントさんが大満足な笑顔を帰っていく!
・1回、1回のセッションに魂を込めろ!
・クライアントさんに200%の喜びと感動を与える!
・今まで来てくれたクライアントさんに感謝します!
・俺は神に導かれてこの仕事をしている!

上記の心構えを心に染みこませ開業して2~3年たった頃、ようやく軌道にのりさらに1年くらい経ってから、私にとっては最大のピンチと言えるくらいの試練が訪れてきました。

正直この道で食べていけるのか?
しっかりと良い仕事ができて立派にやっていけるのか?
もうカウンセラーは無理なのか?

と思わせるくらいの試練でした。

その試練とは今回の記事のメインテーマである

「カウンセラーこそ心のケアが必要」

軌道に乗り始めてこれからさらに大きく羽ばたいて行こうと思っていた矢先に今度は私自身の心の状態がかなりやばいレベルまで落ちて行ってしまいました。

 

カウンセラーがうつ病に・・・

カウンセラーがうつ病に・・・

 

問答無用!
中程度のうつ状態です。

不眠になり食欲も減退し活力もやる気も起こらなくなってしまい、このままでは本当に重たいうつ病になってしまうんじゃないかという不安も日々感じていました。

正直私の心はガラスのように繊細で打たれ弱いし、しかも完璧主義で真面目ときている。

まるでうつ病になってくださいと言わんばかりのような心の気質です。

よく言われるHSPという気質です。

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン/Highly Sensitive Person)とは、視覚や聴覚などの感覚が敏感過ぎて、外部からの刺激を非常に受けやすいという特性を生まれつき持っている人のこと

※HSPの気質だから、うつ状態になってしまうということではないです

この状態は開業前にはまったく想像もしていなかった予想外の事でした。

だから、自分でどう立て直していったらいいのか迷いました。

まるで巨大迷路の中で出口がわからずに同じところをぐるぐると回っているみたいでした。

 

あるセミナーでも出来事

私が以前ある心理セミナーに参加したときある男性の自己紹介でこんなことを言っていました。

「以前は心理カウンセラーをやっていたんですが、強烈な方ばかりが来られて自分がうつ病になりできなくなってしまったんです」

 

また他のセミナーである女性の方がこんなことを言っていました。

「私は人から影響されやすい性格なのでマイナスのオーラをクライアントからもらってしまい自分の体調を崩してしまうんです」

 

当時の私はこの二人の話を聞いても自分にはまったく関係のないことだと思っていました。

よくよく考えてみると人間はプラスのオーラよりもマイナスのオーラのほうが圧倒的に強いということを一度は本で読まれたか、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか・・・。

元々人間の脳ミソは痛みや不快を嫌い、快楽や気分の良いこと、気持ちいいこと、楽しいことが大好きですからね。

 

 

カウンセラーだからできるセルフセラピー

中程度のうつ状態が1か月くらい続きました。

何とか気合と根性でカウンセリングセラピーをしていましたが、カウンセリングが終わってクライアントさんが帰った途端に全身の力が抜けたような無気力状態になっていました。

この状況が続くのは非常にまずい!

そこで手を打ったのが自分で自分に心理セラピーを使ってみるという提案です。

実はそれが見事に的中して日に日に元気になっていくことを実感していきました。

このときこんなことに気づきました。

先ほどご紹介したうつ病になってしまったカウンセラーの男性とマイナスのオーラをもらってしまい体調を崩されてしまったセラピストの女性ですね。

なぜ、うつ状態になってしまうのか?
なぜ、マイナスのオーラをもらってしまうのか?

この二つの謎が解けました!

その謎とは基本的にクライアントさんに行っているセラピーを自分に行っていけばいいだけの話でした。

それからというものは、ほとんどうつ状態とは無縁のセラピスト生活を送っています。

その2つの謎の詳細と実際に私がどのようにして、あれからうつ状態と無縁の生活を手にすることができるようになったのか、といった詳細はSTMカウンセラー養成講座のときにお話させていただいています。

ちなみに当時はNLP(神経言語プログラミング)のテクニックを使ってセルフセラピーをしていました。

 

 

カウンセラーがペットロスに・・・

カウンセラー自身がペットロスセラピーで回復

 

そういえば1回だけうつ状態になりそうな時が3日間だけありました。

忘れもしません。

それは愛犬が天国へ旅ってしまったときでした。

亡くなる2か月くらい前から、お腹のあたりが水牛みたいに膨らんでいるということがわかりました。獣医さんのところへ連れていくと肝臓の数値が異常だったことが明確になってきました。

お腹が異常に膨れているせいか、犬のお座り状態でウトウトと寝ていることも多々ありました。

やがて小便もしっかりしれなくなってしまいその弱って苦しんでいる姿を見ているのが本当に辛かったです。

私もクオンタムタッチというヒーリング方法は知っていたのでそれをお腹にあてながら、毎日行っていました。

それをしているときは、ウトウトしてて本当に気持ち良さそうだったです。

EFTタッピングセラピーも同時に行い、養成講座の卒業生の方が気功のプロなので遠隔気功をやってもらったりとやれることは何でもしました。

しかし、もう手遅れだったんでしょうね。

あんなに食欲旺盛で元気ハツラツだった犬がこんなに毎日生きることすら辛そうにしている。

だから私としては衰弱して苦しそうにしている姿を見ていられない状況でした。

いっそうの事安楽死させた方がこの仔のためなのでは・・・と頭をよぎりました。

そうはいっても1日でも1時間でも1分でも長く生きて欲しという願いもあります。

しかし、この仔の命はあとわずかでした。

私にとっては友達のような存在だったのでなおさら落胆して、食欲もなくなり、睡眠もろくに取れなくなってしまいまるで抜け殻の様な状態になってしまいました。

20代の頃大失恋してときのような感覚にちょっと似ていました(笑)

夏になると近くの川で散歩がてら行って、一緒に泳いでいたこともありましたし、一緒にひっつきながらゆったりとした癒しの時を過ごしていたこともありました。

そんな想いでがどんどん無意識のうちに思い出されてくるんですね。

死に際の光景も鮮明に思い出されてくる・・・

それも思い出そうとしなくても勝手に・・・

そのことが思い出されるたびに自然と涙が溢れてくる・・・

もう一生会えないという切なさと、寂しさと、悲しみが押し寄せてくる・・・

それを感じるのが苦しいので出ないように必死で押さえこもうとする・・・

しかし、容赦なく押し寄せてくる。

もう一緒に過ごしたあの頃には戻ることができないという

この現実を知りたくない・・・認めたくない・・・信じたくない・・・

しかし、そう思っても現実にはこの世から居なくなってしまった。

ヤバイ!

 

 

EFTでセルフセラピー

ペットロスとはこういった心の状態が何年も続いているのか?

こんな毎日苦しい状態が続いてたら、日常生活にも支障をきたしてしまい生きていくことへの希望も意欲も生きがいもなくなってしまい絶望だけを抱えながら生きていくのは相当辛いですよね。

そこで私は何をしたかたいうと普段クライアントさんに行っているEFTタッピングセラピーを自分で自分に行っていきました。

一人で部屋に閉じこもってだいたい3日間で4回分のセラピーを行っていったくらいで日常生活にはほとんど支障をきたさないほどまで回復しました。

ちょうどその3日間は仕事が入っていませんでしたのでラッキーでした。

タッピングをしているときは、鼻水と特に涙が洪水のように溢れてきました。

ですから、この3日間でティッシュ1箱分使いました。

そうやって苦しく、辛く、しんどかった地獄の様な3日間は幕を閉じていったのです。

もし私がタッピングをしながら、涙を流している姿をぜんぜん知らない人が見ていたら「あのおっさん、一人で何やってんだ」と噂になっていたかもしれません(笑)

 

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記事の担当者

この記事は代表の杉田義晴が長年のカウンセリング・セラピー経験と実績を元にして書いています。
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