自分軸がブレず安定さすための最重要ポイントと発見する方法
自分軸という言葉を初めてお聞きになられた方もおられるし、すでにご存知の方もおられるでしょう。
初めて知った方にもすでに知っている方にもこの記事がお役に立てたら嬉しいです。
私のところに心の問題を解決するために悩み相談に来られる方の多くが自分の軸が無い又は自分の軸がわからないという心理状態でカウンセリングを受けられています。
ではなぜ自分軸が無い方がこれほどカウンセリングを受けに来られることが多いのか?
裏返すと自分軸が無いから、深い悩みに陥ってしまう
とも言えるかもしれませんね。
しかし、自分軸もとても重要なのですが・・・
もしあなたが今まで自分軸を築こうと頑張ってきても築くことができなかったり、わからないと感じていたとしたら、自分軸を築く前にしなければいけないこともあります。
それは後程お伝えさせていただきます。
あくまでも今回の記事はカウンセリング経験を元にしたカウンセラー目線からの自分軸を中心にお話していきます。
ですから、コーチングを主にされているコーチとはちょっと見方や表現が異なるかもしれません。
自分軸って何だ?
ここでお伝えする自分軸とは、今までご縁があったクライアントさんのお悩みや症状的なことを参考にしていることも含みますのでご了承していただけるとありがたいです。
自分軸を知るために初めて・・・
という方もおられる思いますので、なるべくわかりやすくご理解できるように心がけています。
自分目線と他人目線
私は以前、自分軸のことを自分目線と表現していました。
なぜかというと
ご相談に来られる方が自分目線で人生を歩んでいるのではなく他人目線で日常生活を送っていたからです。
私も若くて髪の毛がふさふさの頃はそうでしたが・・・(笑)
他人目線で生きていた人間でしたので、非常に生きづらかったし、何より自分を出せないから仕事や恋愛などは上手くいかなかったです(泣)
他人目線
では他人目線がどういったことなのかを説明していきますね。
これを読まれると自分軸がどういったことなのか、といったご理解が深まるかもしれません。
なんせ他人目線は悩みの種となってしまうことが多いからです。
カウンセリングを受けに来られる方の中で特にこの他人目線になっていることで深い悩みに陥っていることも少なくありません。
ここで以前、バイトで貯めたお金で私のところにカウンセリングを受けに来てくれた高校3年生女の子のお話をさせていただきます。
彼女は手書きで体験談を書いてくれましたので、まずはその一部を見てみましょう。
「小さい頃から、母親から他人と比較され、ダメなところばかり言われてきた私には自分というものがまったくありませんでした。
そして、人から好かれたいという意欲が人一倍強かった私は毎日
『何であの子は特に何もしていないのに、皆から好かれるんだろう』
『何で私はこんなに気を配っているのに人とギクシャクしちゃうんだろう』
ということばかり考え、どんどん『自分がダメな人間だ』という思い込みが強くなっていきました。
人気者のあの子と私の差は何だったのか?」
彼女のこの言葉の中には、他人目線になっていることが散りばめられているのが分かると思います。
さらに分かりやすく説明すると以下のキーワードですね。
「人から好かれたい意欲が人一倍強い」「私はこんなに気を配っている」ということは・・・
他人から嫌われることを人一倍恐れる
だから・・・
嫌われないように相手の機嫌を取るように気をつかい振る舞う
このパターンは他人の気持ちばかりを考えて、自分の気持ちをまったく無視してる・・・
まさに他人目線になっている心理状態
もちろんこのパターンはあらゆる人間関係で人々が行っている行為だと思いますし、必要不可欠なときもありますよね。
ビジネスマンが大型契約を取るときなど・・・ボスママ友や恐妻家の嫁など・・・(笑)
ところが仕事でもプライベートでも常に他人目線の状態に陥っていると自分軸が無いので「一体何のための人生なのか?」といった心の声が聞こえてきそうです。
カウンセリングをしていて、こういった方もおられます。
「自分がよくわからない」
「自分が自分でないような気がする」
「自分が何を感じているのかわからない」
自分が何を考え、何を想い、何を感じているのかがわからなければ、自分軸を明確にするのは困難です。
この場合は、感情麻痺、解離状態になっている可能性もあり、根深いトラウマが存在しているかもしれませんので専門家の意見を求めることをお勧めします。
他人目線の方のちょっとした特徴をまとめると
・自分自身の想いや感情、考えや思考を否定する
・自分の思いや気持ちがあっても他人からどう思われているのかばかり気にし過ぎているため想ったことを表現できない
・自分の価値観が明確ではないので何が興味あるのかがわからない
しかし
違った意味でときには他人目線になることもあらゆる人間関係では絶対的に重要ですよね。
異なった表現をすると
他人目線=相手の立場
とも一部言えるからです。
人の気持ちに寄り添い共感したり、共有したりすることは我々日本人の得意分野かもしれませんね。
自分目線
様々な言い方や表現があると思いますが、自分目線(自分軸)とは???
本当は自分が・・・
何を想い、何を考え、何を感じているのか?
何が好きで何が嫌いなのか?
何をすることが好きで何をすることが嫌いなのか?
どんな価値観を持ち大切にしているのか?
こういったことが明確になっていて、自分がそのことをしっかりと把握していると良いです。
また自分の嫌いなこと好きなことなどの様々な価値観を自らが認められているとさらにナイスだと思います。
これだけではわかりにくいので例を挙げてお話を進めて行きますね。
ある夫婦が一泊二日の温泉旅行を計画中の会話です。
夫「お互い休みが3日取れたから、温泉に行ってゆっくりしよう」
妻「普段食べれないような美味しいもの食べたいな」
夫「ここは割と安くてコスパがよく2泊できそうだよ。値段の割に風呂も料理もいい」
妻「私は1泊で良いから、高級旅館の方がいいな」
簡単ではありますが、こんなやり取りがあったとします。
もうお分かりの通り
夫はコスパ重視で同じ金額をかけるんだったら、2泊したい価値観を持たれていますよね。
妻は同じ金額をかけるのだったら、1泊でも良いから、ちょっと高級感のある旅館やホテルが良いみたいです。
夫はコスパ重視するということをさらに深く追求していくとできるだけ長い時間を楽しみ、味わい、のんびり、穏やかに温泉や食事を満喫したい思いが強いのかもしれませんね。
妻の方は楽しむ時間が長いというより、旅館の部屋、温泉、料理、おもてなしの質を重視しているのかもしれませんね。
ちなみに私は基本的に貧乏性ですので、コスパ重視です(笑)
一人3万円で1泊するのであれば、1万円で3泊したいという価値観を持っている人間です。
何かの記念日とかだったら、1泊3万円で豪華な露天風呂付き客室とかでのんびりするのもいいですよね。
どちらが良いか悪いかではなくこのように人それぞれ基本的な価値観を持っています。
これも一つの自分軸と言えるのではないでしょうか。
ある意味自分軸とはちょっとしたこだわり
とお考えになってもよいかもしれません。
食べ物のこだわり
人のこだわり
仕事のこだわり
結婚生活でのこだわり
子育てのこだわり
生き方のこだわり
などなど・・・。
多かれ少なかれ上記の項目でちょっとしたこだわりはあるのではないでしょうか・・・。
悪い意味で表現させてもらうとこだわりが無い、あるいは、わからない人は自分軸が今のところ無いと言ってもよいかもしれませんね。
またあまりこだわりが強すぎてしまうと完璧主義になったり、執着したり強迫的になって悩みに変わってしまう可能性もなきにしもあらず・・・。
だからこそちょっとしたこだわりくらいがちょうどよいのだと私は感じています。
自分軸(自分目線)を簡単にまとめると・・・
何かの出来事が起こったりしたときに自分が何を想い、何を考え、何を感じているのか?
といったあるがままの気持ちや感情を自らが感じ気づいていて、その想いを認めて、ときにはその自分の想いを表現できている。
そして自分がどんな核となる自分軸(価値観)を持っているのかに気づいている。
その核となる自分軸(価値観)を満たしていることができれば、人生の充実度が嫌でも高くなってくることは何となく想像できるのではないでしょうか・・・。
先ほどご紹介した高校3年生の女の子は、見事に自分軸を築き高校卒業後、何と自分のやりたいことを見つけてアメリカに留学してしまいました。
すげ~!
自分軸は不変的なもの?
この記事を読まれている方の中には自分軸って・・・
一度できてしまった価値観は変えることができないのか?
生まれ持った性格的な気質からくるもの?
と思われいる方もおられるかもしれませんので、この2つのポイントに絞ってご説明していきますね。
一言でいうと自分軸は、変わらないものもあれば、変わるものもある・・・。
と、私は感じています。
恋愛観の自分軸の例
恋愛観などは年齢を重ねるにつれて変わってくる良い例かもしれませんね。
20代前半までは、イケメンでルックス重視だったのが、30代後半くらいになったら現実的になって、共感力や思いやりのある包容力がある人が好みになったりする。
今度は50代、60代になったら、若くてルックスの良い人が良くなったり・・・(笑)
金銭感覚などもそうかもしれません。
若いときは貯金もせずに給料をもらったら、もらっただけ使っていてわりと浪費家だったが・・・
年を重ねていくうちに倹約家になって、いざというときに備えて貯金をするようになり、無駄遣いをしなくなった。
中には浪費癖がどうしても直らない方もおられますよね。
このように我々人間は、日々様々な出来事が起こってきます。
生きている限り、どんな出来事が起こってくるのか想像できません。
2020年に新型コロナウイルスが世界で猛威を振るうなんて誰一人として思わなかったのではないでしょうか・・・。
何が言いたいかというと我々人間の価値観(自分軸)は、何かの人生経験をすることによって心変わりするということです。
先ほどお伝えした恋愛観ですが、もしあなたの歴代彼氏が3人で、すべてイケメンだったとします。
その3人が自己中で浮気ばかりして、気が付いてみたら、あなたはいつも本命ではなかった・・・。
そんな恋愛経験をしたら、もしかしたら二度とイケメンとは付き合いたくないと感じ、今までとは恋愛観がガラッと変化してくる可能性だってあったりします。
性格的な自分軸の例
手っ取り早く分かりやすい例が、部屋や机が整理整頓されていた方が落ち着くのか?
それともある程度散らかっていた方が落ち着くのか?
さてあなたはどちらですかね・・・。
この問題って会社などで上司と部下のやり取りなどでよく耳にするかもしれません。
上司が部下に以下のことを言ったとします。
「自分の身の回りが散らかっているのは、心が乱れていてだらしない証拠だ」
これは確かに一理はありますけどね。
おそらくこれを聞いて・・・
「その通りだ」
「身の周りが散らかっていては良い仕事なんてできるはずがない」
「身の回りは心の姿を現す」
と思われている方もおられると思います。
反対に・・・
「散らかっていても気にならないし仕事さえできればいい」
「散らかっていても物がどこにあるのか分かっているから大丈夫」
「散らかっていた方が自分は落ち着く」
といった思われている方もおられると思います。
書籍の「嫌われる勇気」で一躍有名になったアドラー心理学の観念から言うとどちらが正しいのか、間違っているのかは無いそうです。
このように人それぞれの価値観を持っていて、もしかしたら若い頃は散らかっていても気にならなかったのが、40歳を過ぎたあたりからキレイ好きになった人もいるかもしれませんし、全く変わらない方もおられるでしょう。
自己中との違い
ここまで読まれてもしかしたら、自分軸を持ってしまうと自己中になってしまわないのか?
と疑問を抱いている方もおられるかもしれませんので、そこのところのお話もしていきたいと思います。
このことは実際カウンセリングの現場でもよくお聞きします。
ちなみにあなたの周りでイキイキと人生を楽しんでいる方って、どんな人ですか?
回答は個々によってそれぞれ違うと思いますが、その中に共通点もあるはずです。
これは私が思う共通点です
ある意味自己中心的な考えの持ち主
誤解しないでほしいのですが、良い意味での自己中です。
自己中心的な考えの方が、自己軽視をして、自分を謙遜して、自分はいても居なくてもいい存在なんて、思っていると思います・・・?
間違いなく思っていないですよね。
自分軸のネガティブとポジティブ
ただの自己中と自分軸を持たれている方の違いを少しでもご理解していただきたいのでお話させていただきます。
自己中心的をネガティブな表現とポジティブな表現にわけてみました。
以下の表現は少々大げさかもしれませんが、参考にしていただけると良いです。
ネガティブな表現
・傲慢、怒鳴る、威張っている
・人の話を聞かない
・協調性がない
・超わがまま
・自分の意見を曲げない
・高飛車・見下す
・モンスターペアレント的
これを見る限り、すげ~嫌な奴ですよね。
こんな人を上司に持ってしまったら、最悪!
会社に行きたくなくなりますよね。
さてあなたはこれをご覧になってみて、誰をイメージしましたか?
まさか夫?妻?ではないですよね(笑)
ちなみに私が20代の頃、職場に超自己中の人いましたよ。
この人と仕事をする日は憂うつだったです。
当時、私はまだ仕事が分からないことだらけでしたので、毎日のように怒鳴られていました。
これって自己中心的な典型的な例ではないですかね。
ポジティブな表現
・リーダーシップがある
・強い信念を持っている
・自分らしく生きている
・自分を大切にしている
・カリスマ性がある
・頼りがいがある
・自分の軸がぶれない
こういった方の下で働けると安心して仕事をしやすいですよね。
何かあっても責任を取ってくれたり、反対にミスしたりするとかばってくれたりしてくれるかもしれません。
だいたいそういった人って、思いやりがあって協調性も備わっているんですよね。
自分軸はこのポジティブな表現に限りなく近いとご理解していただけるといいです。
ちょっと修正したいのですが、自分軸を築いたからといって、誰でもがリーダーシップやカリスマ性を発揮できるとは限りません。
特にカリスマ性などは生まれ持った気質が影響しているのではないでしょうか・・・。
私も欲しかったです(泣)
ここまでお話を続けてきて自己中心的考えって、自分を自分で幸せに導くためには、必要不可欠だと感じられた方も多いのではないでしょうか・・・。
ただし
自分目線と他人目線のバランスが大切
言い方を変える・・・
時と場合により、使い分けられる
これができるとカッケー(笑)
これこそがコミュニケーション能力が優れている方の特徴ともいえるかもしれません。
私もそうなれるように日々頑張らなくては・・・。
自分軸を活かすには
これから自分軸を活かし、安定感を保ち、自分らしく生きていくための重要なことをお伝えしていきます。
活かすことができると仕事・恋愛・遊びなどで自分自身を喜ばすことがさらに増大します。
自分で自分を喜ばすって、ナイスだと思いません?
そして今現在の自分がどれくらい自己受容ができているのかを確認することをお勧めします。
なぜかというと・・・
自分軸を最大限に活かすためにも自己受容が絶対的に必要
になってくると考えているからです。
自分軸と自己受容の違い
違いを一言で表現すると
自分軸はゼロからプラスに働き
自己受容はマイナスからゼロにする
という視点でご理解していただけるとわかりやすいかもしれませんね。
自分軸はコーチング分野で自己受容はカウンセリング分野と私は考えています。
開業以来、心理カウンセラーとしてたくさんの方のご相談にのらせていただき自己受容(ありのままの自分を受け入れる)がいかに重要であるのかとしみじみと感じてきました。
クライアントさんの中には何十年も悩み続けてきたことが、自己受容ができたことにより、その悩みがあっという間に消えてしまったことも少なくありません。
・心の問題を解決する
・自分らしく幸せに生きる
・自分の能力的なことを最大限に発揮する
・人間関係(恋愛、友人、仕事仲間、パートナーなど)の充実
・ストレス耐性レベルがアップ
上記にあげた5つの項目などは、自己受容しているのとしていないのとでは段違いに充実度が違ってきます。
ですから今まで私の記事では自己受容の重要性について語ることが多かったです。
そして我々人間がさらに自らの人生を充実さすために自己受容と他に自分軸が必要になってきます。
それを上記の城で例えてみると
自己受容=石垣の基礎土台
自分軸=上物(柱、壁、床、屋根など)
イメージしてみましょう
いくら立派な上物だとしても土台の基礎がなかったとしたら、どうでしょうか?
台風が上陸してしまったら、ジ・エンドです。
基礎がしっかりしているからこそ、上物が支えられて頑丈になる仕組みになっているのは既に皆さんもご存知ですよね。
これが自分軸と自己受容の違いです。
自己受容についてはいくつかの記事を用意していますのでそちらも参考にされるといいでしょう。
自己受容チェック
では今現在自分がどれくらい自己受容ができているのか?
まずはそれをチェックしてみるのもいいですね。
これは私が今までたくさんの方をカウンセリングやセラピーをさせていただいた経験を基にして作ったものです。
自己受容のチェック方法は非常にシンプルで、7つの要素を見ていただければOKです。
以下の7つどれくらい自己受容できていますか?
チェック方法は各項目で(OK・まあまあ・NG)こんな感じで良いと思います。
①性格的な部分
②容姿や身体的なこと(病気も含む)
③才能や能力的なこと
④学歴や職歴
⑤家庭環境
⑥感情
⑦過去の自分
7項目すべてにおいて「OK」を選んだ方は、それほど多くないと私は推測しています。
「まあまあ」であれば大丈夫の範囲ですね。
もしあまりにも「NG」が多い場合は、セラピー(療法)が必要かもしれません。
また今まで自己受容を自分で何とかしようと頑張ってきたが、難しいと感じられた方はおそらく「心理的抵抗」があると考えられます。
もっと詳しく自己受容7つの要素と心理的抵抗をご理解したい方は以下の記事を参考にすることもできます。
自分軸は宝物
自己受容が進むにつれ今度は自らの自分軸を知り、その軸を核にしながら努力をしたり行動したりすることで人生の充実度が高まってくる可能性が大になってきます。
自分軸は人によってかなり異なってきます。
どれが良いのか?
どれが悪いのか?
という考えではなく自分自身の軸を探し出すことが大切だと私は感じています。
メイン的な軸もあるし、サブ的な軸もあると思いますが、まずは核となる軸が見つかるといいですね。
自分軸=メインとなる価値観
知る方法として私が使っているのが、NLP(神経言語プログラミング)のメタモデルという技法です。
メタモデルは質問方法で人の心の深層に隠されているものを表面化してく技術です。
この技術はカウンセリングの時に非常に重宝しています。
宝物探しワーク
自分軸を見つけるワークは10項目以上あるのですが、今回は一つの項目に絞って、行っていきましょう。
私が使っている項目は「ソース」というワクワクを引き出すものを参考にしています。
また自らの過去の経験などからでも引き出すこともできます。
「ソース」とういう書籍がありますので検索してみても良いと思います。
ん~なんの項目が良いか悩みますね~
ここはマジで悩みました(笑)
今回は人物編でいきますね!
以下2つの質問に答えてみましょう。
・「もしあなたが何でもなれるとしたら、どんな人物になりたいですか?」
・「その人物の何が良いですか?」
歴史上の人物、映画の主人公、アニメのキャラクターでもOKです。
例えばAさんが「マザーテレサ」と答えたとします。
マザーテレサの何が良いのか?
「困っている人たちを助け愛を与える人」
「どんな人にも偏見なく優しく接する」
「人の役に立っている」
こんな感じで答えたとしますね。
この時点でAさんの自分軸が表面化してきています。
・困っている人たちを助ける
・人を差別することなく接する
・人の役に立つ
これがAさんの自分軸の一つになります。
もちろんこの2つの質問に答えたからといって、スムーズに出てこないこともありますし、出てくることもあります。
あくまでも一つの例ということで参考にしてみてくださいね。
またAさんのメインとなる価値観かもしれませんし、サブ的なものかもしれません。
愛を与える人Aさん
Aさんの自分軸の一つが明確になり、それを活かしていくにはどうしたらいいのか?
おそらくこのAさんには「最先端を行くビジネスがある。今がお金儲けのチャンス!」と話しかけても興味ないかもしれませんね。
もちろん誰だって、キレイごと抜きにして生活していくためにはお金は絶対必要ですからね。
私なんか何度宝くじが当たったら良いかと思ったことか・・・(笑)
だからといってAさんは、自分を犠牲にしてまで給料なしで働くということではないですよ。
ではAさんがどんなことを心がけたり行動したりすると自分軸を活かして人生を歩めるのか?
もしAさんが現在、医師や看護師、整体師やカイロプラクティック、カウンセラーやセラピスト、介護福祉士、教師、コンサルタントなどの職業についていたとしたらどうでしょうか?
職場の人間関係が最悪でない限り、やりがいを持って毎日イキイキと人生を歩んでいることでしょう・・・。
仮に仕事はそうでなくてもプライベートでボランティア活動をしていたり、趣味で何かの教室を開いて喜ばれたりしていれば、Aさんは自分の軸をしっかり持ちながら生きていることになります。
こうなってくると他人と比べることなく、自分らしく楽しく充実した人生を歩める可能性が高くなってくると思いません?
自分軸を知り、その軸を中心に人生設計をしていく・・・。
これいいですよね。
自分らしく・・・
自分の軸を知り、その軸を中心に人生設計をしていくことで他人と比較して、落ち込むことが激減してきます。
これがまさに自分らしく生きる
ということではないでしょうか
私も以前、よく他のカウンセラーの方と比較して以下のことを口癖のように言っていました(笑)
「あの人と比べてなんて自分はダメなんだ」
とネガティブな気分になることが多かったです。
現在は同じ状況になったら
「あの人の良いところは、どんどん吸収して自分のモノにしていくぞ」
こんなふうに変わってきました。
元々ポジティブな気質の方だったら、自然とそういった発想になっているかもしれません。
しかし、私のようなアダルトチルドレンとHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)を抱えている人間には、意識で他人と比べるなとわかっていてもなかなかできませんでした。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは、高度な感覚処理感受性を、気質として持つとされる人のこと。 精神医学上の概念ではなく、病気や障害でもないので、DSM にも指定はされておらず、医療機関でHSPという病名を付けられることはない。
自分軸といった自らの価値観が明確になり、その価値観に沿って生きていくことにより
「人は人、自分は自分」
といった思考が強まっていく傾向があると私の経験上感じています。