社交不安障害(対人恐怖症)のカウンセリング効果と真実

2024年5月23日社交不安障害のカウンセリング効果と真実

【社交不安障害(対人恐怖症)効果の真実をカウンセラーが語る】

真実の写真

 

社交不安障害(対人恐怖症)で悩まれている方は、本当にカウンセリングやセラピー(療法)で解決することができるのか?

そんな疑問を持たれている方にこのカテゴリの記事は最適かもしれません。

私は今年(平成30年)の9月で心理カウンセラーを開業して以来15年目を迎えようとしています。

今まで様々なお悩みや症状を持たれてる方が北海道から沖縄まで全国各地からご相談に来てくれました。

その悩みや症状の中でも一番多くカウンセリングセラピーを行ってきたのが、対人恐怖症のお悩みです。

ですから、いつも間にかこのお悩みを解決していくためのカウンセリングセラピーが得意になってしまいました(笑)

 

社交不安障害(対人恐怖症)を解決しよう!

社交不安障害(対人恐怖症)といったお悩みがあると人生全般を楽しめなくなってしまうと私は考えています。

ここではちょっと深いお話もさせていただきますね。

人間としてこの世に生まれてきた以上、人と関わって生きていかなければいけません。

怪我や病気をしたときも、仕事をするときも、食材を確保するときも、どんな形だとしても何かしら人ととの関わりを持ちます。

また人それぞれが色々な役割を持ち我々人間が快適な生活をするために様々な職業が存在しています。

人間の欲求の中に承認欲求という欲求があるのはご存知だと思います。

この承認欲求が強いか弱いかは個人差がありますが、誰でもが持っています。もしかしたらこの欲求は我々人間の遺伝子に最初から組み込まれているのかもしれませんね。

SNSが流行っているのはまさに承認欲求を満たしたいがための行為です。(ビジネス目的の方は別)

フォロワーとかいいね!とかが増えることで承認欲求を満たしている人たちが世の中にはたくさん存在します。

インスタ映えなんて言葉はまさにその象徴です。

それは人から

「認められた」
「共感してくれた」
「自分の味方だ」

と無意識のうちに感じているのかもしれません。

それくらい我々人間は人にポジティブの評価をしてもらうことで、心に大きなプラスのエネルギーを満たすことができるのだと考えられます。

なぜこういったお話をしたかというと、対人恐怖症があるとこういった承認欲求が心の深くにあるにも関わらず自分で拒否してしまう可能性があるからです。

そうなってくると・・?

一人ぼっちで孤独

この孤独感を感じてしまうことが多くなりやすくなってきます。

おそらく対人恐怖症で悩んでいる方は、少なくともこの孤独感を味わっているのではないでしょうか・・・。

また性格改善などを求められてご相談に来られたとしても、よくよくお話を聞いてみると「NOと言えない」「自分の意見を言えない」「自分の想いを他人に伝えるのが怖い」といったような対人恐怖症とつながっているお悩みを持たれている方が多いです。

私も以前はそういった悩みを持っていた1人ですので、それでどれくらいそんな自分を責めていたか計りしれません。

おそらくこの記事を読まれている方は、多かれ少なかれそういったお悩みを持たれているかもしれませんね。

そこで今回「対人恐怖症(社会不安障害)を克服するためのポイント」という記事のカテゴリを作成しました。

このカテゴリでは、主にカウンセリングセラピーを受けられて対人恐怖症を克服されていった方たちの事例を元に克服ポイントをお伝えしていきますので、この症状で悩まれている方は抜け出す大きなヒントをつかむこともできます。

その前にこの症状があることでどれくらい人生を狂わされているのかを語っていきます。

 

様々な場面でストレス支障をきたす

社交不安障害はストレスの元になる

 

このお悩みがあるとストレス過多になりやすくなり、以下の症状で苦しめられる可能性があり、ときには日常生活にも支障をきしてしまう場合もあります。

ここでお伝えすることは、今まで社交不安障害(対人恐怖症)を克服していくためのカウンセリング・セラピーを行ってきた経験で学んできた内容です。

よく相談を受ける症状を簡単ですが4つに分けて進めていきますね。

 

怒られることが怖い

誰でもが怒られるよりは、褒められた方が嬉しいものです。しかし、あまりにも怒られることへの恐怖心を持っていたらどうでしょうか?

特に仕事などは「怒られたらどうしょう・・・」と怒られることばかりに意識が集中してしまい、肝心の仕事内容に集中できずにミスを連発してしまい、又それで怒られる。

それが重要な仕事内容だったら、取り返しのつかないことになってしまいます。

こんなループに入ってしまったら、自分一人の力ではなかなか抜け出すことが困難になってしまい中には仕事を辞める羽目になることもあるかもしれませんね。

また会社での人間関係で信頼を失ってしまい、「仕事ができない人」といったレッテルを貼られてしまい、自分の居場所が無くなってしまう可能性もあります。

このパターンは幼少期に親が理由もなく怒り出したり、感情的でヒステリックな親に育てられるとこのパターンに陥ってしまうことが多いです。

▼怒られるのが怖いとお悩みの方は以下の記事を参考にすることもできます。

怒られるのが怖い原因と克服方法

 

人に嫌われるのが怖い

よくあるパターンが「いい人」で見られたいという価値観を持たれている方です。こういった人は100人に100人嫌われたくない強迫的に考えていることが多いです。

誰れにでもいい顔をしようとする。

誰にでもいい顔をしている方は、私はこう思っています。

「自分に大嘘つき野郎」

恥ずかしい話私も以前はそうでした。

女性は野郎ではないですけどね(笑)

またこのパターンの特徴として

「自分の人生というより他人の人生を生きている」

そんなイメージがわかりやすいかもしれません。

自分の人生というより他人の人生を生きているわけですから・・・

「自分の意見を伝えられない」
「自分で自分のことがわからない」
「NOと言えない」

こんなことが考えられます。

このパターンに陥ってしまっている方は、子どもの頃の親子関係との関わりが問題になっていることがほとんどです。

これは相当ストレスが溜まり、ときにはうつ病になってしまうこともあるくらいです。

しかし、意外とこういった方が周りから嫌われてしまいコミュニケーションが上手く取れなくなってしまうことが多いのも現実です。

それにはちゃんとした理由がありますが、このカテゴリの記事を読み進めるにことで明らかになっていくでしょう。

 

人の視線が怖い

カウンセリングセラピーをしていて、対人恐怖症の中で最も多いのがこの人の視線を気にし過ぎるという悩みです。

人間誰でもが多かれ少なかれ人の視線は気になるものです。

もしまったく気にならなければ、男性はヒゲが伸び放題で髪型はぼさぼさ、風呂に入らない等、女性はお肌のケアはしない、ムダ毛の処理はしない、洋服にはそれほど興味が無くなってしまうかもしれません。

反対に若さを保ちたい、カッコよくみられたい、可愛い服を着たい、清潔感が大切、身だしなみが大切と思うことは、他人の目を気にしているからだと思いませんか?

しかし、それくらいだったら一般的に思っていることです。

ところが視線恐怖症の方たちは、人の視線が怖いという一種の恐怖症といった恐れを持ってしまっているので、人の視線を過剰なまでに気にしてしまうのです。

その人の視線が気になり過ぎる方の特徴として

「人からどう想われているのだろう」
「人から変に想われたくない」

といった価値観を持たれている方が多いと私は感じています。

こういった価値観を強く持ってしまうと電車に乗る、ゴミを捨てに行く、病院に行く、外食に行く、近所付き合いなどをスムーズに行うことが困難になってくることもあります。

このように何げない日常生活の中でもストレスを避けられない状況になってしまいます。

▼人の視線が気になりすぎることでお悩みの方は以下の記事を参考にすることもできます。

視線恐怖症を根本的に克服するには

 

いじめ後遺症とトラウマ

このパターンは人からのいじめや嫌がらせを受けたことによって、心に大きなダメージを負ってしまった人たちです。

酷すぎるパワハラ、セクハラ、モラハラ、などですね。

ときには実の母親から幼少期に酷い目に合されて心の傷を持たれている方も少なくありません。

いじめによるトラウマは非常に大きなダメージを心に負ってしまいます。

ときにはそのダメージの傷が癒えることなく一生涯に渡って悪影響を与えてしまうこともあるくらいです。

犬が人間にいじめられ続けられたらどうなるかは想像できますよね?

人間が近づくと自らの身を守るために威嚇し攻撃をしてきます。

それは自らの身を守るためですよね。

そしてその犬はいくら人間が優しい気持ちで接したとしてもなかなか心を開いてくれません・・・。

それくらい人間に対して恐怖心を植え付けられてしまったのです。

人間=酷いことをしてくる

これが人間になるとどういったパターンが多くなるかというと???

人が人に酷いことをされると当たり前ですけど人間に対して恐怖心を抱きます。

その恐怖心が強くなってくると以下の症状となって表れることがあります。

「人が居るだけで息苦しくなり、震えたり動悸がしたり、極度に緊張する」

こうなってくると電車に乗ることも、買い物に行くことも、人と何げない会話をすることも避けて生活をしたくなるものです。

ディズニーランドで楽しもうと思ってもこれでは楽しむどころか、大きなストレスを感じてしまいまったく楽しむことができませんよね。

ですから、これくらい日常生活までも支障をきたしてしまうのです。

▼社交不安障害(対人恐怖症)の症状は過去のトラウマとつながていることが多いので是非、以下の記事を参考にしてみてください。

トラウマについてわかりやすく解説

 

社交不安障害(対人恐怖症)のカウンセリング効果

対人恐怖症で悩まれていない方は考えられないかもしれませんが、この対人恐怖症の症状をたった4つご紹介しただけでどれだけ日常生活に悪影響を与えているのかをご理解されたと思います。

やはりこの地球で人生を楽しむためには対人恐怖症を克服していくことはすごく大切なことだと誰でもがお気づきになられましたね。

ではカウンセリングやセラピーでどれくらいの効果があるのか?

ズバリ言います!

社交不安障害(対人恐怖症)を克服していくためにはカウンセリングだけでは非常に難しいです。

心のオペが必要になってきます。

この症状の90%以上の方は、心の中にある人間に対しての何かしらの恐怖心がすり込まれています。

その恐怖心をカウンセリングで見つけ出して、心のオペを的確に行っていくことにより、その恐怖心を取り除くことができます。

このようにカウンセリングで原因を見つけ出すことは可能ですが、その処置ができません。

人に対しての恐怖心は人それぞれ違いますので、それに合わせて心のオペを行っていく必要があると私は考えています。

そうすることにより、より的確に効果的な心のオペが可能になります。

この「対人恐怖症を克服するためのポイント」のカテゴリでは、私が心のオペを行ってきた対人恐怖症の事例を書いていきますので、この悩みを克服していくための参考にしていただければ嬉しいです。


関連記事

対人恐怖症になってしまった根本的な原因や克服していくために必要なことまで要点をまとめて書いた記事ですので参考にしてみるといいですね。

社交不安障害(対人恐怖症)克服のための専門ページ

 

 

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記事の担当者

この記事は代表の杉田義晴が長年のカウンセリング・セラピー経験と実績を元にして書いています。
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